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目指せ!留学先の人気者

こんにちは!GCSの小川です。
渡航規制も一部緩和され始め、留学に行ったり日本で留学生と関わったりできる機会がようやく増えてくるかもしれませんね。そんなとき、多くの学生の前にそびえ立つのが「友達づくり」の壁です。

友達ができないのは言語のせいだと思ってる人、結構いませんか?実は英語がペラペラな日本人学生でも「海外学生の話についていけない」「みんながなんで笑っているのか分からない」というのはよくある悩み。ましてや、留学のスタート時期は話すきっかけを見つけることさえ至難の技。一方で、自分のドイツでの留学経験を振り返ると、あまり英語が達者じゃなくてもいつも友達に囲まれている欧米人留学生をたくさん見てきました。この差は一体何なのか。

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それはズバリ、共通の話題の豊富さ。欧米圏ではそもそも文化的共通点が多い上、比較的英語の普及率も高いことから、若者に人気のファッションから流行りの音楽、時事ネタまで大体どこの国に行っても似たりよったり。話のとっかかりが山のように転がっています。打って変わって我らが日本人は、そうした事前知識もないまま真っ向勝負を挑まなければならず、圧倒的ディスアドバンテージを背負っていいるのです。そう、実は英語を学ぶだけでなく、海外の若者文化を知っておくことが留学生活を謳歌するための大きな近道となるのです。

そこで今回の記事では、欧米留学界のみちょぱこと、この私が海外の最新トレンドをいち早く取り入れ、Z世代の荒波を生き抜く術を授けます!この記事を読み終わった頃には、あなたも薔薇色の留学生活を送れるはず!?

※今回の記事は主に欧米での留学や友人作りに役立つ情報となっています!他の地域のことを知りたい人は記事最後で紹介する留学カウンセリングを利用してみてください!友達を通り越して彼女を作ってしまいたいと思っている人は、過去に「台湾デートで気になる"あの子"を落とす方法」(台湾限定)という記事を出しているので要チェック!!

日頃の情報収集を侮るなかれ!

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まず注目していただきたいのが、筆者がつい先程書いた「欧米留学界のみちょぱ」という小ネタ。海外から来た留学生のつもりでもう一度読んでみてください。いくら日本語が上手だとしても意味を理解するのにとても苦労しそうです。というのも、このネタは「池田美優というモデルが『みちょぱ』と呼ばれており、ファッションリーダーとして日本の若者にカリスマ的人気を誇っている」という共通認識があって初めて理解してもらえるからです。つまり、相手の話で笑えるかどうかは言語以前の問題だということがよく分かります。(日本語ができるのに筆者のネタで笑えなかった人は、こうした共通認識がない可能性があるので注意してください。決してネタがつまらないからではありません。)

これがまさに留学先で話についていけない最大の理由。先述したように、欧米の文化圏では各国共通の常識やトレンドが存在しているのですが、日本ではその多くが共有されていません。なぜなら海外の情報(主に英語)がそのままの状態でダイレクトに流入することがほとんどないからです。ならば、海外のメディアで直接情報収集してしまえば良いのです!

欧米学生の会話で頻出する話題カテゴリーは「政治」「芸能人ゴシップ」「若者のトレンド」。これらのトピックについて、海外メディアを使い日々チェックしておきましょう。まずおすすめなのが、YoutubeやTwitterでセレブレティや海外マスメディア(New York TimesやBBC、Associated Pressなど)をフォローするという方法。手軽な上、ダイレクトな情報がリアルタイムで入手できちゃいます。

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こんなことは既にやってるという上級者の方達に今回イチオシしたいのが「Reddit」というSNS(PC、スマホアプリ両方あります)。こちらは、英語圏の若者に大人気の投稿型ソーシャルメディア。ありとあらゆるトピックに関してスレッドが立てられており、その中で自由に投稿・コメントできるようになっています。このSNSの良い点は人気の投稿やコメントを通して、欧米のZ世代が考えていることを直輸入できること。オタク文化などもよく取り上げられることがあり、日本が海外からどうみられているのか知れるのも興味深い点です。また、「News」や「Popular」というページもあって、トレンドになっているトピックを手軽にチェックすることができます!

これらの方法を使って普段から若者のトレンド情報を入手しておくと、5割増くらいで友人の言っていることが分かるようになるので、是非お試しあれ!

人脈を広げたくば「SnapChat」を入れるべし

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欧米の若者が使っているSNSには絶対的な三大巨頭が存在します。最初の二つは皆さんもよくご存知の「Instagram」と「TikTok」。それでは3つ目はなんなのでしょうか?実は「SnapChat」なんです!欧米ではほぼ100%の学生がインストールしていると言っても過言ではありません。あまり日本では流行っていないので初めて聞いた人もいると思います。SnapChatは、写真をユーザー同士で送信し合うことをメインの機能としたSNSです。ふとした瞬間にその場の風景や自撮りを撮影して、「勉強疲れたー」とか「今カフェいる!」みたいなゆるめのメッセージと共に友達に送るのが一般的な使い方。もちろん他のSNSと同様にテキストでのメッセージやビデオ通話、ストーリーなどの機能も存在します。

SnapChatの最大の特徴は送信した写真が一回しか見れないこと。友達の投稿を確認したら自動的にチャットから削除されるんです。(もちろん保存すると後からみれるのですが相手に通知がいきます!)最初はすごく不便な機能に思うかもしれませんが、実はこれがSnapChatの人気の秘密。どうせすぐに見れなくなるので、本当にしょーもないことでも気軽に写真を送れちゃうんです。インスタとかラインのときって、結構面白い写真じゃないと送るときにプレッシャー感じますよね。さらに、何枚写真を送っても通知は一つにまとめられるので、相手を煩わせることもありません。どうでもいいことを日頃から共有できると、友達との関係がより深まったように感じます!

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もう一つの特徴がフィルターとスタンプの充実度。こちらに上がっている写真も筆者がSnapChatの機能を使って自撮りしたものです。写真を送り合うのをメインにしたSNSというだけあって、膨大なフィルターが公開されており、エフェクトのぶっ飛び方も他のSNSに比べ群を抜いています。スタンプは自分の顔を取り込んだオリジナルのものを作ることができ、これだけでも結構遊べるんです。こうした機能を使いながらふざけて撮った写真も、履歴に残らないので気にせず送り合えちゃいます!(筆者は一生オンライン上に残り続けるという覚悟で、身を削ってこのページに写真をあげております...)

皆さんも海外で友達を見つけたときには一言「SnapChat持ってる?」と声をかけてみましょう。距離がグッと縮まるはずです!

謎の文化「Meme(ミーム)」を攻略しよう!

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欧米の若者と交流を持つと絶対に避けては通れないのが「Meme(ミーム)」文化。日本でも言葉自体は浸透してきています。MemeとはSNSなどでバズっている動画や画像のことです。そのほとんどに短めのテキストが付け足されており、文字と画像でジョークを構成しています。日本でいう「写真で一言」みたいな感じでしょうか。欧米の若者たちはインスタや先ほど紹介したRedditなどで日々Memeの鑑賞に勤しんでおり、友達と見せあったりお気に入りのものをSNSに投稿したりしています。こうした好きなMemeの見せ合いは、コミュニケーションのきっかけになるだけでなく、自分のジョークセンスの誇示や互いの笑いのツボのマッチ度を測る行為でもあり結構重要なんです。日本でも「これ面白くない?」ってお気に入りの画像見せるときはえもいわれぬ緊張が走りますよね...

海外に行く前にMemeを学んでおく理由は二つあります。一つ目は、話のきっかけを作ったり友達との会話についていけるようになるため。二つ目は、ズバリ欧米ジョークの感覚を鍛えるためです。ご存知の通り、欧米の笑いは皮肉っぽく謎かけ的要素もあるので日本人には本当に分かりにくい!Memeで出てくるジョークも同様で、政治ネタや時事ネタの背景知識を要するものや、何回か読んで「なるほど!」となるものばかり。つまり、Memeさえ攻略してしまえば、友達との会話で出てくるようなジョークなんてなんともなくなるのです!と言葉では言っても何が何だかよくわからないと思うので、実際のMemeを見てみましょう。まずはレベル1から!

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こちらは日本人でも共感しやすいジョークになっています。パソコンからアップデートの通知があると、めんどくさくてつい毎回「明日リマインドする」をクリックして何日も後回しにしてしまいがちですよね。そんなパソコンの要求からなんとか逃れようとする様子を、守備から必死に逃げるランナーにかけているわけですね!こういう日々の「あるある」ネタはMemeの中でも定番です。次も日常のあるあるネタから。

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こちらはMemeの前提知識がないと少し難しいかも知れません。Memeの頻出パターンの一つで、台本のように「(人or物):(セリフor行動)」という表示形式を使って人や物の会話・やりとりを表すことがあります。今回はその発展版。「Nobody(又はNoone):(空白)」は誰も何も言っていない/望んでいない様子を表します。つまり「誰得?」的な状況です。そして次に来ているのが「Gasolin when water falls on it(水がかかったときのガソリン)」。もう分かりましたか?このMemeはガソリンスタンドなどでよく見かける、こぼれたガソリンが無駄に綺麗な虹色の輝きを放っている様子を、メタリックレインボー柄の服を着るチャーミングな男性の写真を用いてコミカルに表現したものとなっております。続いてかわいいMemeを一つ。

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こちらは「ベイビーヨーダ」というスターウォーズシリーズのキャラクターを使ったMeme。去年の後半頃から、そのあまりの可愛さにMeme界で大ブームを巻き起こしました。「Me sitting with adults discussing about life be like」を直訳すると「人生について語り合う大人たちに混ざって座っている私」と言った感じ。小さい頃ってちょっと背伸びして大人の会話を分かってるフリしたくなりますよね。ベイビーヨーダブームについて事前学習をしたところで本日最難関のMemeをご紹介します!

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解説がなくてもこのMemeを笑えるようになると、あなたもMeme上級者です!まず、このMemeを理解するのに必要なのは、ベイビーヨーダが去年ブームになったという時事ネタ。つまり元祖ヨーダはかつての自分の人気を子供の新キャラに奪われて嫉妬にかられ、「I am your father(わしがお前の父親なのじゃぞ)」と往生際の悪い負け惜しみを吐いているのです。これに対してベイビーヨーダからの痛烈な一撃「OK boomer」が放たれます。"Ok boomer"も最近バズったワードの一つ。"Boomer"とは戦後〜1960年台に生まれたベビーブーム世代のことを指し、比較的保守的な傾向があります。"Ok boomer"はこうした頭の硬い大人たちを、リベラル色の強いミレニアム世代、Z世代の若者たちが揶揄するときに使われるスラングで、「年寄りは黙ってて!」みたいなニュアンスの言葉です。そう、実はこのMemeは昨今の若者と既得権益層の争いを、ベイビーヨーダと元祖ヨーダの対立にかけて風刺しているんです。スラングから時事ネタ、政治まで巧みに織り込んだMemeの醍醐味を味わっていただけたでしょうか?

今説明したように、Meme文化の前提知識がないと分からないMemeもたくさん存在しています(過去に流行ったMemeをイジってる物など)。そんなときにおすすめなのが、こちらの「Know Your Meme」というサイト。トレンドのMemeや過去に流行ったMemeについて詳しく解説されており、事前知識や社会情勢をコツコツ学べます。こうやって最先端のMemeトレンドを使いこなせれば、留学先で笑える時間も10倍に増えるはず!

最後に

いかがでしたでしょうか?最後まで読んでくださった方々には、きっと華やかな留学ライフが待っていることでしょう。実はまだまだ書きたいTipsがたくさんあるのですが、自撮りアップのせいで尺を食ってしましました... 第二弾乞うご期待!

また初めにも紹介したように、GCSでは留学カウンセリングを提供しています。交換留学への応募や、留学先の生活、今回のように現地で友達を作る方法まで幅広いお悩み相談を受けてつけています。GCS公式ラインアカウントからお申し込みできるので、気軽に利用していてください!まだGCS公式アカウントを友達登録していないという方は、以下のQRからお願いします!

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GCS 小川

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