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GCRMを始めようと思った理由(その2)

こんにちは。GCRMパートナーズ代表 杉山佳代子です。
『 GCRMを始めようと思った理由 (その1) 』から続きます。

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生まれて初めて受けた TOEIC が400点台だった新人SEは、紆余曲折を経て、英語を自分の「武器」の1つとして使いながら、現在も人材育成業界でそのキャリアを続けています。

GCRM が、何らかの形で、企業のグローバル化のお手伝いをさせていただきたい、という創業時の想いは今も変わりませんが、提供するサービスの内容は時代に応じて変化しています。

テクノロジーと語学

私たちが GCRM を始めた12年前と今では、最も大きな違いは語学学習におけるテクノロジーの進展です!

まず、「オンライン英会話」が世の中に普及したことにより、英語のレッスンは、以前とは比べ物にならないくらい安価に、そして、簡単に受講することができるようになりました。
好きな時間に、好きな場所でレッスンを受けることができることで、忙しいビジネスパーソンが英語を学ぶための自由度は、格段に高くなりました。

また、DeepL や ChatGPT などのツールを上手く活用することで、英語や、その他の外国語に関する仕事の実務的な負荷も、かなり軽減されました。
大量の英文も、翻訳ツールにかけてざっくりと日本語で内容を把握できれば、理解は早い。英文メールも、ゼロから自分で書く必要はほとんどなくなりました。
日本語で書いたメール文を各種翻訳ツールに読み込ませれば、数秒後には、完璧な英文メールに変換されます。
さらに AI を活用すれば、カジュアルな英語から、ビジネス向けの固い表現のメールまで、書き英語のレベルも、いかようにも調整が可能!

あと数年後には、AI の発展により、オンラインの会議室で、自分が日本語で話した内容が、相手の言語に自動的に変換され、お互いに何のストレスもなく母語で自然なコミュニケーションを取ることができるようになるのかもしれません。

提供サービスの変化

そんな変化に伴い、私たち GCRM のサービスも、10年前の英語学習そのもののコンサルテーションや単純な翻訳サービスから、「ではこれらのツールを効果的に使って、いかにグローバルで成果を出すことができるのか」という観点でのサービスに緩やかに移行しています。

英文メールを例に取れば、AI は英文メールをいくらでも翻訳、量産してはくれますが、それが必ずしも正しいとは限りません。そのトーンやボキャブラリーは、最終的には、そのメールの送り主が判断しなければなりません。
それに伴い、GCRM も、「英文メール」の書き方そのもののプログラムではなく、むしろ英語を使う場合のニュアンス、そのコツをお伝えするような英文Eメールのプログラムに移行しています。
さらに、ツールをうまく活用することで、英語を使うこと自体のハードルが下がれば、むしろ異文化に対する理解やコミュニケーションの取り方が、より重要になっていくのではないかとも考えています。

私たち GCRM が提供していた翻訳サービスは、元々、単純な英語→日本語、日本語→英語の翻訳ではなく、できるだけ、その文章を読む人にわかりやすい、業界に適した翻訳文を提供することを特徴としていました。
しかし、ツールを使って、容易に下訳ができるようになった昨今では、より一層、そのカスタマイズ部分のニーズが増加していることを実感します。

このように、テクノロジーの発展により、グローバルコミュニケーションの方法論が多少変化しても、本質的に重要なことには大きな違いはなく、むしろ、単純作業はAIに任せることで、「意思決定」の重要性はさらに増しているのが現状ではないでしょうか?

GCRMを始めようと思った理由  (その3) 』に続きます。

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