ステージって??(第7回)
箱物とか音物とか、いうのかなあ
芝居小屋とライブハウスでは、照明の組み方はちょいと違う。
赤い照明1つにしても
ステージを赤に染める照明(見せる照明)
赤く色づくイルミネーション的な照明(見える照明)
赤い色に意味を持たせた照明(魅せる照明)
同じ赤い照明でもこんな種類があるととらえてる。
ま、勝手に私が分類している。
芝居小屋だと「影をなるべく消す」
ライブハウスだと「イルミネーション系を増やす」
役者や演出が「光なんてついてりゃ良い、音なんて何でも良い」という。それはこの辺がわかってないんだよね。
「役者の力だけでソコをステージにしたい」
それは大いに賛成だ。
だが、お手伝い程度と考えてもらっては困る。
逆に言えば、照明ならたった2個。音響なら、小さなミキサーとスピーカー2つで、その場所を、何の苦労も無く、役者の力量すら要らずに、ステージに仕上げられる。素人カラオケ大会すら出来ちゃうわけ。
役者は、客だ。
ほら、嫌な感じになるでしょ?
でも、これは現に言われたことだからね。
少なくとも、お手伝いではなく、客でもなく「ステージを作る共犯者」としてありたいんだよなあ、私は。
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