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【自分に必要なのはどんな住まいなのだろう】

1.住まいの選択肢

持ち家か借家かという選択に始まって、一人住まいか二人住まいか三人以上の家族のための住まいなのか、二人は兄弟なのかパートナーなのか夫婦なのかそれ以外なのか、そこに何年住むつもりなのか、住まいに求める第一条件は機能なのか安らぎなのか、人それぞれに思いは異なります。時が経過すれば同居人の数は変化します。住まいに求める条件も変わるでしょう。短期間に条件が変化しそうなら、借家を選択するのが良いのでしょうが、そこに長期間住み続けるのなら、経済性で持ち家が勝ります。

2.借家の形態

木賃アパート、賃貸マンション、貸戸建住宅、シェアハウス、公営住宅、社宅、寮、レジデンシャルホテル、老人ホーム、ウイークリーマンションなど、様々な借家の形態がありますが、老人ホームは別として、借家は持ち家までの仮住まいです。賃料は消費されて消えてゆく出費なので、賃料を低く抑えるために、借家には住まいとして必要最低限の機能性が求められます。シェアハウスはそんな要求から生まれた形態なのでしょう。借家には様々な賃借人が、次々と入れ替わって住むのですから、自分仕様の部屋にすることはできません。借家の契約期間は通常2年なので、選択に失敗しても被害は僅かです。

3.持ち家の条件

住宅ローンを借りて持ち家を買うと、ローンの返済期間は35年です。結婚を機に30歳で買うと65歳まで、子供の成長を機に45歳で買うと完済上限年齢の80歳までです。その35年間に家族が増えて夫婦と子供二人か三人で暮らす家は少なくとも70㎡(3LDK)は必要でしょう。東京都心の新築マンションは1㎡当たり200万円なので1億4,000万円必要です。管理費等を含めると月額約40万円以上が必要です。フルリノベ済みの中古マンションは1㎡当たり120万円なので8,200万円で、管理費等を含めると月額約25万円以上を払い続けます。選択は慎重にしなくてはなりません。ちなみに、賃貸なら1㎡4,000円程度なので賃料は約28万円です。

4.持ち家をあきらめない

不動産の価格が上がり続ける中で、限られた予算で最適な住まいを選ぶのは簡単ではありませんが、工夫次第でまだ買えます。旧耐震のフルリノベ済みの中古マンションは都心でも1㎡当たり80万円です。70㎡でも5,600万円で、50㎡(2LDK)なら4,000万円です。周辺5区なら1㎡当たり60万円~70万円なので、50㎡なら3,000万円~3,500万円です。旧耐震の建物は全て危険なわけではありません。築後50年でもきちんと施工されて、しっかりと管理されている物件ならば、まだ70年は十分に使えます。35年の住宅ローンの返済月額は50㎡で約8万円、70㎡で約11万円です。

5.住まいは早く買いましょう

25歳までに200万円貯めて、都心のフルリノベの旧耐震の30㎡の中古マンションを2,400万円で手に入れておきましょう。35年の住宅ローンの支払い月額は64,000円です。管理費・修繕積立金が月額12,000円、固定資産税・都市計画税が月額1,000円として、合計77,000円ですが、60歳からの住居費は13,000円です。60歳まで未婚の男性が30%の独居時代ですが、都心なら高齢者でも仕事があります。お一人様か仲良しの二人ならその部屋で生涯安心して暮らせます。家族が増えて広い家を買うときは、また住宅ローンを借りてその家を貸せば、家賃が次の住宅ローンを払ってくれ

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