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noteでIR通信はじめます

はじめまして。
グラッドキューブ(証券コード:9561)IR担当の財部(たからべ)です。
株主や投資家のみなさまに向けて、コミュニケーション向上の一環として2023年3月より月に2本ほど、noteでも発信していくことにいたしました。
初回はまず、当社の事業についてお伝えいたします。
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

事業について

・SaaS事業

グラッドキューブの事業は3つあります。長くなってしまうので、今回はSaaS事業とマーケティングソリューション事業の2つをご紹介させてください。

グラッドキューブの主要事業


「SaaS事業」では、サイトをテストするためのツール、「SiTest(サイテスト)」というプロダクトを開発し提供しています。
一般的には通販じゃないからサイトの最適化なんて必要ないよって思う方もいるかもしれません。
しかし企業において「会社の顔」となり「営業マン」でもあるウェブサイトは、ユーザーに見てもらいたい情報がきちんと届いているか、使い勝手が悪くないかなど、ボトルネックを見つけて改善していくことが必要です。人間が研修やOJTで学び、よりよいビジネスマンになっていくことを想像するとわかりやすいかもしれません。

SiTestで何ができるのか?
まずサイト上のユーザー行動をヒートマップ機能で確認し、閲覧されたい情報がきちんと見られているか、どこまでスクロールされているか、誤クリックを生んでいないかなど詳細に分析してボトルネックを見つけます。

SiTest機能の一部を抜粋

仮説検証を立てたらゴール設定をしてA/B テスト(ユーザビリティテスト)を実装します。一般的にはこのA/B テストを行うために、費用をかけて複数のウェブサイトを制作し、数週間かけてテストを実施しますがSiTestの管理画面からであれば、費用をかけずにテストを実施することができます。

さらに通販サイトで「カゴ落ち」の課題をクリアする、あるいは会員登録の入力フォームで完了率を上げるためにEFO(エントリーフォーム最適化)もSiTest管理画面から実施できるため、フォームで何が問題になっているかを把握し改善につなげることが可能です。

A/B テストなどその他の機能

SiTestは他のツールと何が違うのか?
サイト解析、改善には大きく分けて上記のような一連の流れが必要ですが、SiTestにはこれらの機能がオールインワンで搭載されています。競合として比較される企業はヒートマップ単体で提供されているなど、違いがあります。
マーケターにとって必要な機能がオールインワンになっているためランニングコストやラーニングコストを削減して一貫した解析・改善ができる、これがSiTest最大の強みです。

なぜSiTestを開発したのか?
グラッドキューブは創業当初、ネット広告代理店として実績を積んできました。お客様の広告費を預かり出稿している中で、効果を最大化させるためには何が必要か考え、辿りついたのが広告の着地するウェブサイトの改善です。
開発に着手した当初は、現在ほどサイト解析ツールが出回っておらず、それなら自分たちが必要とする機能を網羅した使い勝手の良いツールを開発しよう、となったのがきっかけでした。
「サイトをテストする」ことの重要性にいち早く気づいたからこそ、オールインワンツールのSiTestが生まれたのです。

・マーケティングソリューション事業

前述にあるように、グラッドキューブはマーケティングソリューション事業から始まりました。
2007年に代表取締役CEOの金島が創業してからひとりで事業を行っていましたが2011年に最初の従業員2名が入社します。
そして2011年10月、たった3人で「Google ExcellenPerformer Award」の受賞を果たしました。
これにより徐々にお客様も増え、採用活動も順調にいき組織が拡大していきます。どうやって3人で受賞できたのかは、またいつかの機会にお伝えさせてください。

SaaS事業とのシナジー
2013年にSiTest ベータ版をローンチしてから、徐々に機能が拡充されてくるといよいよネット広告とのシナジー効果が発揮されるようになってきました。
広告代理店の立場では、広告費用を多くもらうほうが手数料も増えるため有り難いことは間違いありません。
とはいえ、広告主からすればできるだけ広告予算を抑えて最大の効果を得たいものです。

グラッドキューブは徹底的に顧客志向で寄り添うことがモットーです。SiTestを用いて広告の成果も向上させ、最終的には広告費用を抑えてお客様の売上利益を追求しようじゃないか、と事業部が連携を強化するようになりました。

顧客の成長を一番に考える、これが成功した代表的な事例として、2018年にGoogle Premiere Partner Awardで「顧客成長部門」の1位を受賞しています。SiTestと広告のシナジーを効かせたことが評価されました。

このシナジー効果をKPIとし、事業計画及び成長可能性に関する事項決算補足説明資料で「クロスセル売上比率」を開示しています。2023年2月14日に発表した2022年12月期通期決算では、過去最高の43.8%をマークいたしました。

クロスセル売上比率計算方法

2022年7月にローンチした新プロダクトのサイトスピード改善ツール「FasTest(ファーステスト)」も今期からプロモーションを強化していきますので、これまで以上にクロスセル売上比率を上げていけるよう尽力してまいります。

次号に向けて
グラッドキューブは主要事業が3つあります。上場後は投資家のみなさまから様々なご質問をいただいてきました。
SaaS事業は「ああ、よくあるSaaSね」と片付けられてしまうこともあり、なぜグラッドキューブがSaaS事業をしているのか、他事業とどんなシナジー効果を生んでいるのか、どうやってお客様に貢献しているのかを知っていただきたいと個人的に思っていたところ、IR仲間から声をかけてもらい「noteでIR」をはじめた次第です。
拙い発信ではありますが、当社の理解を深めていただきたくnoteをはじめました。ぜひ次号もご一読いただけましたら幸いです。


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