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ここだけの話『 当社の営業利益率が高い訳 』

こんにちは。グラッドキューブ(証券コード:9561)経営企画部 IR担当の太田です。

決算イベントも無事通過し、現在グラッドキューブ社内はビックイベントの株主総会の準備に日々翻弄しております。

さて、今回皆様にお話ししたいことは、グラッドキューブの営業利益率が高い理由について、お伝えしたいと考えております。

今回は、2023年度の実績をもとにお話しいたしますので、事業セグメントの変更前の事業名を使って説明させていただきます。  

FY23通期決算営業利益率

上記の図は、2023年度12月期の営業利益率となります。
SaaS事業については、営業利益率が50.6%、マーケティングソリューション事業についても、47.1%と高く推移しております。

ちなみに、1年前の2022年12月期は、SaaS事業は60.8%マーケティングソリューション事業は59.7%とさらに高く推移しておりましたが、2023年12月期は、成長基盤の強化を目的とした人的投資(増員及び平均15%のベースアップ)などをしたことから、2022年12月期に比べ営業利益率は下がっているという事が大きな理由となります。

このように積極投資をしても、営業利益率は高い水準にあることから各方面の多くの方々からご注目をいただいております。

前提としてお伝えしたいのは、下記の通り営業利益率の算出方法は一般的な方法をとっていることです。

上の図が示しているように、当社が属する業界全体の特性として営業利益率が高い訳ではありません。当社グラッドキューブが独自の経営方法をとっていること、役職員一人ひとりが努力しているから担保できているといえます。

それでは、もう少し詳しく営業利益率が高い理由について説明します。
まずはじめに、長年培ってきた「生産性の高いオペレーションを実現するためのノウハウや独自の教育体制」が整っていること、それらがマニュアル化され、研修でもインストールされること、さらにこれらのサイクルの品質が保たれるよう、常にブラッシュアップされ続けていることが成果の秘訣です。
これらのノウハウについては、先日(3月19日)公表した新たなサービス「リスキリングプログラム『リスナビ』」として、2024年4月1日より提供をしていく考えです。

次に「SaaS事業とマーケティングソリューション事業のリードシェアができており補完しあえている」ということが挙げられます。

上記のグラフは、クロスセル売上比率となります。
クロスセル比率は40%近い高水準を維持しており、営業活動コストを抑えて顧客単価アップに成功しております。

この事業間連携の方法についても、それぞれの事業のスタッフは標準化された業務オペレーションに基づいて業務をしているため、全体が事業連携を意識した動きができているからであります。
それだけではなく、事業部には成果が直結している評価制度が構築されていることも好循環を生んでいます。

最後に「創業時からのコンテンツマーケティング施策等でインバウンド受注ができており広告宣伝費を最小限に抑えられている」ということになります。
創業時から営業活動コストを抑えた方法により、インバウンド受注という顧客からの問い合わせで直接受注につなげており、非常に効率良くコストを抑えて売上をあげているところが高営業利益率につながっています。
つまり、これも創業時からのノウハウ蓄積から生まれた方法の一つであり、大変な営業活動をしなくても、顧客が自然とグラッドキューブに問い合わせて受注するスタイルが構築できているからであります。

このような理由により、結果としてお客さまへの支援に集中できる体制が構築されており高い営業利益率が実現できております。

現在、上記の図のようにグラッドキューブはSaaS事業およびマーケティングソリューション事業で得た利益を他の事業に効率よく投資を行っております。
また、この二つの事業で今まで蓄えた資源で更なる人的資本投資やM&Aなど、グラッドキューブの成長に向けた積極投資を続けてまいります。

SaaS事業およびマーケティングソリューション事業は統合し一つの事業となりましたが、上記図のようにまだまだ成長段階の事業であり、更なる高営業利益率事業への成長を期待しており、これらで得た資源を、新たにチャレンジしていこうと考えている領域へ投資してまいりたいと思います。

今期の利益は赤字を計画していますが、先般の決算説明で代表の金島が説明しました通り、投資を中止すれば、5億ほどの利益は生まれます。
グラッドキューブは、今後売上高を 100 億円、300 億円とのばしていき、時価総額 1,000 億円以上の企業になるために、赤字の計画となっても必要な投資は続けてまいります。

現在グラッドキューブは、M&A を含め積極的な投資ができる財務体質であるため、成長を加速させるため投資を続けてまいりたいと考えております。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
「ここだけの話『 当社の営業利益率が高い訳 』 」について、いかがでしたでしょうか。
引き続きグラッドキューブを応援していただきますよう、よろしくお願いいたします。

(ご留意事項)
本記事は、情報提供のみを目的として作成しており有価証券の販売の勧誘や購入を勧めるものではございません。