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ウィル キャン マスト

友人の上さんのハッピーテラスという会社に東北の経営者と共に見学に行ってきました。

上さんは僕と同い年で、学生時代に起業してその後たぶん30才前後で上場。同い年の経営者の中では妬みの対象でした(笑)

今から6年前、突如その上場会社の社長をやめて、ゼロから別法人でソーシャルな事を(社会起業家)やると聞きました。びっくり

さすが上さん、6年前にはじめた障碍者支援の施設事業が、すでに100施設を超えています。FCの募集をしているとのことでその話を聞きたい仲間を連れて、便乗学びをさせてもらいました。

今一番力を入れているのが、

大人の発達障害の就労支援

あまり認識してなかったです

つまり、発達障害は見過ごされたまま大人になる人が多いということ。

発達障害であることが、社会の中で多様性のひとつとして認知されていないので、本人が発達障害であることを受け入れるのに勇気が必要だという部分に特に課題を感じました。

ここは自己肯定感とセットでマイノリティの学びをやりたいなと思いました。知ることで救われる。(誰かマイノリティの講師いないかな。)

大人の発達障害(知りたい方はこちらから)

驚くべき事に、それまで自分が障害(なんか違う言葉ないのか)があることに気付かずに、生きづらさを感じていた人が上さんのところを卒業して就職した際の定着率は97%(記憶)

さて、大人になって、なにかおかしいと思って病院に行き、発達障害の診断を受けた人が上さんのところに来て、何を学び就労していくのでしょう?

不安に押し潰されそうになる彼らに何を伝えるのでしょう?

それがウィル、キャン、マストだという事です。

自分が発達障害であることを受け入れる。実はこれが一番土台になっていると思いました

社会に受け入れる準備がない事で同じ悩みを抱えている人がこんなにいる。

発達障害は今の社会では、「生かす事に工夫の必要な個性」なんだという、優しいというか当たり前の認識を自分の中に根づかせる事。
トランプ大統領も間違いなく発達障害だという。確かに工夫の必要な個性だ。分かりやすい。

その上で
ウィル、どうやっていきたいのか?
社会の中で個性をフィットさせるのに必要な技術を交えながら、自分がどうなりたいのか?を考えるきっかけを提供していました。

その後
キャン、自分はどんな強みを持っているのか?個性を持つ自分がどんなことを強みとして生きていけるのか?

最後に
マスト、社会と融合するには最低限守らなければならないことがある。それはなんなのか?

そして、多様性をうまく扱うことの出来ない私達や会社に向けて、自身の取扱い説明書を作り上げるのです。西野カナですね。

全てを通して教えるというより、一緒に考え、自分で気付いていくプロセスを大切にしていました。

このプロセスって、一般(もはや一般って言葉もナンセンスな気もするけど)の人でもできていない人がたくさんいます。

平均7ヶ月のこのプロセスを経ることで、抜群の定着率が実現しているのです。

みなさんは自分のウィル、キャン、マスト見えてますか?

とても勉強になりました。まさに多様性が学びに変わり、自分を振り替えるきっかけになる事を体験しました。

明らかに上場会社の社長の時より元気でイキイキしている上さん。良かったですね。みんな感動してたよ。


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