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【アーカイブ動画公開中】Tokyo-London Financial Seminar 2023 開催レポート 〈前編〉

皆さんこんにちは!
今回は、2月2日(木曜日)日本時間18時30分からロンドンにて開催した、Tokyo-London Financial Seminar 2023についてご紹介します。本日はその前編です!

2018年1月に始まった都とシティ・オブ・ロンドンとの共催による本セミナーは、両都市の連携の象徴として開催されており、今回で7回目となります。
今回のセミナーでは、小池知事やシティの長であるロードメイヤーをはじめ、日英政府や関係機関、企業等で活躍する方々にご登壇いただき、金融系外国企業の東京進出に向けた両都市の取組や、世界中から人や企業、資金を惹きつける「国際金融都市としての東京の魅力」について最新の情報を紹介しました。

セミナーの会場は、シティ・オブ・ロンドンを代表する歴史的建造物、マンションハウスです。
会場には、英国を拠点とする資産運用会社やフィンテック企業の幹部などが80名ほど集まりました。

主催者であるロードメイヤーと小池知事がともに入場

最初のプログラムは、第694代ロードメイヤー、ニコラス・ライオンズ氏による「開会挨拶・基調講演」です。

このマンションハウスで政務を執るロードメイヤーの挨拶で、セミナーがスタート

ロードメイヤーは、日本と英国の長年の友好関係について触れた後、その関係においてはビジネスが大きな役割を担っており、特に金融・専門サービス分野は、最も強い貿易関係の一つと言っても過言ではない、と述べました。また、このセミナーで、「国際金融都市・東京」の実現に向けて都とシティが更に緊密に連携していけるよう議論したい、とのコメントがありました。

続いて、東京都を代表し、小池知事が「主催者挨拶・基調講演」を行いました。

都がリードする国内ESG債市場の発展について紹介する小池知事

講演では、「『国際金融都市・東京』構想2.0」で掲げる「グリーン」「デジタル」「プレイヤー」に関するこれまでの都の取組のほか、脱炭素化に向けた蓄電池を主な投資対象とするファンドの創設など、2023年度から新たに開始する事業についても紹介しました。

主催者の講演が終わると、ゲストによる講演に移りました。
まず登壇したのは、前駐日英国大使ポール・マデン氏です。

現在は民間のビジネスアドバイザーとして活躍する前駐日大使の講演に、多くの参加者が注目しました

マデン氏は、2017年に都とシティが金融分野における交流・協力に関わる合意書を締結した時の駐日英国大使ですが、この2都市間だけでなく、日英包括的経済連携協定(日英EPA) にも関わったご経験から、金融サービスにおける日英協力について講演していただきました。

講演の二人目は、金融庁総合政策局総合政策課長高田秀樹氏です。

岸田総理による2022年5月のシティでの講演にも触れ、国際金融センター構想が日本政府にとって最重要課題と述べる高田氏

高田氏には、国際金融センターの実現に向けた日本政府の取組などについてご講演いただきました。ワンストップで、そして英語で行政サービスを提供する「拠点開設サポートオフィス」の紹介については、日本進出を検討する金融関係者が熱心に講演を聞いている様子が見られました。

以上、基調講演、ゲストによる講演の4セッションの模様をご紹介しました。

さて、ここまでセミナーでの発言の一部をご紹介しましたが、以下のURLから全編がご覧いただけます!是非ご視聴ください。

▼ 日本語通訳入り

▼ オリジナル音声


なお、小池知事の基調講演の内容は、「国際金融都市・東京」プロモーションビデオで構想の全体像を掴んでいただくと、よりわかりやすいかと思います。
一つは東京都がなぜ国際金融都市を目指すのかを説明した動画、

そしてもう一つは海外に向けて具体的に紹介した動画、

以上2種類をご用意しています!
海外向け動画のナレーションは英語ですが、日本語字幕が表示可能です。またそれぞれショートバージョンもありますので、是非ご覧ください。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
後編は、近日公開予定です。お楽しみに!!


(2023.3.6 追記)後編を公開しました!ぜひご覧ください。