ファンドの運営事業者が決まりました!
みなさん、こんにちは!
今回の記事ではファンドについて紹介します。
私たちは「『国際金融都市・東京』構想2.0」を打ち出し、「グリーン」と「デジタル」をキーワードに取組を進めています。
(以下のページで紹介しています。ぜひ、こちらも見てください!)
「グリーン」の「サステナブルエネルギーファンド」
「デジタル」の「フィンテック支援ファンド」
これらの先進的な取組にチャレンジする事業者のみなさまから、魅力的なご提案を応募していただき、このたび運営事業者が決定しましたので紹介します。
サステナブルエネルギーファンド
グリーンファイナンスの発展、脱炭素社会の構築に向けて、再生可能エネルギー発電所やクリーンエネルギー拠点等の整備を促進していくファンドです。
(ファンドの創設に向けて始動した時のことを書いた記事もあります。よろしければこちらもご覧ください!)
2者からご応募いただき、株式会社Looop 様を本ファンドの運営事業者として決定しました!
正確に表現すると、株式会社Looop 様が今後設立する合同会社が、本ファンドの無限責任組合員となります。
(※余談ですが、私はファンドの仕事を経験して初めて、ファンドを実質的に運営していく「無限責任組合員」という存在の大事さを実感しました。)
Looopは、再生可能エネルギーを「発電から供給まで」一貫して手掛ける世界的にも珍しい電力会社です。エネルギーフリー社会の実現を目指し、電力事業に捉われない新たな価値の創造にチャレンジし続けています。
(株式会社Looop ホームページより引用)
民間の出資を集める、事業への投資を行う、イグジットする(※EXIT=出口戦略のこと)などのファンド運営を令和19年まで行うため、今後長いお付き合いになります。
株式会社Looop 様と共に、脱炭素社会の実現に向けてチャレンジしていきます!
フィンテック支援ファンド
フィンテック産業の育成と革新的なサービス提供を通じた社会的課題の解決への貢献を目的としたファンドです。
(ファンド運営事業者の募集を開始した時の記事はこちらです↓)
3者からご応募いただき、株式会社FINOLAB 様を本ファンドの運営事業者として決定しました!
株式会社FINOLAB 様は、フィンテックのコミュニティ形成に向けたオフィス、イベントや交流の場等を提供する会員制のインキュベーション施設を大手町で運営している企業です。
バックオフィスやイノベーション人材育成、アクセラレーション等のサービスを提供していて、業界内でのネットワークにも強みがあります。
このようなノウハウを活かして、スタートアップを投資対象としたファンドの企画、運営を行っています。
今回、都のファンド運営事業者募集に対し、株式会社FINOLAB 様が令和2年9月に立ち上げたファンド「FINOLAB1号投資事業有限責任組合(ファンド規模5億円、存続期間10年)」が都からの2億円の出資を受け入れて、規模20億円以上を目指す提案がありました。
都はこの提案に基づき、株式会社FINOLAB 様と共同して、フィンテック企業を支援し、フィンテック産業の育成にチャレンジしていきます!
これまでのファンド事業の経緯
今回は「サステナブルエネルギーファンド」と「フィンテック支援ファンド」のご紹介しました。
私たちが所属する国際金融都市担当では、他にもファンド事業を所管しており、当時の社会課題への解決に向け取り組んできました。
例えば、東日本大震災後の電力安定供給についての課題解決に貢献するために、2012年度に「官民連携インフラファンド」事業をスタートしました。
2014年度には「官民連携再生可能エネルギーファンド」を創設し、再生可能エネルギーの広域的な普及拡大・都内での導入促進を図ってきました。
さらに、2019年度には、持続可能な国際社会づくりに貢献するESG投資の普及・促進等を目的とした「東京版ESGファンド」を創設しました。
これまでもファンドを使って社会課題の解決に取り組んできました。まもなく立ち上げる「サステナブルエネルギーファンド」、「フィンテック支援ファンド」にもご期待ください!