英国シティ ロード・メイヤーとの会談の模様をご紹介!
皆さんこんにちは!
今回のnoteでは、5/30に行った、シティ・オブ・ロンドンのロード・メイヤーと小池知事の会談の模様をご紹介します。
■ シティ・オブ・ロンドンとは?
いきなりですが、世界の金融街というと、皆さんはどの都市を思い浮かべますか? ロンドンやニューヨーク、という方が多いのではないでしょうか。
実はこの「ロンドンの金融街」というのは、この「シティ・オブ・ロンドン」というロンドンの一地区を指すことが一般的で、あの有名なセント・ポール大聖堂などがある、ロンドン中心部の約3㎢ほどの区域を言います。
この通称「シティ」の行政を担う長が、Lord Mayor(ロード・メイヤー)です。
その任期は1年で、今回来日したマイケル・マイネリ氏は、なんと695代! ロード・メイヤーは、中世から続く大変歴史のある役職です。
このシティと東京都は、2017年12月に「金融分野の交流・協力に関わる合意書(MoU)」を締結し、以来、両都市を訪問しての対面での意見交換や、グリーンファイナンスや資産運用、フィンテックの活性化等をテーマとしたセミナーの共催などを通じ、連携を深めてきました。
そしてこのたび、ロード・メイヤーの東京訪問に合わせ、都知事とロード・メイヤーが会談を行いました!
■ 会談の模様
小池知事は、これまでの都とシティの連携に感謝を述べた上で、日本政府が検討を進める「金融・資産運用特区」への都の提案など、「国際金融都市・東京」の実現に向けた取組を紹介しました。
また5/15、16の2日間にわたり都が開催し、4万人以上が参加したアジア最大級のグローバルスタートアップイベント、SusHi Tech Tokyo 2024 Global Startup Programについても言及しました。
そしてロード・メイヤーは、二国間の長年の連携に触れながら、「シティと都との合意書は非常に幅広く、先を見据えたものだ」との見解を示されました。
またこの日午前中に視察した、都のスタートアップの拠点施設、Tokyo Innovation Base(TIB)について、大変素晴らしく圧倒された、とコメントしました。
会談には、「国際金融都市・東京」の実現に向けて設立された官民連携プロモーション組織、FinCity.Tokyo(一般社団法人東京国際金融機構)の会長で、かつて日本銀行で副総裁を務めた 中曽 宏 氏 にも同席いただき、金融市場の現状や今後の展望などについて意見交換を行いました。
■ 会談を終えて
昨年6月に引き続き、今年も知事とロード・メイヤーの対面での会談が実現し、大変有意義な意見交換となりました。特に今回は、先月グランドオープンしたばかりのTokyo Innovation Base(TIB)をロード・メイヤー一行が視察されるなど、貴重な交流の機会となりました。
そして今年も、金融の活性化をテーマにした、東京都とシティの共催セミナーを予定しています。こうした取組を通じて両都市の連携を一層深め、共に世界をリードする国際金融都市を目指していきます!
このnoteでは、今後も都とシティの取組について発信していきます。是非ご注目ください!
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