効果的な読書のために実践している9つのこと
こんにちは。SNS領域プロダクトのプロダクトマネージャーをしている別所 (@gb_pdm)です。
この歳になってようやく読書習慣が身についてきたので、今回は自分が読書する際に実践している9つのことを紹介したいと思います。
ちなみに今年は16冊読み終えて、現在17冊目を読んでいる最中です。
この数が多いのか少ないのかわかりませんが過去の自分からするとかなり読めるようになってきたなという感じです。
前提
今回対象している本はいわいる「ビジネス書」です。娯楽のための読書ではなく仕事に役立てるために読書をしたいという人向けの内容になります。また「技術書」についても「ビジネス書」とはまた読み方が違うと思っていてここも対象外にしています。
1.目的をもって読む
シンプルですが結局ここが一番重要だと考えています。
「プロダクトマネジメントにおける機能の優先度判断ができないからヒントが欲しい」のように自分にとっての目的や課題感をなるべく明確にした状態で本を読むようにしています。
「自分はこの本から何を得たいのか?」を自問自答してから読み始めるだけで随分本の吸収率が上がる気がします。
2.アウトプット前提で読む
人はインプットよりもアウトプットすることで記憶が定着します。そもそも「ビジネス書」を読む動機は、現実世界に何らかの変化を起こしたくて読むことが多いと思うのでそうなるとアウトプットは必須になってきます。
ただアウトプットの重要性は理解しつつも中々アクションできない人も多いのではないでしょうか。自分もそうです。
そこで僕はアウトプットを何段階かに分け、小さなアウトプットから始めるようにしています。
人は最初に小さな行動を起こすと、その後少しずつハードルが上がっても受け入れやすい行動心理があるみたいです。
具体的には以下のようなステップでアウトプットの段階を設けています。
ステップ1:Twitterでの感想文ツイート
ステップ2:Notionで重点項目まとめ
ステップ3:社内メンバーへの説明・発表
ステップ4:社外メンバーへの説明・発表
ステップ1でのツイートの例
「ステップ3:社内メンバーへの説明・発表」については2週間に1度チーム内LT会というのをやっているのでそこで読んだ本の発表をしています。
「ステップ4:社外メンバーへの説明・発表」についてはプロダクト筋トレというコミュニティに参加していてそこで月1程度の頻度で発表させてもらっています。
3.関連する本をまとめて3冊読む
これは読みたい本が多いと中々実践が難しいのですが個人的にはおすすめです。
そのときの目的にあったカテゴリの本を3冊探してまとめて読みます。3冊集まるまでは積読の状態にしたりもします。実際に僕は「仮説検証」「グロースハック」「戦略・戦術」「インサイト発見」などのカテゴリで本を集めてまとめて読んでいました。
同じカテゴリの本を3冊続けて読むと共通した内容も出てきて反芻効果があるので記憶が定着しやすいです。また前後の本の内容と比較しながら読むことになるので自然と頭の中で整理ができてきます。
なぜ3冊かという深い理由はなく自分が1ヶ月で読めるペースが3冊程度だからです。
4.実践的なTODOを3つ出す
1冊の本を読み終わったら必ず行動可能なTODOを3つ出すようにしています。
ここで出すTODOは正しさや継続性はそこまで重要ではなく、TODOを常に意識して読書することでインプットをアウトプットに変換する習慣を身につけることが目的です。
「レバレッジリーディング」という本を読んだ時には以下のようなTODOを出しました。
・アイデアや自分の考えをその場で本にコメントする
・今後利用したい「データ」「格言」には線を引く
・読書前に制限時間を設ける
5.「目次」「はじめに」「おわりに」から読む
「目次」「はじめに」「おわりに」を最初に時間をかけて読むことで、本の「全体像」「要点」が把握できるので本の吸収効率が良くなります。
この方法を実践し始めて「この章は(自分にとって)重要じゃないな」という判断ができるようになりましたし、何より読書スピードが速くなりました。
6.強弱をつけて読む
当初僕は「全ての内容を正確に理解する」つもりで読書をしていました。
しかしいくら時間をかけて丁寧に読んでもすぐに内容を忘れてしまうのです。
理由は2つあって1つはインプットに時間をかけすぎて、アウトプットをしていなかったこと。
もう1つは全ての文章を同じ熱量で読んでいて読み方に強弱をつけていなかったことだと思っています。
今は「全ての内容を正確に理解する」という前提を捨て、「今の自分にとって有益な内容はどこか」という読み方にシフトしました。
その上でセンテンス単位で読書をするようにしています。基本は流し読みで重要に感じた部分だけスピードを落としてゆっくり読むようにしています。
こうすることで重要な点(重要だと感じた点)にフォーカスして読書することができ読書スピードも速くなりました。
7.線を引く
基本的に電子版の書籍で読書をすることが多いのですが、線はどんどん引きます。
色は3色を用途によって使い分けています。
後で要点をまとめる時は、アウトプットする際に、線が引いてあると整理しやすいです。
これ以上色が増えると管理が煩雑になるのでこの3色がしっくりきています。
8.既存の生活に読書時間を組み込む
読書するにあたって読書ための時間を既存の生活に新規追加したくありませんでした。そこで既存の生活の中で読書に置き換え可能な部分を探し読書時間を捻出しました。
・半身浴中は読書する
・移動時間は読書する
・行列に並んだ時は読書する
・布団に入って寝るまでは読書する
意外とこれだけでも毎日続けると読書時間が確保できています。
9.記録する
僕はストレングスファインダーでの第2位の資質が「収集心」です。
基本的になんでも集めるのが好きです。読書も例外ではなくこれまで読んだ本は感想や要点をまとめてNotionで管理しています。
Notionに読書データが溜まっていくのが楽しくて、もっともっと本を読んでいきたいという読書欲の良いエンジンになっています。
NotionではDB機能を利用して後で見返したい軸でいくつかビューを作成して管理しています。
- ステータス別ビュー
- ジャンル別ビュー
- 読了月別ビュー
最後に
いかがだったでしょうか。
人それぞれ違った読み方があるとは思いますがこの記事を読んで少しでも参考になった方がいれば幸いです。
今日紹介した方法も試行錯誤中なので引き続き自分に合った読書法を模索していきたいなと思っています。
以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
参考
今回書いた内容はほぼ全てこちらに載っている内容です。
とても参考になりました。
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