彼女と

僕が１つ学年が上がると同時に彼女は小学校の先生になっていた。

あまり連絡をすることもなかったが、彼女とたまたま駅で再会した。僕はとにかく会えたことが嬉しかった、彼女の顔を久々に見ることができて高揚した。多分めちゃくちゃ笑顔だったと思う。

高校に入学した。

入学当初から試合に出れる事、酷く突き指をして左手でシュートを打っていることも言った、テストはどういった所が出てくるだろうか聞いてみた、

彼女のプライベートとは程遠いメールのラリーが続いた。

もっと知りたい、けれど教えてくれない彼女。

僕はまだ先生と呼んでいた。

彼女と僕の距離はまだ遠い。