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女に暴力を振るうクズのほうがモテるって本当ですか?~統計に見るクズ男モテ論~


・Twitterで定期的に話題になる「暴力クズ男モテ論」について

皆さんはTwitterで「こんな暴力クズ男にも彼女がいるのになんで俺はモテないんだ……?」というつぶやきを見たことはないでしょうか。
つぶやきを見た、または自分がそう思った、という方は実際に少なくないと思います。

という訳で、統計を踏まえて”本当に暴力クズ男はモテるのか?”について考察していきたいと思います。

・そもそも暴力クズ男はそんなにいるのか

Twitterはどうしても少数の声がデカくなりがちなコンテンツなので、
暴力クズ男の話がよくされていても、実際に世間を見たら暴力を振るっている男なんてほとんどいないという事は余裕であり得ます。

という訳で、そこそこ実態に近くてソースとして信頼のおける、
内閣府のデータを確認してまいりました。

男女間の暴力における調査(内閣府男女共同参画局 2020年)

これによると、配偶者から身体的な暴力を受けたことがある女性が全体の17%、交際相手から暴力を受けたことがある女性が16.7%と、およそ全体の二割くらいの女性は旦那か彼氏に殴られているという事になります。

思ったより多いな????

しかしながら、逆説的に配偶者/交際相手のいる男性の八割は暴力を振るっていない、と考えてもおおよそ間違いではないでしょう。(※細かいことを言えば違いますが一旦置いといてください)

つまり、女性を殴るのは少数派なのです。
なので、最初の結論として、”女性を殴るクズのほうがモテるのか”という論争は、統計的に”モテない”と結論付けて良いと思います。

・統計に見る「ごめん俺が悪かったよ」と泣きながら謝るクズ男

男を殴るクズは殴らない真人間よりモテない。これはまあ正直わかりきっていたことだと思いますので、考察を続けたいと思います。
そもそも、内閣府の調査で”八割の男性が女性を殴ります”みたいな結果が出たら嫌すぎる。どんな世紀末だよ。

まず、先の検討で「女を殴る男は全体の二割と少数派」とわかりましたが、
それでも二割はいるというのが事実です。
忘れがちな事実ですが、そもそも暴力は犯罪です。

刑法208条:暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったときは、2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。

ちなみにこっから実際に傷害を与えれば15年以下の懲役または50万円の罰金ですね。ちゃんと前科もつくガチの犯罪です。

普通に考えて”犯罪者”とかいう最悪の条件の旦那/彼氏と別れようと思わないのか?という疑問もありましたが、きっちりそこも調査してくれていたようです。

調査によると、配偶者がいる女性の16.3%、交際相手がいる女性の59.8%が相手と別れたようです。

差が出た!

未回答も含むと曖昧ですが、実に配偶者がいる女性の70.8%、交際相手のいる女性の32.5%が別れなかったようです。

まず配偶者の場合ですが、これはシンプルに子供を盾に取られるケース。
当然ですが別れてしまえば子供は片親になり、今後の生活も不安になる事から、既婚子供アリの場合の暴力被害は対策も難しく深刻でしょう。

続いて交際相手、こちらは別れたらいいんじゃないの?と簡単に考えがちですが、そうはいかないのが暴力クズ男のすごいところ。
いわゆる有名な「ごめんなぁ、俺が悪かったよ、心を入れ替えるから許してくれよぉ」です。

酒を飲んで暴力を振るう翌日泣きながら謝る酒を飲んで暴力を振るう のループです。

結構これで絆されて許してしまう女性は多いのですが、よく考えてください。
そもそも暴力を振るう、というのは酒を飲んでるかどうとかに関わらず前述した通りにシンプルに犯罪です。

心を入れ替える、入れ替えないの以前に罰金または懲役刑です。
相手が何をしようがなんと言おうがブタ箱にぶちこんでやるのが社会のためです。

暴力、ダメ、ゼッタイ!

・何でこんな犯罪者野郎がモテるのか

そもそもの話、人々は”モテる”の概念をふんわり考えすぎなのではないかと思います。
暴力クズに彼女がいる=暴力クズがモテている、とは全く異なるものです。
逆を言えば、たまたま彼女ができてイキったインキャが暴力を振るっているケースも十分に考えられます。

しかしながらまあ、統計からみて女性の交際相手の2割程度の男性が暴力を振るっているのはまあ事実であり、認めたくはないですが実際に非モテオタクよりは恋愛市場として上位にいる事は確かでしょう。

非モテになくて暴力クズ男にあるもの、それはシンプルに”男らしさ”だと私は考察します。
もちろんこれは暴力を振るう部分ではなく、それ以外の要素です。
背が高い、力が強い、学歴が高い、年収が高い、行動力がある、性に奔放である。等…。
最近はジェンダー論等が大衆に浸透し、男性らしさ/女性らしさを排除することが推奨されていますがそれはそれとして男らしいほうが100%モテます。
ふわふわした世論の顔をした何かに踊らされないでください。

データとして女性の交際相手の最も多い身長差が「自分より20cm高い」という事もわかっており、モテと男らしさは切っても切り離せないものなのです。

幸福度と相関性はある?女性に聞く彼氏との身長差、理想は15cm、現実は20cm(@DIME 2019年)

世論に踊らされて男性らしさから降りようが、
結局女性が選ぶのは男らしい男なのです。

いわゆる”非モテ”と呼ばれる人は、”男らしさ”から遠いのではないでしょうか?
例えば背が低い、学歴が低い、貧弱である、年収が低い、経済的に自立していない。
他にも顔が整っているどうこうではなく、体型を気にしていない、ファッションも気にしていない。美容院を無駄遣いだと思っている。とか…。

あとは完全な偏見になりますが、
文化祭の時に積極的に意見を出さない、クラスの集まりに積極的に参加しない、授業と授業の間の休み時間ですら寝ようとする、恋愛は学業に関係ないとか言いつつバレンタインは期待だけしてソワソワはするけど特段行動はしていないので結局何もなくて「いや期待とかしてねぇしw」みたいな強がりだけして帰る、とか……。

いや、まあ流石に偏見が過ぎますね。
いくらなんでもこんなテンプレオタクは現代には存在しないでしょう。

・知りたくなかった結論

正直、なんとなくわかっていました。
こんな考察などしなくても、統計資料など見なくても、
何でクズ男に彼女がいるのかは、うすうす勘付いていました

とどのつまり
魅力的な真人間>>>男らしい暴力クズ男>>>何もない非モテの構図なのです。

嫌すぎる…。

なんで人間的魅力がないだけで暴力クズ男の下にランクインしなきゃいけないんだよ……。
暴力クズ男が非モテに勝ってるのなんて前科の数だけだろ!
まあ負け惜しみはこの辺にしておきましょう。悔しすぎて奥歯ガチガチ言ってます。

しかしながら、ちょっとした問題もあるのです。
皆さんは「働きアリの法則」をご存じでしょうか。サボるアリを全部殺して働くアリだけを残したら、そこから2割サボるアリが出てくる……みたいな奴です。

これと同じで、今いる暴力クズ男を全員殺したとしても、その瞬間だけ暴力クズ男はいなくなりますが、いずれ雨後の筍のように暴力クズ男がどこからか生えてきて、結局元の割合に戻るのです。
何故こんなことを言うかというと、それは上のほうに置いた内閣府の統計を見に行ってもらえればわかります。

どうでしょうか。1999年からあるんですよこの調査。
おおよそ国を挙げてなくそうと取り組んでもなくならないどころかちょっと増えてないか?
結局今のクズ男が全員死んでもクズ男は発生します。これはもう防ぎようがありません。そもそも人間は全員過去の歴史で戦争で勝ってきた面々が生き残っているので、無理を通すときにじゃあ暴力だな!ってなるのは歴史上結構正しいのです。

・じゃあどうすればいいんだよ

暴力クズ男に人間的魅力で負けている。
だから男らしさをもっと磨けばいい。まずここまではわかりますね。
といっても、いきなりイケメンになれとか、身長を20cm伸ばせとか、年収10億円になるとか、そう簡単にはいかないのもまた事実。

じゃあ我々ができる簡単なことは何か?
そう、ネガキャンですね。

暴力クズ男のネガティブ・キャンペーンをしましょう。
今、ここで!!

そもそもの話、”暴力”はモテと同じでざっくりと語られすぎている気がすると思います。子供どうしでの集団的な暴力行為を「いじめ」と称することがありますが、暴力行為は犯罪です。子供であろうと少年法で裁いてやればよいだけです。

普段は優しい人、とかお酒に酔って気が大きくなった、とか色々言い訳をつけますが、じゃあお前は普段優しければ食い逃げも許すのか?となりますよね。
何度でも言います。暴力は犯罪です。もしこの記事を見ている人で交際相手、または配偶者、または両親他親類縁者から暴力を受けている人がいれば、迷わず相談してください。相談するのは友人でもいのちの電話でもありません。法テラスです。

法テラス(DV等被害者法律相談援助制度)

法テラスは基本無料(※資産の水準が一定以下の方限定)
資産のある方でも5,500円を払えば無料で相談できます。
配偶者・交際相手の暴力を受け、18.2%の方は「命の危険を感じた」という結果も出ています。
死なずとも、一生残る怪我を負うかもしれません。
相談するなら今!!

こういう感じで、もしこの記事を見ている貴方の周囲でも、
悩んでいる方がいたら紹介してあげてください。法テラスを。
もちろん、女性が暴力クズ男と別れられたからといって、私と付き合うという事は全くないと思いますが、これは自分のシンプルな私怨で、
ただただ暴力クズ男の癖に彼女がいるのがムカつくだけです。

もしこの記事を見ていて、暴力に悩まされているが法テラスの利用方法がわからない方は、Twitterでもなんでもお気軽にご連絡ください。
私の腹いせも兼ねて親切に説明致します。

・いじめと同じく、根が深くそう簡単には根絶できない

暴力クズ男がなくならない、非常に難しい問題として2点のポイントがあります。
①交際するまで、結婚するまでは真人間だった
②暴力被害者が「自分が悪いからだ」と抱え込んでしまう

これはめちゃくちゃあるあるな上、暴力被害を顕在化させない/通報させないという非常に厄介な構図になっています。
特に既婚の場合は、もともとの評判(真人間時代)をふまえると、
「いい旦那さんと可愛い子供がいて幸せねえ!」と周囲から言われている状況から、いきなり旦那が前科者で離婚、という状況は耐えがたいものがあるでしょう。
なので、流石にそういった方には「今すぐ離婚しろ!」とは言えません。
しかしながら両親、または法テラスに相談してみるのは良いと思います。即離婚以外にも色々な道があるはずです。

・おわりに 今回のまとめ

①暴力クズ男は真人間強者男性に比べて割合が少なく、モテない。
②ただそれよりもさらにモテない非モテ弱者が存在する。
③全体の2割くらいは暴力クズ男との交際または結婚経験あり。
暴力はシンプルに犯罪であり、普段は優しいとかは関係ない。
⑤相談すべきは法テラス
⑥非モテで悔しい人はもっと男らしさを磨くべき。

この記事ではあえて細かくは取り上げませんでしたが、モテたい!
という人がどうすればよいか、というのは別の記事で紹介していますので、よかったらそっちもどうぞ。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
本書は「暴力クズ男のくせに彼女いるのムカつくなあ!」という思いで作っただけの記事ですので、統計の使い方や記事としての正誤性は信頼度が高くないところがあります。あくまで雑記の一種として楽しんでくださいね。

まあそれはそれとして暴力が犯罪なのは紛れもない事実だがな!
皆で協力して暴力クズ男を冷たい檻にぶちこんでやろうぜ!!

今回はここまで。また紹介したいテーマがあったら記事を書きます。
またいつかお会いしましょう。ゲゼノでした。

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