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リーディングを学習しながら、翻訳もちょっと覗いてきました(255 

"Quick, Dorothy!" she screamed. "Run for the cellar!"(『THE WONDERFUL WIZARD OF OZ』より)

「早く、ドロシー!」おばさんは叫びました。「地下室に走って!」


『オズの魔法使い(THE WONDERFUL WIZARD OF OZ)』を1章目まで読み終えました。


 たぶん皆さんそれぞれ「楽しく読む」の内容は違うと思うんですけど、自分はオズの魔法使いに関しては結構何度も読み返してきたんですよね。なので原文で触れている時も「先が知りたい」というより、「英文と和訳を見比べたい」という気持ちがつよいみたいです。

 これはおそらく他の洋書をみていく時も変わらないんじゃないかぁ、という気がしています。先が気になる、早く読みたい、だったら母語の和書を読むのが一番早いわけで、でも洋書で読みたいなぁと思う時には、この表現は原文ではどうなのか、訳したらどうなったのかという行ったり来たりをしてみたいんです。

 そういうわけで学習中にその「楽しい」の部分を取りこぼすのがもったいない気がしたので、もう少しゆっくり目に文章を読んでいきたいなぁと思っているところです。英語学習の進め方としてはどうなのかな? と思ったんですけど、関先生の本によると「英文解釈できちんと理解した英文を、何度も音読して脳に染み込ませ」るが音読で、それをこなしつつ「楽しみながらたくさんの英文に触れていきましょう」とのこと。割としっかり確認しました。じゃあ「楽しい」のやり方は自由でいいのかなぁ、という次第です。


 いま学習として日々行っているのは英単語暗記と、英文解釈の音読、そしてリーディングですね。しずしずと暗記・音読を進めつつ、リーディングで楽しいところがあったら紹介したいなぁと思います。


 早速なんですけど、読んでみた一章を和訳ふたつと比べてみたらだいぶ違うところが多くて。持っていた書籍一冊と、ネット上にも公開中の翻訳があり、大変ありがたい限りです。

 まず文体に「ですます調」と「だである調」とがあったので、印象の違いを分かりやすい記事で確認しました。

 やっぱり誰に向けて書くか、どういうスタンスで書くかは重要なんだなぁと再認識。児童書だからとなんとなくですます調にしていましたけれど、別にそう限る必要もないんだなぁと、文庫の柴田先生訳を読みながら思いました。子どもにも敬語の人はいるし、やわらかい口調になる人もいるしで、大人を含めてもそれぞれてんでばらばらです。

「だである調」だとクールな印象になる、というのはなんだか新鮮な気がします。文庫になって、大人でも読み返したくなった時、『オズの魔法使い』の印象をクールに感じながら読むわけです。子ども時分とはまた違う、楽しい読書になりそうです。


 ちなみに、こういう記事もありました。

 リーディングからだいぶ分け入った感じがしますが、翻訳もずいぶん深いところまである様子です。


 それでは明日も英語の学習を進めていきます。よろしくお願いします。


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使用したサイト:
”The Project Gutenberg E-text of The Wonderful Wizard of Oz, by L. Frank Baum.”
http://www.gutenberg.org/files/55/55-h/55-h.htm
Wizard of Oz: Japanese
https://www.genpaku.org/oz/wizoz.html

使用した機器:
電子辞書PW-AM700シャープ ジーニアス英和&和英辞典/単語登録数59件

使用した書籍:
『英文解体新書』(北村一真、研究社)P1~22
『世界一わかりやすい英語の勉強法』(関正生、中経出版)
『オズの魔法使い』(ライマン・フランク・ボーム/柴田元幸、角川文庫)

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