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ベトナム革命志士 潘佩珠(ファン・ボイ・チャウ)自伝『自判』㉑『年表・第三期(1905年~)・重慶へ/≪仏越提携論文≫/ロシア人との初交流』

ベトナム革命志士 潘佩珠(ファン・ボイ・チャウ)自伝『自判』

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重慶へ

 その時、唐継尭(とう・けいぎょう)と熊克武(ゆう・こくぶ)が軍事会議を開くというので、 王総司令もこれに召集されたことは我らにとって運が良かった。王邸を訪ねて、どうか我々も同行させて欲しいと願い出た。その時の王は、既に我々がベトナム革命党だと知り、 以前の部下たちの非礼を詫びて、努めて礼節を以て接してくれた。そして結局、我ら2人を王氏所有の船で同行してくれることになった。
 虁府から重慶まで、平安此の上ない10日間の船旅。今でも、王天縦(おう・てんじゅう)氏の恩義を有難く思い出す。

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