本の登場人物・時代背景に関する補足説明(4)
『李鴻章(り・こうしょう)』
→ 清朝の軍人。太平天国の乱平定に功あり、当時西大后の信頼を得ていた重臣の一人。
『天津条約』
→ フランス海軍中佐フルニエ(Fournier)が、清国政府の広東商館に勤務するドイツ人デトリング(Detring)を仲介して李鴻章を相手に調印した和平臨時条約。これを翌年1884年6月6日フエ条約によって更に補整した。
『ド・クルシイ将軍』
→ 「フランスは既に明治16年8月、安南保護条約を強制的に締結した結果、安南総監とも称すべきも