戦前古書に見る、ベトナム高原鉄道『達拉(ダ・ラット)線』のこと
先の記事「仏領インドシナ(ベトナム)にあった日本商社・大南(ダイ・ナム)公司と社長松下光廣氏のこと その(1)|何祐子|note」に書きましたが、戦前の南満州鉄道株式会社(満鉄(まんてつ))の中に『東亜経済調査局』がありました。元々ここにお勤めでした大川周明先生が、満鉄・外務省・陸軍省の出資を得て『東亜経済調査局付属研究所』、通称『大川塾』を東京の阿佐ヶ谷で開所したのが1938年です。
第一期生の卒業は1940年3月。この大川塾卒業生の多くを現地雇用したのが、1922年に