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大東亜戦争とベトナム

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戦前の我が日本国と、フランス領植民地だった仏領インドシナーベトナムの間にあった過去の出来事を掘り起こしてます。ここでは、主に大東亜戦争に関連するものをまとめてます。
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#大東亜戦争

南ベトナム大統領 呉廷琰(NGÔ ĐÌNH DIỆM、ゴ・ディン・ジェム)氏のこと ②

南ベトナム大統領 呉廷琰(NGÔ ĐÌNH DIỆM、ゴ・ディン・ジェム)氏のこと ①  大南公…

何祐子
4週間前
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南ベトナム大統領 呉廷琰(NGÔ ĐÌNH DIỆM、ゴ・ディン・ジェム)氏のこと ①

 もう30年も前になりますが、私がまだ日本に住んで居た頃、JR山の手線浜松町駅ビル内の本屋…

何祐子
4週間前
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グエン朝第8代皇帝・ハムギ帝と画家藤田嗣治(ふじた つぐはる)

 戦後の日本では全然忘れ去られてますけど、、、  ベトナムは、1945年までは帝政国家で…

何祐子
2か月前
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ホー・チ・ミン氏とは、結局一体誰? 続・続編 ~べト・ミンを追え!😅の巻~

ホー・チ・ミン氏とは、結局一体誰?・続編 ~ホーおじさんのコミンテルン人脈を探る!~  …

何祐子
2か月前
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大川周明先生が語る 将軍石原莞爾(いしわら かんじ)の最期

 いつも常に、”ベトナム”の文字を探しながら古書を捲っていると、思いがけなく意外な文章を…

何祐子
7か月前
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日本敗戦-『ベトナム現地に残った日本人残留兵たち』-様々な人間模様・おまけ

日本敗戦-『ベトナム現地に残った日本人残留兵たち』-様々な人間模様②  その①で、日本敗…

何祐子
8か月前
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日本敗戦-『ベトナム現地に残った日本人残留兵たち』-様々な人間模様①

 日本一般国民に、近くて遠い国・ベトナム…。😅   戦後は日本政府もベトナム政府も、何か重大な秘密でも共有してる様にとても意気投合してるのか…。 それは、”大東亜戦争史にお互い触れないという基本合意”でもあるのか?という私の素朴な疑問です…。😑  大東亜戦争中、第2次近衛文麿内閣時の『仏印平和進駐』(1940)からの日本にとっては、”南進政策=南方アジア進出”が『大東亜共栄圏』建設の要でした。  その時、日本の庇護下には、阮(グエン)朝開祖直系子孫でベトナム次期国家元首候補

ホー・チ・ミン氏とは、結局一体誰?①

 今日は、1975年以降のベトナム人社会最大の”タブー”、ホーおじさん=ホー・チ・ミン(…

何祐子
10か月前
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ホー・チ・ミン氏とは、結局一体誰?②

 ホー・チ・ミン氏とは、結局一体誰?①からの続きです。  1945年3月9日の日本軍によ…

何祐子
10か月前
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仏領インドシナ(ベトナム)の中の『広島』と『長崎』

 先日は、日本の広島でG7サミットがありました。  広島といいますと、私も子供の頃はまだ自…

何祐子
1年前
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ベトナム・サイゴンの婚家 ”HÀ(ハー)GIA=何(が)家”の歴史を辿る

 最近は日本でもベトナムの存在が徐々に知られて来ましたが、1990年代頃はまだ殆どの人が…

何祐子
1年前
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”日仏印(フランス領インドシナ)交換教授”の1943年『東亜考古学』ベトナム・カ…

 明治末の日本へ亡命し、1951年に東京の病院で薨去された旧ベトナム国皇子クオン・デ候の…

何祐子
1年前
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南北分断後の1960年代-南・ベトナム共和国で発生した”仏教徒弾圧”背景一考

 今日は硬派な掲題😅、現代日本人には馴染みの薄い『ベトナム近代史の或る事件』を、”満を持…

何祐子
1年前
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落合莞爾先生の新書で知る、ベトナム独立運動家ファン・ボイ・チャウと『東亜同盟会』を結成した社会運動家大杉栄(おおすぎ さかえ)氏の正体

 奇縁でベトナムに暮らすこと早25年、私がベトナム近代史を調べ始めた理由は先の記事「近代ベトナム史への興味のきっかけ」に書きましたが、1906年に日本へやって来た旧ベトナム国の皇子クオン・デ候が生前遺した自伝書『クオン・デ 革命の生涯』(1957)の、ボロボロの茶色い古冊子を偶然ホーチミン市の古本屋で入手し、これまた偶然の連続で翻訳を決意したのは2019年の9月でした。  元々若い頃に日越翻訳をメインに仕事してたので、翻訳作業にはコツがあり作業自体は直ぐに終わりました。しか