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『もういいよ!』と言われるその前に知っておきたい男性あるあるなアレ

仕事上、男性の特性とか特徴とか性格とか、あるあるなことはある程度把握しておいた方が役に立つと思って、「男性学」という分野をかじってます。

これを勉強すると、面白いほどに自分の過去のトラブルの原因がごろごろ出てくるし、友だちの相談に乗っていても「あー、それは男性学で言うところのアレだなー」とか思い当たる節が多々ありまくるので、非常に面白いです。

今回は以前見かけたインターネットの記事から、そんな男性あるあるな言動について、注意しないと人間関係ぶっ壊れちゃいますよ、ってお話をしてきたいと思います。

年齢に関係ない男性あるあるだと思います。
もちろんゲイの方にも多々当てはまるところがあると思うので、人間関係に不安がある方はぜひ読んでいってください。

あるあるな言動で悩む男性

見つけた記事はこちら。

66歳男性が風呂場で涙… 友人もいない老後を憂う相談者に鴻上尚史が指摘した、人間関係で絶対に言ってはいけない言葉
連載「鴻上尚史のほがらか人生相談~息苦しい『世間』を楽に生きる処方箋」
https://dot.asahi.com/dot/2019042600016.html

ざっと要約すると…

『隠居したのはいいものの、それまでの自分の言動で身内がみんな離れていってしまって寂しい』という相談者に対し、『自分がやってきたこと、積み上げてきた価値観を単純に人に押し付けるのは本当はよろしくない。回復には時間がかかる。新しい出会いを見つけて“対等な人間関係”を学び直してみては?』と鴻上氏がアドバイス。

という内容です。

団塊世代の方あるある、と言ってもいいのではないかなと。
それ以外でも「めっちゃ頑張ってるよオレ!」的な男性あるあるでもありるんじゃないかなと。
なので年齢関係なく、男性ならありがちな状況かなと思います。

過去の自分にも当てはまることが多々あって、読んでてちょっと心が苦しかったです。

そんな相談者の方に対して、非常に柔らかくやさしく、かつ的確に分かりやすく状況説明をされてる鴻上さんの文章が素晴らしいです。
それだけでも読む価値があると思います。

価値観は人それぞれバラバラ

自分も前にこのnoteで書きましたが、人はみんな違います

何が違うかと言えば、

・生まれ
・育ち
・家族構成
・性格
・体格
・モチベーションのタネになるもの
・苦労しなくてもできること
・過去にしてきた経験
・周りの人間関係

などなど…

なので、そういう全ての条件が違う人を比べたりしても全然意味がないし、同じ物事を押し付けようとしたって、できるできない、受け付ける拒否られる、は千差万別なワケです。

とは言え、それをそのまま真に受けていたら、非常に煩雑で手間がかかりまくります。

なので、「常識」みたいなものをまことしやかに垂れ流して、自然とうまく押し付けることで、『ここから外れたら恥ずかしいんだぞー』っていう意識を、社会的に立場が上の人たちが下っ端に植え付けてきたワケです。

学歴社会とか正規雇用がいいだとか、車を買わないとオトコじゃないだとか、マイホームを持ってこそ男たるもの!だとか、そういうのですね。

男性社会って特にそういう競争が激しい世界なので、テストで良い点取る人とかお金を稼げる人とか、秀でた者が認められる、っていう環境でボクらは育ってきてしまいました。

ですが、世の中はどんどん激しく変化をしていって、昔は認められたことが今では逆に評価をさげることにつながってしまうという現象が起き始めてます。

『いやぁ、今日も3時間して寝てなくて』って言っちゃうな人は自ら集中力を下げてるとも捉えられます。
『毎日残業しまくり』って言っちゃう人は仕事が捌ききれないって捉えられてしまうことにもなります。

で、先ほどの記事の相談者の方の場合は、『頑張った自分が偉い、そうじゃないお前らはふがいない・だらしない』という価値観を自信を持って抱いてきたワケですが、気づいたらそれはもう過去の時代の遺産になっていて、今では人から距離を置かれてしまう大きな原因の一つになっていた、という。

みんな人それぞれ、積み上げてきたものは全部違うんだから、一人の意見・価値観を押し付けたってうまくいくワケないでしょ?ってことですね。

サンプル数1の話は真に受けてはいけませんよ、って話もしたことがありました。

男性ってとかく自分の努力、それによって積み上げてきたことには自信を持ちがちです。
別にそれは全然悪いことではありませんが、それを等しく周りの人に押し付けようとするのは、価値観の相違でうまくいかない原因になります。

これは世代に関係ないと思ってます。誰かが偉くて、誰かが劣ってるなんてことはありません。

Twitterのフォロワー数が5桁いってても全然交友関係に恵まれてない人がいる一方で、フォロワー数2桁でもものすごいリア充な人もいます。

目に見えるものだけじゃ人は計れません。それだけに目を奪われているうちはいろんなことがうまくいかなくもなります。

みんな違うという前提に立つ

で、ここで大事になってくるのは、

「みんなちがってみんないい」

っていう金子みすゞさんの詩の一節。
要は、

人それぞれの価値観を尊重しましょう
自分勝手な意見を押し付けないようにしましょう

ってことです。

自分の言うこと成すことに賛同してくれる人がいたらラッキー。
いやちょっと…と言う人がいても、そういうこともあるよねーと割り切れる心構えは必要です。

ぶっちゃけ違う価値観同士で言い合っても議論は平行線で、解決しようと思ったらものすごい労力が必要です。
というかどっちかが折れないと話が終わりません。

違うものを真正面からぶつけるからそうなってしまいます。
じゃあお互いを認め合って、

アナタはそうなのね、自分はこうなのよ、ってことはこれとあれをいいとこ取りしてやっていくのってどうだろう?

みたいな擦り合わせがまだ意味のある議論と言えます。

すごく分かりやすいのは、恋愛の例えです。

自分にとってものすごいタイプの人がいたとして、どうしてもモノにしたいと猛烈なアプローチをします。
でもその相手が好きなタイプは自分のキャラとは正反対の人だった、と。
それでもしつこく迫りますか?
あるいは、とりあえず友だちからでもいいんで、と距離感を保ちつつ仲良くなれる方法を探りますか?
自分が大好きだからって、相手も自分のことを大好きになってくれるとは限りませんよ、って話です。

このコロナの自粛の時。こっちの世界でも似たような話がありましたね。
自粛しません、いやしろよ、っていう炎上。
あの話は、結局お互いがお互いの主張をぶつけ合い続けて終わったワケですが。

人はみんな違うっていう前提に立つこと、ホントの本当に大事です。

気に入ってもらって近づいて来てもらって好かれる方法

ということで、

自分の経験や価値観をゴリゴリ押し付けても嫌われるだけ。
だから、ちゃんと「みんな違う」って前提に立って相手を認めて接しようね

って話でした。

これ、ホントに、年齢関係なく男性あるあるなことなので、ぜひぜひ注意してみてください。

逆に、相手の価値観を尊重して認められて、お互いの話ができて、最大公約数的な接点が見つけられたりしたら、そしたらきっとかなり良い人間関係が築けるんじゃないかと思います。

周りの人となかなかうまくいかないなーって方、ぜひ参考にしてみてください。

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