クレーの絵の様な 冬をその身に宿す 兵士達は皆 白い吐息捨ててく いつも悲しみの壁を見上げて 叶わぬ理想さって声かみ締めた 草原と月と夜明けの古い残像が 今も揺れてる、、、

草原と月と夜明け

窓を打つ音は
木枯らしか百舌鳥の羽根
真夜中に書いた
小説の中に住み
クレーの絵の様な
冬をその身に宿す
兵士達は皆
白い吐息捨ててく

いつも悲しみの壁を見上げて
叶わぬ理想さって声かみ締めた

草原と月と夜明けの古い残像が
今も揺れてる、、、

読まれぬそのまま
忘れ去られてしまう
手紙の様な年月が
過ぎてゆく

冷えたアトリエの隅に
うずくまり
燻された銅のランプシェード
磨いてた

草原と月と夜明けは君の背中に
今も揺れてる、、、

いつか悲しみの壁をよじ登り
帰らぬリチウムの星を掴むのさ

草原と月と夜明けの古い残像が
今も揺れてる、、、

窓を打つ音は
木枯らしか百舌鳥の羽根

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