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イオン株売却しました

こんにちは、しみっく(@simik_gay)です。

以前記事で紹介しましたが、私はイオン株を持っていました。(別記事「イオン株主優待」参照)
3%キャッシュバックのオーナーズカードという株主優待に釣られたのです。
でも、本日イオン株を売却しました。そして、当面買いなおすつもりはありません。その理由について説明したいと思います。

イオン株を売却した理由

理由は複数ありますが、以下のようになります。

  • 私の使い方では、決してインデックス投資と比べてトータルリターンが有利とはいえない

  • 投資としての分散度合いもインデックス投資の方が優秀

  • オーナーズカードは財布の少ないカードスペースを圧迫する

  • オーナーズカードを使うときは現金もしくはイオンカードなどを使わねばならない

  • イオンカード利用でもらえるポイントはわかりにくく、使いづらいWAON POINTである

  • イオン系列での買い物に縛られてしまう

  • 個別株は基本的に買わない投資方針に反する

上記の理由はどれもイオン株を買う前から調べればわかっていたことだったとは思いますが、なかなか買ってみて使ってみないとわからないところもありますよね。

買った理由

昔の私は投資し始めで、近所にイオン系列のスーパーがあることもあり、オーナーズカードがあるだけで得なのであればイオン株買うしかない!と言う勢いでした。

でも、当時の私には利回りと言う考え方がなかったんですね。
現金とか銀行預金しかしてこなかったので、イオン株を買うだけで3%キャッシュバックになる、それは得だ、と。銀行に26万円預けていたって何にもならないのだから買うしかないでしょうと。

買って計算してみるとトータルリターンが私にとってあまり良くない

でも、いざオーナーズカードが届いて使い始めて冷静になって考えるようになりました。3%キャッシュバックとは言うものの、実際問題どのくらいキャッシュバックされるのよ、と。その場合の利回りはいくらなのよ、と。

高配当株の目安である利回り税引き前3%を実現するためには月8,594円イオンで買いものすれば良い

世の中の高配当株は税引き前で3〜4%ぐらいが一つの目安と聞きます。
イオンの配当利回りは1.51%でした。となると、3%キャッシュバックで1.49%相当戻ってくるのであれば合計3%の利回りになります。とはいえ、キャッシュバック分には税金がかからないようなので1.49%*0.8=1.19%分キャッシュバックされれば税引き前で3%の利回りになります。
3%キャッシュバックで株価26万円の1.19%(=3,094円)貰うためには年間10万3,133円イオンで買い物する必要があることがわかります。と言うことは、月に8,594円ですね。一人暮らしの私でも何とか達成できそうです。

インデックス投資並みに利回り6%を実現するためには月あたり25,833円イオンで買い物する必要がある

ではS&P500とかのキャピタルゲインが期待できるインデックス投資と比べてみましょう。S&P500の過去実績を調べてみると年利8.62%程度のようです。一旦控えめに税引き前で6%としましょう。
これに並ぶぐらいの利回りにしようとしたら、イオン株の値上がりによる利益はあまり期待できない(どころか下がる可能性すら結構ありそう)ので、配当利回り1.51%を除いた4.49%の税引き前利益が欲しいです。キャッシュバックには税金かからないことを考慮すると4.49%*0.8=3.592%のキャッシュバックがあればOKです。つまり、利回り6%に到達するためには、3%キャッシュバックで株価26万円の3.592%(=9,339円)もらう必要があり、そのためには年間31万円、月あたり25,833円イオンで買い物する必要があります。
正直、イオンばかりで買い物するわけでもないですし、私は自炊の頻度も高くないです。そうなるとこの額には到達しなさそうです。

と言うわけで、以下の理由も併せて、イオン株を持ち続けるのはメリットはデメリットを超えないと言う結論に至りました。

株は必要なくなったら価格に関係なく売るのだ

「株は株価が上がって利益が○○%出たら売るとかいうものではなく、自分にとって持つ理由がなくなったら売るのだ」と誰かが言っていた気がします。私もその理屈に倣って株価が今後どうなるかはわからないのだからさっさと売ることにしました。

次に私がイオン株を買う時があればめちゃくちゃ自炊にはまって、しかも近所のイオンが一番行きやすくて、売ってるものも含めてイオン大好きになった時でしょう。イオンさん、半年の間という短い間でしたがありがとうございました。

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