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在インドネシア日系企業の他国籍企業との差別化ポイントー「こういう人に入社して欲しい」ー

皆さんこんにちは。Gaweku(ガウェク)のヒロコです。
週末Baliに弾丸旅行してきました。ジャカルタからたった2時間なのに、全く異なるカルチャーと時の流れで、インドネシアの奥深さを体感できた良い週末でした。

さて今日は、こちらに進出されている日系企業がMNCや中国韓国系企業と比較してどう差別化していこうと考えておられるのかのお話をさせていただきます。

1.今の日系企業の立ち位置
「Japan as No.1」なんて言われたのは遠い昔。今の日系企業は海外ビジネスにおいてもとても苦戦を強いられています。良い商品やサービスを提供していれば売れた時代は終わり、海外国籍(特に中国・韓国・台湾)の企業がプレゼンスを増してきています。製品・サービス競争力はもちろん、マーケティングの上手い下手もあって、今生き残りをかけた転換期に来ているようにも感じます。
ここインドネシアで経営に携わる日本人の皆さんも、日々どうビジネスを拡大させていこうかと、厳しいマーケットと向き合い続けておられます。

2.「品質+α」
日本製品の品質の良さは今も変わらず他国籍企業と比較しても一定の高さがあるようで、そこに信頼をいただいている事実はあるのですが、「そこまで品質に差がないのなら安くて決済も早いところのがいいや」みたいな話にもなりがちのようです。
そこでこのような差別化をしていこうとされている会社様と立て続けにお会いしました。

「売った後のアフターサービスの質の高さやきめ細やかさ、正確さは日本発企業の強さはあると思う」
「自分たちが提供しているサービスは年単位で契約する上で価格だけ安くても選ばれ続けないビジネスだから、自分たちの誇るサービスクオリティの高さは十分戦っていける」

「おもてなしの心」に近いかも知れませんね。日本企業や日本人が持っている「ビジネスにおける美学」のようなものをここへ来て大事にしよう、とされている会社様が複数存在しています。

3.デジタルさとアナログさのバランス
インドネシアはIT大国でもあるので決済アプリの発達やIT活用の柔軟さやスピードにはとても驚かされています。
日系企業もその流れを上手く手段として駆使していかなければインドネシアという市場の波に乗ることはできません。
一方で、対お客様には日本人や日系企業が誇りにしていた「アナログさ」を企業スタンスとして大事にしていこうとしています。このバランスが取れた時に、日系企業の新たな「ブランド」が出来上がるかも知れません。
その一部を一緒に担うのが今後の日本人現地採用の皆様でもある訳ですから、選考においても経験と共に「気遣い力」「相手の立場に立って行動できる思考力や行動力」を重視されることになります。

人との繋がりからビジネスやチャンスが生まれるインドネシアのビジネスシーン。
そういうところもインドネシアで仕事をする上でとても面白く魅力的な点だなと感じています。
今の日本と比べるといささかウェット過ぎるかも知れないですが、「とことん人と関わってみたいしそこから生まれる可能性に人生ゆだねてみたい!」と言う方はインドネシアにはぴったりですよ!

今週も素晴らしい一週間になりますように!
※来週月曜日は祝日なので、火曜日の更新となります。



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