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目的と方法論


テクニックは目的ではない!!

皆さまこんにちは。仁川です。
今回は「目的と方法論」と題して、noteを書かせていただければと思います。
本日のnoteは私の根本の考え方が詰まっているので、これから行っていく情報も本日のnoteに書かれているプロセスに沿って発信していきます。
もしよかったら読んでみてください。

さて、今回このnoteを執筆しようと思ったきっかけは2つあります。
・先んじて情報発信を始めていたXに関して、情報を投げ出しただけになっていて伝えたいことの本質が伝わっていない
・色んな方と話をしていて、テクニック、練習方法ばかり聞かれて自分が伝えたい内容が伝えきれていないと感じることが多かった
つまり、私が発信した情報が効力をなしていない可能性が高いことがわかったことが今回このnoteを執筆したきっかけになります。

上記でも軽く記載しましたが、私が色んな場所・場面でよく言われることは「立命館、富士通時代のテクニックを教えてほしい」「いい練習方法を教えてほしい」というものです。
確かに、「自分の選手時代の経験値」「市西・立命館・富士通でコーチに教えてもらったこと」「市西・立命館・富士通で他の選手に教えてもらったこと」「コーチ業を始めて他のコーチに教えてもらったこと」「選手を指導しながら気付いたこと」、これらを自分の中で整理して言語化した確立した正解は持っています。
しかし、それを伝えることは本当に有効なのでしょうか。
それを伝えれば、そのチームが強くなることに貢献できるのでしょうか。
私はそうは思っていません。むしろ、チームを弱くし得ると考えています。
なぜならば、チームごとに求められているものは異なるからです。
具体的に言うと、チームごとにやりたいスキームやプレイは異なるのに、その観点を度外視してテクニックを教えても意味がないでしょということです。

強豪チームは特別!?

よくありがちな勘違いなのですが、「強豪チームは特別な練習をしているから強い」「強豪チームの真似をすれば強くなれる」と思っている人が非常に多く感じます。あくまで私が感じているだけなのでこの国内にどれだけいるかは正直わかりません。
ですが、はっきり言うと、強豪チームだから特別なことをやっていたり、何も考えずに真似をすれば強くなれるなんてことは全くないです。
一番大事なのは、各チームが自分たちがどのようなチームにするかを最初に決め、そのチームにするためにどうしていくのか、それを果たすために必要な具体的な方法・手段は何か、を逆算して決めることだと思います。その上で知見が足りないところを誰かに教えてもらったり、個人学習等で補うと効果的だと思います。
なので、ただ単に強豪チームの真似をするのではなく、自分たちがどのようなチームにするのかという目標設定から始めましょう。

私がテクニックを最初に発信しない理由

上記の通り、必要になるテクニックやファンダメンタルはチームごとに異なります。もちろん、フットボールの中で共通になる動き、多くのチームが採用しているスキーム、プレイは存在します。ただ、そういったものでもチームごとにどこまで採用できるか、実践できるかは異なるので、結局同じ情報を伝えてもチームごとに役に立つ立たないが大なり小なり発生します。
そういったところから、最近始めた情報発信では自分が持っているテクニックの正解を伝えるのではなく、根本のスキームの説明から始めさせてもらっています。
そのスキームの内容を知った上で、自分たちのチームではどう果たしていくのかを考えて欲しいと思っています。
その中で、自分たちだけではどのように達成していけばいいのかわからないとなった時には自分で海外のサイトを探して正解を考えたり、コーチに相談して決めたりするといいと思っています。
また、私の中の正解も同じプロセスで発生しているので、スキーム、プレイ理解は必要不可欠なものになります。
なので、どちらにせよ私のテクニックの説明は最初にはなりません。
ですが、私としては現在どこのチームにも所属していないので、困っているそのようなチームのために何かできるといいなと考えています。
お気軽にご相談ください。一緒に考えましょう!

目的と目標、方法と手段?

さて、突然ですが私の行動プロセスをお話しさせてください。
私が何か行動を起こす時には、目的と目標、方法と手段を明確にします。
世の中では5W1Hという尺度で設定されたりしますね。私ももちろん5W1Hは参考にしていますが、目的と目標、方法と手段の尺度で考えることが多いです。
さて、ここで目的、目標、方法、手段の意味をそれぞれ確認してみましょう。
目的:実現しようとして目指す事柄。行動の狙い。目当て。
目標:行動を進めるにあたって、実現・達成を目指す水準。
方法:目標に達するための手段。目的を遂げるためのやり方。てだて。
手段:あることを実現させるためにとる方法。てだて。
※goo辞書より引用
つまり、目的は「最終到達点」、目標は「最終到達点に至るために必要となる水準」、方法は「水準に達するために行うこと」、手段は「水準に達するために行うことの細かいタスク」といったイメージでしょうか。
具体的な例としては、「アメリカンフットボール全日本選手権で優勝」という目的を設定したとしましょう。そして目標として「フィジカルで日本一になる」「怪我人を常に10人以下にする」を立てます。その後方法として「日本一効果的なウエイトトレーニングを実施する」「徹底して栄養管理を行う」を立て、具体的な手段として「週4回全身を鍛える」「部で食事を管理する」といった形でタスクが出てくるイメージです。
これを、どのチームもしっかり実施しようよ、というのが私が考えていることです。
上記の例で考えてもらいたいのですが、目的を設定せず、先に方法論(方法、目的)を教えてもらったとしましょう。「週4回全身を鍛える」「部で食事を管理する」。これらが達成された時、その先は何につながっているのでしょうか。
・・・見えてこないですよね?このように、ボディビルダーを目指していると言われても何ら違和感がないですよね。

このような状況が実際アメリカンフットボールの現場で発生しています。
テクニックを教えること自体は何も悪いことではありません。むしろもっと広がるべきだと思います。
しかし、何度も繰り返しにはなりますがチームによって必要なテクニックは異なってきます。
なので、まずは根本からお伝えして、それぞれのチームが自分たちで考えて必要な情報の取捨選択を行えるようになって欲しいと思っています。
その上で自分たちに必要だが足りていないと思う情報を誰かに聞けば間違いなくチーム力は向上するのではないかと思います。
そのために、上記で説明したプロセスをぜひ実践してもらえればと思います。
以上が私が今回のnoteでお伝えしたかった内容になります。
ちなみにスキーム、プレイごとの私が考える正解のテクニックに関しては、スキーム、プレイの説明が終わり次第共有します!!
その説明が早く欲しいと思ってくださってる方、もう少々お待ちください。
私のテクニックの説明はスキーム、プレイから逆算してどうしてこの動きになるのか、まで説明するので、プレイの背景の理解が必要不可欠なんです。
もう少々スキーム、プレイの説明にお付き合いください🙇

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