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おうちデートを素敵に演出 キャラソン・オシャレ楽曲9選


久しぶりのnote記事です。
今回は、「おうちデートを素敵に演出 キャラソン・オシャレ楽曲9選」ということで、アニメ・ゲームのキャラクターソングの中から、初めてのおうちデートを素敵に彩ってくれる、ジャジーでファンキーな珠玉の9曲をご紹介していきます。
前回の記事「古着屋にいそうな音楽通をオタク堕ちさせる、オシャレ声優楽曲の紹介【2017-2019】」のキャラソン編と捉えていただければ差し支えないです。
「週末、急に彼女が遊びに来ることになったのに、家にキャラソンしかない!」とお困りのあなたのお役に立てれば幸いです。


1.Make up! Wake up! - スタイリッシュスタイリング [新垣雛菜、見吉奈央 (CV:米澤円、内田真礼)]

作詞:清浦夏実
作編曲:沖井礼二

『ガールフレンド(仮)』のキャラクターソングです。
「オタクソングの中からオシャレ楽曲を見つけたければ、沖井礼二の作編曲を漁れ」という格言はいま作ったんですが、個人的にかなり信頼性の高い作家の1人です。
そもそもポスト渋谷系の代表的バンドCymbalsの楽曲制作を担っていた人ですから、今さら信頼性どうこう言うのも野暮な気はします。
さて、本楽曲ですが、一貫したスウィング感が高揚感を感じさせる、おうちデートというよりは、外に出てウィンドウショッピングとかしたくなる感じの一曲になっています。一発目から趣旨ブレブレですみません。
歌詞に「女の子には〜」ってフレーズが出てくるのにも引っ張られた感はあるんですが、最初に聴いた時は、「東京事変の「女の子は誰でも」を渋谷系バンドがカバーしたら」みたいな印象を持ちました。
楽曲の知名度はそこまで高くないかもしれませんが、めちゃくちゃ良い曲で、さらに1曲目感もあったので、最初に取り上げさせていただきました。


2.Lovely Sister LOVE - 平沢憂 (CV: 米澤円)

作詞: 大森祥子
作曲: 田村信二
編曲: 小森茂生

米澤円繋ぎというわけではないんですが、『けいおん!』から、平沢憂ちゃんのキャラクターソングです。
『けいおん!』は音楽をテーマにしている作品ということもあり、この楽曲に限らず、どのキャラソンもかなり踏み込んだ曲調の楽曲が多いので、聴いていて楽しくなっちゃいます。
「Lovely Sister LOVE」という曲名に負けず劣らない、サビの「好き! 好き!! 大好き!!!お姉ちゃん大好きっ」というパンチラインに気を取られがちな本楽曲ですが、楽曲そのものは、良い意味でThe・渋谷系といった印象で、ギターの小気味良いカッティングが米澤円さんの可愛らしく伸びやかな声質とマッチした佳曲です。
また、間奏のブラスサウンドがめちゃくちゃカッコ良いので、ぜひフルで聴いていただければ幸いです。
姉想いの優しい一面を演出できるので、普段と違う一面を見せて彼女をドキッとさせちゃう、おうちデートのシチュエーションにもぴったりな一曲ではないでしょうか?


3.カタツムリまいんど - あおい(CV:井口裕香)

作詞:稲葉エミ
作編曲:中山真斗

『ヤマノススメ』から、主人公・雪村あおいちゃんのキャラクターソングです。
ファンク色の強い楽曲ですが、ジャジーな曲の入り方など、どこか湿っぽさも感じさせる、洗練されたアーバンさが特徴的です。このバランスのアニソン・キャラソンってホント少ないんですよね。結構アシッドジャズとかの方向に振り切っちゃうので、このバランス感を持ったオタクソングは貴重だと思います。夜のBARではなく昼のおうちデートという本記事の趣旨にもバッチリです。
あと、この曲調に「ごつい靴」ってゴリゴリ言葉を馴染ませるの凄いなって感動しました。


4.poppin’rain - 迎羽織(CV.小倉唯)

作詞:タケヨシキ / 奈須野新平
作編曲:奈須野新平 / 福田淳平

ついこの前サブスクが解禁された『音楽少女』のキャラクターソングです。
ここからは、良質なファンク・キャラソンを続けてご紹介していきます。
第一弾となる『poppin'rain』ですが、ジャケットのフォントがめっちゃ好きなのはさておき、単純に繰り返して何回も聴けちゃう気持ち良さがあります。
サビの「ちょっと」「もっと」のキメ直後の溜め感、癖になっちゃいますよね。
数年前に、2chで「小倉唯は演じ分け出来ないからすぐ消える」みたいなこと書かれてたんですけど、この曲聴けば、小倉唯の器用さが分かると思います。
時折入るレコードを回す音もオシャレなんで、おうちデート対応型の楽曲です。


5.TA・BE・GO・RO@ガール! - 鎌倉ひなみ(CV:内田彩)

作詞:やしきん
作曲:田代智一
編曲:やしきん

『ミリオンドール』のアニメ挿入歌でも使われたキャラクターソングです。
「ハレ晴レユカイ」と同じ人が作ったと思って聴くと、アニソン作家って凄いなってなります。
個人的に、内田彩さんの声質とファンクやスカの相性って抜群だと思っていて、「ぶる〜べりぃ♡とれいん」は有名ですが、『神様と運命革命のパラドクス』キャラソンの「夢☆ONCE AGAIN」も、"ぶるべり"に比べてやや堅めの歌声に演じ分けているものの、甘めの高音とブラスの混ざり具合が心地良い一曲です。
『TA・BE・GO・RO〜』に話を戻しますが、上述の内田彩ボイスの特性が十二分に生かされた、多幸感のある一曲となっています。こういうこと書くと、ラブライバーは主観的スキーマを客観的現実から導くことができないとかまた言われちゃうかもですが、サビの「ぴゅあぴゅあハートに」って部分がちょっとことりちゃんっぽくて、作詞家さんにBig upです。
自宅でこの曲を聴くこと自体が内田彩とのおうちデート的な意味合いもあるので、本記事で取り扱う楽曲としても満点です。


6.Dream Goes On - 春音あいら(CV.阿澄佳奈)

作詞:池畑伸人
作編曲:長岡成貢

『プリティーリズム・オーロラドリーム』の主人公、春音あいらさんのキャラクターソングです。
跳ねるようなイントロが曲全体を象徴しているような、元気いっぱいの一曲です。
阿澄佳奈のための一曲と言っても差し支えないのではないでしょうか。
作曲者もオタクの気持ちよく分かってるなと思うところですが、本楽曲の作編曲を手掛けた長岡成貢氏、御年59歳にして90年代から日本のアニメーションはもとより、J-POPシーンや映画、ドラマ音楽など、多岐にわたる実績を積み重ねる偉人でした。分かりやすい例だと、SMAPの編曲の30曲近くに携わっていたり、嵐、EXILE、中島美嘉、KinKi Kids、KAT-TUN、関ジャニ∞、CHEMISTRY、DEEN、、、ここ二十数年の邦楽史がキャリアに敷き詰められており、歩くミュージックステーションと称しても差し支えないでしょう。
ただ、個人的に一番あがったのは、ストライクウィッチーズの超名劇伴「ストライカーの飛翔」も、この方の仕事という点でした。
というか、Wiki見る限り、10年代のアニメ関係に限ると、仕事の大半がプリリズとウィッチーズで、逆にウィッチーズ凄いなってなりました。
ストライクウィッチーズ三期、いよいよ10月放送開始みたいですよ。劇伴にも要注目です。


7.私に"好き"が舞い降りた - 星野 みやこ(CV.上田麗奈)&松本香子(CV.Lynn)

作詞:櫻澤ヒカル
作編曲:櫻澤ヒカル

『私に天使が舞い降りた!』のみゃー姉と松本のデュエット・キャラクターソングです。
気鋭の作家・櫻澤ヒカルが手掛ける、キャラの作中イメージとのギャップが凄い、ソウルでオトナな一曲です。
楽曲ジャンル的に歌唱力も求められ、かつ、キャラクター性も保ちつつということで、かなり難しいオーダーだったと想像されるのですが、お二方とも素晴らしい仕事をされています。
特に、上田麗奈さんは、みゃー姉の作中での"陰"なねっとり感(?)を情熱的な感じに昇華させていて、ファンになりました。
なお、本楽曲も収録されたキャラクターソングアルバム「天使のうたごえ」は、色々な音楽ジャンルが楽しめて、しかもどの曲もキャッチーで聴きやすいので、アルバムを通して聴かれることを強くオススメします。


8.Summer Soul... - Clutch! (阿佐田あおい(CV.立花理香)九十九伽奈(CV.白石晴香)岩城良美(CV.山下七海)倉敷舞子(CV.佐伯伊織)塚原雫(CV.芝崎典子)本庄千景(CV.朝日奈丸佳)

作詞:飲茶娘
作編曲:田中俊裕

『八月のシンデレラナイン』、通称「ハチナイ」から、先輩組ユニットClutch!のキャラクターソングです。
これまで紹介してきた楽曲から一転、しっとりした叙情性たっぷりな一曲です。
楽曲自体は昨年からYouTubeで公開されていたものの、音源としては、配信限定アルバムとして2020年4月1日に満を辞してリリースされました。この記事書いている今現在(4月6日)から1週間も経ってないですね。
正直なところ、ハチナイもリリース当初に少しプレイしていただけで、楽曲についてもカバー曲の印象がほとんどでした。
そんな経緯から、この曲を初めて聴いたときは、まず「めっちゃ良いな…」となり、次に誰のカバー曲か検索するという流れでした。いわゆる売れ線的な曲調ではありませんが、楽曲のレベルの高さから、既存のヒット曲のカバーかと誤解させられてしまった一曲です。今回紹介する楽曲の中で、1番のダークホースです。


9.サマー☆マジック - みき・みほ from AIKATSU☆STARS!

作詞:tzk
作曲:秋浦智裕
編曲:成瀬裕介(onetrap)

最後に紹介する楽曲も、「Summer Soul…」同様のしっとり感を持たせつつ、ただ、ポジティブさも併せ持った奥行きが魅力的な1曲です。
『アイカツ!』シリーズの楽曲のオシャレ感は改めて言及するまでもありませんが、本楽曲もそれらのラインナップに連なる名曲です。
おうちデートの終盤を飾るソウルフルな「サマー☆マジック」は、彼女との別れの名残惜しさを演出してくれることでしょう。


さいごに

おうちデートなら「家カフェ」とか流しておけば良いと思います。


なお、今回ご紹介した9曲でSpotifyのプレイリスト作成しております。シェアしていただければ今後の励みになりますので、Spotifyユーザーの方はどうぞよろしくお願いします。

『おうちデートを素敵に演出 キャラソン・オシャレ楽曲9選』(Spotifyプレイリスト)

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