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前向きでない人とどう仕事をするか-人材育成の3解法と反省-【ビジネスの一大問題】

※公開日がこどもの日ということで人を育てる・人と向き合うという視点の記事をリリースいたします。どうぞご笑覧ください。

 ビジネスパーソン、平たく言えば大人を大別すると「前向きな人」「前向きでない人」に分かれるように思います。「前向きな人」の定義はやったことがないことに挑戦することも受け入れやすく、そこでうまくいかなかったとしてもまた同じような場面でも挑戦するほうを選ぶような人です。「前向きでない人」はその逆ではありますが、フォローすれば何事にも慎重で常に前例を照らしながら合理的な選択をするということが言えるのではないでしょうか。非難するつもりはないのですが、ビジネスシーンにおいては「前向きでない人」ばかりの主体は成長が難しく、社会全体で考えても利益が乏しいのではないかと想像するので、そんな人達が「前向きな人」になる方向で考えたいと思うのです。

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 自分はおそらく前者であり、四條畷市役所のマーケティング監公募があった際にも知人からその情報を教えてもらった会の時間中に検索しエントリーを始めていた覚えがあります。そんな感じだから、「前向きでない人」と短時間でわかり合いながら仕事ができたか、と言うと反省点がたくさんあります。それはマーケティング監着任後半年で、初代魅力創造室長を仰せつかった時に痛感したことでもあります。

 公務員と民間企業を両方経験すると、「前向きでない人」の意味が少し変わってきます。民間企業では、事業を日々進めていかないと売上げも利益も生まれませんから、コロナ禍のような時代が激変している時には「前向きでない人」ばかりの企業は生き残りが難しいように思います。一方、公務員においては1年間決められた予算を遂行するという重要な役割が課せられていますから、決まったことに従えば良いので「前向きでない人」は重宝される側面があります。(しかしながらコロナ禍にまつわる各所の対応を見れば、公務員においてもそればかりでは厳しい状況が出てきているのではないでしょうか)

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 いずれにしても「前向きでない人」を「前向きな人」に変えたいと思っている人は少なくないと考え、自らの反省も交えてそのソリューションを共有したいと思います。

前向きさは伝播する!率先してポジティブに行動する

 「前向きでない人」は非常に慎重であるが故、観察眼が鋭く常に他人の行動をよく見ている側面があります。この性質を踏まえ、変えたい人がいる前ではギアを上げてポジティブに行動し率先垂範を心がけましょう。失敗を見せてしまう時も出てきますが、そうなっても大したことにはならないという状況を示すのも前向きさを育てるポイントになり得ますから、色んな場面を共有することが大事です。

小さな成功体験を大きく褒め称える

 普段本質的にはポジティブでない人が、ポジティブな見本を見せつづけるのは少し無理が出てくることもあるでしょう。そのような現実的思考の人は、ナチュラルに時間を共有する中で「前向きでない人」の小さな成功や前向きな部分を大きく褒め称えるのが良いと思います。小さな成功体験の積み重ねにより、いつしか「前向きな人」になっているというのが理想です。

合理性を徹底的に説明する

 前述の通り「前向きでない人」は論理的で、各自が持つ道理に合わないことは受け入れ難い側面を持っていることがあります。それに対しては論理で寄り添い対峙するのみで、相手以上に合理性を説明できるような材料を準備することが大事になると考えます。これも慣れない人や感情的に活動したい人には苦難になり得ますが、リサーチすること自体が視野を広げて知見を深める良い作業だったりします。また、相手の考えを見つめ想像する観察力が高まり、社外のクライアントとのコミュニケーションにも活かせる点では、こうした作業は有益だと思います。

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 …少しは参考になったでしょうか。他にもこんなのあるよ!というのを教えてほしいと思います。前向きに反映させていただきたいです。

 これからのマネジメント・リーダーシップにおいては「前向きさ」は必須の要素であり、立場や職業に関わらず誰もが育てておくべき内面のひとつなのではないかと思います。先天的に前向きさを持っている人は周囲の「前向きでない人」を変えていくことで、そのチーム・グループが進化し会社・団体全体が変わり、ひいては社会が変わっていくはずです。そのような思いを持つ人が先んじて行動していくための指針になれば幸いです。お読みいただき、ありがとうございました。

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そんな私がTwitter,LINE,YouTube,Facebook,Instagramと言ったソーシャルメディアを活用し有効に発信していく工夫を網羅的に教科書としてまとめました。「公務員のための」とはしていますが、中小企業・個人事業主の方も押さえるべき点は共通しています。よろしければこちらもご笑覧ください。

初めて本を出します



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