「あの人、根は良い人なんだよね。人種差別主義者だけど」みたいなことってあんの?
以前「私は〇〇人が大嫌い!」って思いっきり人種差別発言してるブロガーを見かけたんだけどさ。
これがまた、けっこう人気があるみたいで。
・・・・・・
これって、どんな人が読者なんすかね?どんな層がそのブログを支持しているんですかね?
どんなに自然を愛していても、どんなに動物に優しくても、人種差別してたら、もうアウトじゃね?人として好感持てなくね?
思いっきり国名を出して「〇〇人は日本から出ていけ!」みたいなこと、ブログにバンバン書いてるんよ、その人。
わたし的には「やべーなこの人。クレイジー極まりないな…」って思っちゃったんだけど、でもちゃんと、そのブログには、それなりに大勢の読者がいるみたいで、全然普通に受け入れられてんすよね…。
う~~む…。
世の中には、「人種差別?全然アリっすよ」みたいな人々も、実はけっこう多いんじゃねぇかな~って気がしてきましたよ。
表向きは、公言してないだけで、心の中では「〇〇人は〇ね!この〇〇〇〇〇!お前らみんな〇〇〇〇〇じゃ!」みたいに思ってる人、けっこういるんだろうな…って。(伏字連発)
だから、まったく包み隠さず本音で人種差別している人のブログがそれなりに支持者を集めているんだろうな…と。
これはなんか、頭の痛い話ですよね。
おそらくですが、そのブロガーが、〇〇人を大嫌いになった、憎むようになった出来事が、きっとあったんでしょう。
実際に、〇〇人から、酷いことされたんでしょうね。何度も何度も。
それで憎悪の炎が燃え上がってしまったんでしょう。
そのへんの事情に関しては、気の毒だと思いますし、同情もしますし、もしも自分がその立場だったら同じように憎んだかもしれないな、とは思います。
でもねぇ…
たとえ10人の〇〇人から酷いことをされたとしても、それですべての「〇〇人」を国籍丸ごと憎み倒す、ってのは、違うと思うんよねぇ…。
たとえば今のアメリカとかさ。
もし仮に黒人の犯罪者が多かったとしてもさ、すべての「黒人」を憎む、ってのは、違うわけじゃん?
なんでそこで、十把一絡げにして、まるごと、ごそっと憎んじゃうのかな。
もし仮に、出会った黒人がことごとくヤベー奴だったとしてもですよ、それでも、まだ出会っていない黒人も全員ヤベーとは限らないわけじゃないですか。
その、なんだろうな、ジャンルで分けちゃうっていうか、所属で分けちゃうっていうか、人種とか、国籍とか、肌の色とかで、憎むべき対象か判断しちゃうってのは、いくら何でも乱暴すぎなんじゃねぇかな、短絡的すぎなんじゃねぇかな、って。
でも、そう考えてみれば、そういったレッテル貼りなんて、世の中のいたるところに蔓延してるっちゃしてるか。
「男はみんな××である」とか「女はみんな××である」っていう言い方も、考えてみればひどい差別だよなぁ。
「すべてのA型の人間は几帳面である」くらいの無茶苦茶な理論ですよ。
ちなみに私、B型なんですけど、「B型です」っていうと「あぁ~やっぱり(通りでダメ人間はずだ)」っていうリアクションとか、なんなんだろうな、って思いますよ。
本当は同じ人間なんていないんよね。十人十色なんですよ。みんな、全員、ちがうんだ。
最後に。こんなツイートを見かけた。学校の先生も大変だ。
こういうツイートに対しては「お前も『最近の学生は〇〇だ』って差別してるじゃないか!」というクレームが湧いてきそうな気もしますが、そっち方面に深掘りすると話がめちゃめちゃ長くなると思うので、今回は置いておきます。
ということで、〆はダルビッシュ投手にお願いしましょう。
今のタイミングで観てほしい映画。
白人至上主義者の団体に、白人になりすまして潜入捜査する黒人警官と相棒の話。実話ベース。
『ブラック・クランズマン』
白人に誘拐され虐待を受け、12年ものあいだ、奴隷として生きた黒人音楽家の日々を描いた実話。
『それでも夜は明ける』
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