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#20 プロ野球 シーズン中の遠征先コンディショニング

おはようございます。

今日はプロ野球のシーズン中に、遠征先で行うコンディショニングを紹介します。

プロ野球は公式戦で143試合、オープン戦16試合前後、プレイオフ最大16試合、トータルで170試合前後行われます。そのほぼ半数が遠征試合となり、ホテル生活を送ることとなります。 

米国のようにホテルにフィットネスジムは完備されていないですし、ビジター球場にもウェイトルームはありません。コロナ禍以前でしたら最寄りのゴールドジムなどに行けていましたが、現在は感染予防の点から通うのは不可能です。

『それじゃぁ 遠征先ではウェイトトレーニング、その他コンディショニングは行わない!』

となってしまいそうですが、そういうわけには行きません。。。

なにせシーズンの半分が遠征なわけですから、そんな長い期間コンディショニングを怠るということは、体力・コンディション低下にしかつながりません。

限られた環境と器具を工夫して、体力維持・日々のコンディション維持を目的に、最低限のコンディショニングを提供しています。


東京遠征のセッティング

球団が宿泊フロアを貸切にしてくれているので、上記の様にエレベーター前のスペースにコンディショニングスペースを設置しています。

このスペースを利用し、球場へ出発するまでの時間で下記のコンディショニングを提供しています。

  1. ダンベル・チューブなどを使用したウェイトトレーニング

  2. 機能評価・徒手療法

  3. 練習前のセルフコンディショニング

ダンベル・チューブなどを使用したウェイトトレーニング

器具が限られているので、種目・強度などに限界がありますが、そこは割り切ってウェイトトレーニングをなしにするより断然良いと思ってやってもらっています。

構成は大まかですが、

  1. 上肢2種目

  2. 下肢2種目

  3. 補助(体幹・肩周り)2種目

20分前後で終わるようにしています。

機能評価・徒手療法

定期的に行う機能評価を遠征先でも行い、評価に基づいてセルフエクササイズを処方する流れがありますので、そのままコンディショニングスペースで行うという形となっています。

中堅・ベテラン選手はルーティーンを確立させた人が多いので、コンディショニングスペースの常連です。

以上、シーズン中に行われる遠征先でのコンディショニング紹介でした。



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