思い立ったが吉日

いつの間にか2か月経ってました、とてもとても充実した時間を過ごしていますいろんな意味で。こんにちわ、人々。

極度に内向的で喋ることと他人と接する事が苦手な内気なパンツなのですが、そんな性格とは裏腹に意外とプレゼンしたり人と喋ることが下手ではないことに、最近毎週プレゼンしてて気づきました。人間、案外訓練でなんとかのかもしれません。それともアンドリューバイナムがあふれるバスケの才能を発揮すべきプロ生活中にボーリングに命を燃やして顰蹙を買ったように、才能を無駄にしているのかもしれません。

さてざっとこの2か月をおさらいすると、4週間だけカナダのVancouverからVictoriaという州都のキャンパスに転校して2週間前に帰ってきました。とってもいいところだったんですが、いいところ過ぎて私の計画が狂いました笑
州都ということもあってか昔のヨーロッパ統治時代の色が濃いのか北米というよりヨーロッパ感が強いです。あと綺麗、人が優しい、静か、花が綺麗、浮浪者が少ない。よって最強。

そしてESL(いわゆる語学学校)があと2週間で終わりというところまで来ました。ここから先はカレッジに入学する予定で今いろいろ模索中です。

さて、ここからが本題。
この日記、平日の昼間から学校サボって書いてます。なんで学校をさぼってるのか。

皆さん、今まで何かに取り組もうとして諦めたことってありますか?たくさんあると思います、つまらなくなったとか時間がないとかいう理由で、全然やってないまま色褪せてる参考書とか沢山ありますよね。(ギク)
では、自本当にやりたいことで念願かなってその道に進むことが出来るようになったけれど、自分がコントロール出来ない理由で諦めざるを得ない状況になったことはありますか?大きなケガで選手生活を諦めた、金銭的に続けることが難しくなったetc…
まさに今私、その手前なんです。単刀直入に、精神的な問題で。

皆さん、鬱やPTSD、パニック障害など、不幸なことにこの20年で身近になり非常に深刻な問題であることは知ってらっしゃるかと思います。時には命を奪うこともあり、身近にそういう知り合いがいるかもしれません。
私は2019年に摂食障害を伴ううつ病になって社会復帰するのに7カ月を要しました。
体験して思ったのは、実態を知らない限りメディアを通しての偏見が入った知識しか持てず、実際そういう状況に陥った知人に対してさえどう接したらいいかわからないだろうな、ということです。
ということで、私の経験を少し話させてください。(勝手に星矢)

私の場合、摂食障害がひどく、1か月固形物が食べられず(食べると戻す)15kgほど体重が減りました。食事をとれなくなると、体が馬鹿になっていつ寝たらいいかわからなくなります。ゲームをしすぎるわけでもtwitterに居座り続けるわけでもないのに、夜に寝れなくなり生活リズムがむちゃくちゃになります。
「ちゃんと寝ないと」と思うけれど、体はエネルギーの摂取を待っていて覚醒状態が続くので、自分の意志で生活リズムをコントロールできないんですね。自分の体を自分でコントロール出来ない焦りで余計頭がおかしくなる。一度このサイクルに入ると沼にハマるのは一瞬です。もう正常な思考はできなくなって「自分は病気なんかじゃない」とか言い出すわけです。大変。
私は会社を休み始めて食事がとれるようになるのに1か月。そこから朝起きて三食食べて夜寝れるようになるのに2か月、さらにそこから精神的・肉体的負荷を少しずつ増やしてそれに慣れるのに2か月。そこから少しずつ職探しをしたりして結局7カ月くらいかかりました。
個人的な段階として①まず食事と睡眠以外に「やらなければならないこと」をゼロにする②少しずつ自分は病気だということに気づく③人間の生活リズムと行動を取り戻す。④社会復帰するために通常生活に少しずつ負荷を与えていく。
この4つだと思います。実際④の時間が一番他人から理解を得難い時間で一番難しいです、なんせ見た目は治ったように見えるので。ただあまりに長くなるので詳しくは割愛。

とまぁそれでも長々と説明したのは、うつというものが如何に難しく壮絶な内容かというのを少しだけでもわかってほしかったからです。そして二度と体験したくはない。
でも今再発しそうなんです。今取ってるクラスのおかげで。

今私がとっているクラスはすごくモチベーションが高く、「常に上を目指そう」「みんな自分の意見をもってどんどん発表しよう」「情熱をもってそれを前面に押し出そう、ミスは成長のための以下略」みたいな雰囲気なんです。
わかるんです、それが大事なのは。
でも自分が鬱になった理由もそれなんです。

当時やっていた仕事は自分にとってとても楽しくやりがいがあり、天職かとも思っていました。どれだけ給料が低くても、どれだけ残業したり自分の時間を削ってでもやりたいことが出来るなら、と思っていました。結果、その情熱が自分の身を滅ぼして前述のような状況を作り出しました。
tweetもしましたが、その状況を作り出した会社や同僚が大嫌いになったりはしていません。いまだに連絡もとったりします。ただ…

情熱は何かを達成するためにはとても大事です。でも時には自分や自分の大事なものを焼き尽くしたりします。
なので今のクラスの「常に前向き・成長する・情熱を持つ・主体性をもつことが最も重要なこと」みたいな、それ以外を受け入れないような風潮が自分にとっては果てしなく息苦しいんです。別に向上心がないわけじゃないですし。
だから「アメリカンドリーム」なる西欧文化も自分は斜めから見ています。夢を叶えるのが最高の人生なんて誰が決めたんですか?国民投票かなんかで決まったんか?あ?(突然の風当たりの強さ)

幸か不幸か、自分には過去の経験があるので気づいて対処することができました。1日休んだら8000円ドブに捨てることになるけどこの決断できた自分エライ!最高!イエイ!(とでも言ってないとやってられん)

ってことで、海外で暮らすって本当に予期せぬいろんなことにエネルギーを使うんだなと、ひしひしと感じる今日この頃であります。
あとインド人の家の使い方の汚さはマジで戦慄しました、二度と一緒に住めないと心から思いました。

身近な大事な人で心が疲れている人がいて、接し方がわからない人がいたらぜひ私に一声かけてみてください!(わたしに余裕があれば)何かアドバイスできるかもしれません。

久しぶりに日本語の活字をこんなにポチポチ打っていますが、初めて「うわー英語のこの単語の方が伝わるんだよなー」って感覚を味わって一人でどやってますごちそうさまです。
それでは皆さんまた近いうちに。いや結局なんの日記?

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