映画で観るトランプ再選の可能性
ハリウッドのストライキで暗雲立ち込めるハリウッド映画業界だが、そんな中ある映画が全米で興行成績二位を獲得している。
Sound of Freedom(原題)である。
内容はわかりやすくいうと、アメリカ社会の暗部にいる邪悪な人身売買組織の闇を描き、それを摘発する人々の戦いを描いた映画なのだが…。
本作は何と実はあのドナルド・トランプの支持者が集まって製作した映画だったりするのだ。
恐らく低予算映画であることがうかがえるのだが、本作はメガヒットスタジオディズニーが製作する「マイ・エレメント」よりも売れているのだ。
と書くと、普段なら俺は馬鹿笑いしながら「面白いんじゃねー!?」と言ってしまうのだが…実際に予告編をみるとこれが胡散臭い、おまけに感動ポルノ臭いのだ。
実際は多分アルバトロスでリリースされているC級アクション映画よりを説教臭くしたようなくっさい内容なのではないか…とすらうかがえてしまう。
ツイッターでは本作の主演を務めるジム・カヴィーゼルがトランプに頭を垂れてトランプに褒めてもらうというカルト丸出しな光景がうつされているが、これがまあグロテスクである。
はっきりいうと、俺はトランプを応援していた。
まず台湾を改めて注目したのは素晴らしかった、あれで中国の覇権は大分揺らいだのは事実だろう。
また日本人としては「自由で開かれたアジア太平洋」を推し進めてくれたのもかなり感謝している。
なんだかんだいって、アメリカの景気を良くしていたのは事実だし、アメリカをもう一度強い国にしようという考えにはちょっと羨ましいと感じさえしてしまうものがあったのだが…。
だがである…!
ここまで持ち上げられていると本当に気持ち悪い。
まず人身売買のシノギについてであるが、はっきりいってここまで売れるのであれば、あのNYの不動産王であったトランプが参入しないわけがないだろと若干思っている。
しかも、トランプがブイブイ言っていたのは、1970年代~1980年代のニューヨークだぞ?
まだまだマフィアだって勢いがあった時代だ。
俺はトランプだってこれについてはクロじゃなかったのかと疑っている。
そもそもエブスタインとトランプは友人同士だったはず。
何を今更、無関係を気取っているのだと、はっきり言ってバカバカしくみえてしまうのだ。
のだが…こんな感動ポルノでもアメリカ興行成績二位を獲得するほど爆売れしているのだ。
恐らく製作者は鼻高々だろう。
恐らく今後こういったトランプ支持者の市場に目を付けたハリウッドの銭ゲバハゲタカどもは、舌を舐めまわしながらこういったトランプ支持者受けをする映画を製作するのではないだろうか。
この状況がBLM暴動が続いていた2020年あたりなら俺もいい傾向ではないか…と思うがあの時と今では状況は全く違うのだ。
2022年からトランプの友人であったプーチンが起こしたウクライナ危機でぶっちゃけトランプはもう不要な存在になっているのだ。
しかも本人はウクライナ支援を停止する気満々だ。
これはもうかなりまずい。
仮にトランプがいくら有能であってもプーチンとゼレンスキーに停戦をさせることは絶対に不可能だろう。
もうぶっちゃけ彼のような、ポピュリストは害悪なのがわかってしまったのだ。
彼が大統領になるのはかなり世界の安定に悪影響を及ぼすのではないかと危惧しております。
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