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「冬の匂い」ってありませんか?

季節ごとに、空気の匂いって感じたことはありませんか?

夏なら夏、冬なら冬にしか感じない、季節ごとの空気の匂いってあるよなあと、幼い頃からずっと感じていました。

これは、例えば春になったら、梅やら桜やらの花の匂いがするということではありません。植物とか食べ物とか、そういった物質的な匂いではなく、特に明け方くらいの澄んだ空気に潜む、その季節ごとにしかない匂いを感じるのです。

特に冬が一番感じるのですが、具体的にどんな匂いかと聞かれると、上手く言葉にできません。あえて説明するなら、「鼻の奥にスーッと入り込んでくる冷たい匂い」。

匂いに対して冷たいという言葉を使うのは変ですが、感覚的にはそうなんです。まさに「冬の匂い」としか言いようがありません。

これ、人に話してもあまり共感してもらえないんですよね…。今まで「それ分かる」と言ってくれた人は1人か2人くらいでしょうか。実際、どのくらい変な感覚なのか分からないので、聞いてみたくてこのnoteに書いている次第です。

私は鳥取県の田舎出身なので、これは田舎ならではというか、自分の地域特有のものかなと思っていましたが、東京でも同じように季節の匂いは感じます。匂いの質もそこまで差はないようです。

ちなみに私が初めて海外に旅行した先はサイパンでしたが、その時は季節とか抜きにして、強烈に空気の匂いの違いを感じました。

潮風や土着の植物や、気温や湿度や色んな要素が関係しているのでしょうが、こんなに違うものかと感動した覚えがあります。

サイパンほどではないですが、オーストラリアで暮らしていた時もやはり日本とはちょっと違う、特有の匂いは感じました。

昔「世界の空気の缶詰」という商品があった気がしますが(もしかしたら『ドラえもん』のマンガの中だけの話だったかな…?)、もしかしたらそれを使って国ごとで「利き空気」なんて遊びもできるかもしれませんね。

だから何だと言われればそれまでなのですが、少しでも共感してくれる人がいたら嬉しいです。それでは、また。

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