見出し画像

【不登校日記】入学すぐの登校渋り

我が家の長男は小1の2学期から不登校になり、現在は五月雨登校をしています。同じように低学年の不登校で悩んでいる人たちの参考になれば、ひとりじゃない、ここにも悩んでいる親がいると思ってもらえたらうれしいです。

不登校になったのは2学期からですが、最初に様子がおかしいなと思ったのは、学校が始まって早々の4月頃。給食に対する抵抗感がものすごく、毎日メニューをチェックしてからでないと学校に行けません。給食が嫌だと涙し、毎朝、そして毎晩、登校渋りをおこしました。いろいろと調べると、どうやら、過度の好き嫌いは過敏さからくる発達障害の可能性があるらしい……。このときに初めて、息子は発達障害かもという思いが頭をよぎりました。

感覚過敏かも?

長男は匂いに敏感で、6歳になるくらいまでは匂いで吐き気をもよおしたり、実際に吐いたりすることがありました。苦手なのは甘いバターや乳製品の匂い。ショッピングセンターのポップコーン屋さんの前で盛大に吐いたり、スーパーで売っているクラムチャウダーの匂いで吐いたり……。幼稚園のお弁用の時間にえづいていたり……。家でクッキーを焼くときには、大声を出しながら隣の部屋に逃げ出し、しばらく立てこもります。まさしく感覚過敏の特徴のように思われました。

もうひとつ、長男は痛みに弱いようで、これも感覚過敏のひとつかもしれません。転んですりむくと大泣きして、しばらく泣き止みません。私が大げさに慰めるからいけないんだと思って、できるだけ「大したことない」とあしらうようにしていましたが、それを反省したのは、長男が年長さんのとき。公園で少し派手に転んだ息子を、私はいつものようにあしらっていたのですが、周りの子供たちがハンカチで傷口をきれいにしてくれたり、「痛いよね。ぼくも転んですごく痛かったからわかるよ」と声をかけてくれたり……。みんなで持ち寄ったおやつを食べるときには、「転んでかわいそうだから、一番先におやつを選ばせてあげようよ」と言ってくれたのです。それ以降、息子は転んだときに、泣き止むのが早くなりました。ああ、必要だったのは共感だったんだなと、年長さんたちに教えられました。

確かに、育てづらい子ではあった

ここから先は

1,648字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?