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「羽田スマートシティEXPO2022秋」で未来の自分にメッセージを届ける「思い出絵馬 AR」を実施!

こんにちは!GATARIです。

この記事では、2022年9月に開催された「羽田スマートシティEXPO2022秋」に出展して行った「思い出絵馬 AR」のレポートをお届けします!

「羽田スマートシティEXPO2022秋」は、未来のまちづくりに関連する技術やサービスを一般来場者が体験できるイベントで、羽田空港近くのHANADA INNOVATION CITY(以下、HICity)で開催されました。
開催された4日間は台風が近づいている中ではありましたが、たくさんの来場者が訪れていました。

未来の自分にメッセージを届ける「思い出絵馬AR」

これまでも、GATARIは鹿島建設やHICityを運営する羽田みらい株式会社と共に、HICity内で使える案内アプリ「HICity AR」を提供してきました。
(「HICity AR」のレポートはこちら

今回は、「羽田スマートシティEXPO2022秋」の開催に合わせ、新たにHICityで誰でもARを楽しめるアプリ「思い出絵馬 AR」をリリースしました!
このアプリは、イベントに参加した来場者がデジタル絵馬に思い出や、願い事、未来の自分へのメッセージを書き込んでデジタル空間に配置する機能と、自分のスマホにインストールした「思い出絵馬 AR」を使ってAR表示を楽しむことができる2つの機能を持ったサービスです。

と言葉で説明してもわかりにくいと思いますので、実際に来場者が体験した様子をご紹介していきます!
まず、体験する方はGATARIのブースにあるパソコンから、デジタル絵馬をHICity内のおきたい場所を選択し、メッセージを書き込みます。
ちなみに、過去に提供していたサービスでは、ARコンテンツを配置する時は現地に行って設置する必要があったのに対し、このアプリでは遠隔でARコンテンツを配置できるのが特徴なんです。

下準備はこれだけで完了。

体験した方々は「楽しい施設ですね」といった感想や、「屋外のブースの食べ物がおいしかった!」といった思い出を書き込んでいました。

そして、ARを配置した場所に行ってアプリを起動すると…

見えました!
このように画面上に紅葉型のデジタル絵馬が出現します。
(秋なので紅葉型にしてみたんです。GATARIのエンジニアが頑張りました!)

体験した方は「さっきブースで書き込んだのが、もうここにあるなんて不思議」や「肉眼では見えないけど、この場所に私の絵馬データがあるんですね。」と、ARの配置と閲覧を体験して不思議な感覚を抱かれたようです。

アプリにARCore Geospatial APIを活用

なぜ、遠隔でAR配置ができるのか?
その理由は、ARCore Geospatial APIと、GATARIが自社で開発するMixed Realityプラットフォーム「Auris」で活用しているVPS技術※を掛け合わせて、デジタルツインを作成しているからです!

ARCore Geospatial APIは、2022年5月にGoogleが提供を始めたVPSシステムで、Googleストリートビューとスマホカメラを通じて得た空間情報を照合してARを可能にします。

イベントで楽しめるアプリに、GATARIは爆速でARCore Geospatial APIを実装したということです!
※VPS(Visual Positioning Service)スマホのカメラを通じて得られた情報を基に向きや方角などのより細かな位置情報を特定する新たなシステムのこと。

だから、こんなこともできちゃいます!

今回はデジタル絵馬の設置をHICity内に限って開催しましたが、実は、ARCore Geospatial APIが対応していれば地球上のどこでも遠隔でデジタルデータを配置することができます。

思い出絵馬を体験したお一人が「来週、海外出張に行くんですよ」と話すのを聞いたGATARI代表・竹下が「じゃあ、泊まるホテルの前に絵馬を置いてみましょう!」と提案。マップで泊まるホテルを探して、絵馬を置いてみました。
数日後、体験者から「ホテル前で『思い出絵馬 AR』を起動したら、本当に絵馬があってちょっと奇妙だった…!」と感想が送られてきました。

また、GATARI社内では道に迷いやすいスタッフのために、次の日の集合場所に絵馬を置くこともしてみました。そのスタッフ曰く「いつも集合場所が合っているのか不安になるけれど、ARの目印があると安心して集合場所に行けた」と、ARのおかげで少し助かった様子でした。

これらの他にも、遠隔でのAR配置はさまざまな活用方法が創造できそうです。
GATARIは今後、この技術をさらに発展させて、施設のリアル空間とデジタル空間を融合し、建物の管理やメンテナンスにも応用していきたいと思っています。
なお、今回配置した絵馬は2023年秋頃まで、デジタル空間上に掛かったままですので、デジタル絵馬を配置している方はぜひアプリをインストールしてデジタル絵馬を見に行ってください!

「羽田スマートシティEXPO2020秋」概要

日時:2022年9月16日(金)11:00~21:00、17日(土)・18日(日)・19(月・祝)10:00~21:00
場所:HANEDA INNOVATION CITY
主催:羽田みらい開発株式会社
協賛:城南信用金庫
後援:大田区
イベントの詳細はこちらのwebサイトをご覧ください。
https://haneda-innovation-city.com/news/2022/09/02/1774/


アプリ「思い出絵馬 AR」概要

●サービス内容:イベント参加者がHICIty内に配置したコンテンツをARで閲覧可能。
●利用料:無料
●対応端末:iOS/iPad OS 12.0以降
●インストールはこちら

「思い出絵馬 AR」のプレスリリースはこちら

「HICity内で使えるAR体験アプリ、未来の自分へメッセージを届ける「思い出絵馬 AR」を新たにリリース。」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000034007.html


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