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ネタ「僕のこと好きですよね?」

PCのデータを整理していたら以前遊びで書いたネタが出てきた。
眠らせておくのもかわいそうなのでnoteに投稿するという形で供養してあげたいと思います。当時男女コンビにやたらとハマっていたので演者は男女想定。
最初作った時の落ちは、女性側が実はゴリゴリのストーカーだったというものだったがなんとなくハッピーエンド調に変えた。
受けるかどうかは自信はまったくないが、少しでも気に入っていただけたらいくらでもアレンジしていただいて構いませんのでやってみてください。

タイトル「僕のこと好きですよね?」
想定時間:4分
登場人物:森下(男) 篠崎(女)

森下・篠崎:どうもー
篠崎:私、篠崎と相方の森下さんでやらせていただきます。 どうぞよろしくお願いいたしますー
篠崎:それでは、今から私が実際に体験した話をさせていただきますね
森下:(食い気味に)そんなことより篠崎さん!!
篠崎:ちょっと森下さん…距離がアホみたいに近いです。どうされましたか?
森下:実は、前々から思っていたんですけど…いや、これ間違ってたら申し訳ないな…
篠崎:何かはわかりませんが、どうぞ仰ってください。
森下:篠崎さんって「僕のこと好きですよね?」
篠崎:・・・ん??
森下:以前から薄々感じてたんですよ! 僕の恋愛対象って人間の女性じゃないですか? 篠崎さん、人間なうえに女性ですよね? これって僕のことが好きだから。…違いますか?
篠崎:うーん、確かに私は女性ではありますが、ちょっと拡大解釈がすぎますね。性別程度で好意を持たれてると捉えてしまうなんて…私たちは原初の人間、アダムとイブかなにかですか?
森下:ハハハッ! ナイスジョーク。したらば、禁断の果実! 踊り食いでいっちゃいます?
篠崎:ふふふ、禁断の果実がリンゴと解ったうえでの発言か、教養がないのかどちらなんでしょうねぇ。
森下:まだありますよ! 篠崎さんって今地球で生活されてるわけじゃないですか? 宇宙にはあれだけの星々があるのに。その中わざわざ地球を選んだ理由って僕のことが好きだからですよね?
篠崎:さらに規模をでかくしてどうするんですか…先ほどの話と合わせると地球上の女性は全員森下さんの事が好き、ということになりますが…
森下:僕は一夫多妻制、ありだと思うんですよねー
篠崎:どんな理念をもとうとも私は構いませんが、オンリーワンでないことに一抹の怒りを覚えますねぇ
森下:・・・ん?これデート行く流れですか?
篠崎:そんなわけないだろ
森下:まぁそうカッカしなさんな、話を続けましょう
篠崎:腹立つううううぅぅぅぅ
森下:篠崎さん、使われてる言語、なにかはもちろんお分かりですよね?
篠崎:もしかして、使ってる言葉が同じ日本語だから僕の事好きですよね? なんどと言い出すつもりですか?
森下:たくさんある体の部位でずっと口を使ってお話されてるじゃないですか? これって僕にキスの存在をチラつかせてる感じですよね? いやー、「しのさん」意外と破廉恥な真似しますわなぁ!
篠崎:唐突な愛称呼びで距離縮めようとしないでいただきたいのですが。
篠崎:それと、実はこの口、ダミーでして…実際は森下さんの脳に直接語りかけているので、正確に言うと口を使っていないのでその方程式は当てはまりません…
森下:…立ち話も難ですからお茶でもいきます?
篠崎:いえ、私飲み物全般苦手なので大丈夫です
森下:うーん、じゃあとりあえず一緒に帰りますか!
篠崎:…それくらいでしたら
(歩く動きをする)
森下:やっぱり! 篠崎さんって移動するとき二足歩行! 僕と同じだ! なんだかんだ言ってやっぱり僕の事好きなんじゃないですかぁ!?
篠崎:たくさんの人間を観察して擬態している身としては、歩き方が人と同じといわれるのは悪い気はしませんが…もう面倒なので普段の歩き方をさせていただきますね。
※四足歩行あたりの変な状態で歩く。
(しばらく歩く)
篠崎:では私は月に一度の報告のため、こちらのワープステーションから母星「あsふぃh」に帰らせていただきます。それでは
(光に包まれる篠崎)
森下:篠崎さーーーん、38750光年離れた星からわざわざ地球にやって来たのって「僕のことが好きだからですよねーーーー!!」
篠崎:「あんbgふいおあshg」(宇宙人語っぽく)
森下:なんてーーーーー??
森下・篠崎:性別、人種、時間すべてを超越する一つの感情…それは『愛』
森下・篠崎:ありがとうございましたー

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