プロローグ:オープンを迎えた日のこと(マンション共用施設の用途変更①)
プロローグ:オープンを迎えた日のこと
冬の本格的な到来を告げるような冷たい空気の朝。
とあるマンションの1階に、1軒のコンビニがオープンしました。
このコンビニが出来た区画には、竣工当初には居住者専用の託児所がありました。
しかし、しばらくして事業者が撤退。
その後キッズルームとして開放していたものの、古くなった遊具しかない空間は子供・乳幼児の親御さんのどちらにとっても魅力的なものではなく、多くの時間で閑散とし事実上の遊休化。
その区画に対して、店舗用の設備工事、集客を目的とした外部出入口の新設工事、そしてマンション側のセキュリティ新設工事を行って誕生したのがこのお店でした。
「ようやく、ここまで漕ぎつけられた…」
ここに至るまでの出来事が一気に頭の中を駆け巡り、この事業の発案者・推進者である私は思わず目頭を熱くしたのでした。
こうして振り返ると、何か一つでもボタンを掛け違えていたらオープンが遅れるどころか、この構想自体いつ頓挫していてもおかしくなかったのです…。
(本当にギリギリの綱を渡ってきたのです…)
はじめに(補足)
というわけで、今回から数回にかけて「マンション共用施設の用途変更」をテーマにnoteを書きます。
これは、以下の通り情報の希少性と記憶の鮮度を鑑みた上で、他のテーマよりも優先して備忘録を残したいと思ったためです。
なお、この事例は恐らく再現性が全くないことからそのまま参考にすることは困難だと思いますし、私自身の当時の感情も記していければと考えておりますので、見ていて不快に感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、成功だけではなく失敗談を残したり、自分の意思くらいは示したりしても表現の自由として容認されるだろうとは思っておりますので、ご容赦頂ければなと思っております。
また、その上で少しでも参考になる部分があれば執筆者として嬉しく思います。
その②を公開しました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?