「海外では自己主張しないと生きていけない」というロジックについて

前回レディガガみたいにBorn This Wayを素でいくドイツ人との面接をクリアするべく、思考を欧米化しようとしています。。。笑

私にはドイツ人の妻がいて、たまに話がとても一方的になることがあります。
「なんで私の言っていることが正しいのか」をこれでもかというくらい
論理を浴びせてきます。

僕もあえて反対立場をとって比較的論理立てて質問をしていったり、いくつかの答弁のスキルを使ってみるのですが「いいや、私が正しい」とあまりこちらの話を取り入れない意見を言い続けることがあります。
そこに自分がもう議論するの無駄だと思って、「じゃあそれでいいよ」と言っても
加熱している彼女はその後もずっと僕に言い続けるのです。

結構フルボッコにしてくる感じです笑

この無理矢理感というか、プライベートの時間でも徹底的に意見を押し付けるような感じが今までかなり不愉快だったのですが

本当に就活のアドバイスを通じてこれがドイツ人の普通で、仮に僕が同じように議論を進めても相手は自分が思うくらい不愉快にならないことに気づきました。

僕は日本で人と話しているうちに身についたのは、まず相手の意見を肯定してから話を進めていくという手法になります。

相手の立場に立って一度想像して、共感を入れてから反論する方がしっかりと相手に理解してもらいやすいからです。

僕ら日本人は初めから答えがある状態で議論する時には勝ち負けを確実に意識して話していくため、喧嘩になりがちです。

議論が並行戦を辿ってどちらも納得しない場合、なんかモヤモヤして終わりますよね。それがずっと続く感じと言いますか。

ただドイツ人の議論の場合、平行線で終わってることも多くあるんです。
いわゆるどちらも折れないというやつです。
でもその次の日は日本人よりはケロッとした感じで仕事や私生活を送ります。

もちろん続いていけば不和は起こっていきますが、明らかに日本人よりも人と衝突する回数が多くて、慣れている感じがあります。

人と衝突したとしても、間違っているとしても、まず自分が正しいということの方が重要であるように見えるのです。

言葉にしてみるとめちゃくちゃ普通のことのように見えてしまうのですが
意外とこの考えが僕にはなかった。
就活でもいかに自分が素晴らしい存在で魅力的か。自信を持っているかが重要なスタンスです。

一言で言えばとにかく自己主張をすること。ということ。
そしてその自己主張は過度にしても慣れているので問題がないということです。

僕も今まで多くの海外を経験した人と話していて
自己主張が強い人の方が海外に慣れていくというのは情報として理解はしていながらも
こうやって実際に「必要」とされるようになると、改めてそういう文化なのだなと思わざるを得ないですね‥

僕はぶっちゃけ日本に帰ってきて
欧米かぶれした人たちのオーバーリアクションな感じを
あまり好ましく思っていませんでした。

ただ、それは彼らが真摯に文化と衝突した結果であったことが
論理的にわかってきて

結局欧米あるあるというか、欧米かぶれあるあるは
僕が今から全て経験していく預言書のようなものなんだろうなと
思ってしまいました。



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