自己肯定までの道のり

29歳 社会人 転職2年目。

かつてはハイブランドの化粧品と共に

2年前までは飛行機の横で

今は人生の門出をサポートする役目として

こうして生きているうちに29年の月日が経った。

幼稚園の頃の夢はセーラージュピター

小学生の頃に通い始めたフルート教室で出会った美人で優しいCAさんに心奪われ、一心不乱に航空業界を目指してきた学生時代

夢の世界を満喫しながらも、そこで生きる自分に違和感を感じた20代

自分の世界を広げたいと飛び込んだ今の業界

自分の行動力には不満も後悔もないが、どの仕事をしても悩みながら自分を否定してしまう日々は変わらない。

何故か?


自分を肯定できないからである。



幼い頃から勉強はしてきた方だ

勉強して良い点を取ったら母はとても喜んでくれた

出来る娘、というのを周りの母親や、自分の親に見せられるからであるというのは子供ながらに理解していた

父は野球観戦と家の掃除が好きな穏やかな人だった

だが宗教への信仰がかなりあり、私がそれを拒むと縁をきるとまで言い出す(それは今も変わらない)

私が産まれた頃から不仲だった両親は、私が成人するのを待って離婚した

少しして、家族全員それぞれで暮らし始めた

私は親のことを嫌いでも憎んでもいない

(学生の頃は生きるのが嫌で過ちを犯したこともあったが)

それぞれが辛い思いをしていたこともわかっていたし

早くみんなが楽になれば良いなと思っていた

親とは連絡も取っているし、たまに会うこともある

母には彼氏がいるし、父には実母と家族がいる

私にも一緒にご飯を食べたり遊んでくれる友達や職場の同僚はいる



でも、家族はいない。 



帰る家は、自分の今住んでいる家しかない



突然だが私の好きな食べ物はカレーと鍋だ

母が作ってくれるカレーは世界一美味しかったし

仲が悪くても家族で囲む日曜の夜の鍋は最高だ


私の中で「家族」という存在が美化されているのかもしれないが

私が子供の頃もう少し頑張っていれば保てたのか

本当にもう死ぬまで、みんなでご飯を食べることはないのかななんてセンチメンタルなことを思う日もある(ないだろうねこれはね)

29歳になった今でもこんな子供みたいなことを考えてしまう

まあでもこんなこと、周りの人には言えない

こんなことを長々と聞かされる相手がかわいそうだし

こうした内容をさらっと、あっけらかんと話す自分の方が私自身も周りも「わたしらしい」と感じるだろうから


だからわたしはnoteに残しておくことにした。


なぜか。


自分を認めたくて、だ。


30歳って人生のターニングポイント、だと勝手に思っている。

仕事やら結婚やら考えるのはそらそうだけど


自分のことを、認めたい。そう思った。


ネットで「アダルトチルドレン」という言葉を見つけた。

簡単に言うと、幼少期の家庭環境が影響して、自分の心の中に子供が残っているらしい。

こういう類のタグ付けを自分にするのは、あまり好まないのだが

わたしのなかに、3歳の時のわたしがいるってなんか可愛いなと思った。

だが、この子がどうやら自己肯定を阻んでいるらしい。

だからこの子を、たくさん褒めて、出来るよって自信をあげて、大人にしてあげると。


なかなか興味深いなと思った。


というわけで、この場所を使って

わたしの心の中にいる女の子を大人の自信ある女性にする、

道のりを記録することにした。


とは言っても、何をするかは決めていない。

でもこうして一歩を踏み出したことを、褒める。


よくやった。一緒に頑張ろね。









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