この世界から消えるまでに

 カンパニュラです。暖かくなってきましたね。春は好きな季節です、僕の誕生日もございやすので。。

 新作を投稿しました。「この世界から消えるまでに」という作品です。

【URL】
 nico:https://www.nicovideo.jp/watch/sm38506720
 you:https://www.youtube.com/watch?v=4SE_9jJUPkM



 以上から飛んでくださいまShe.

 今回、映像を3Pさん、ゲキヤクちゃんの調声をるのあさんにお願いしました。
 3Pさんとは「スカーデイズ」以来のコラボです。本当に素晴らしい映像を作っていただきました。作っていただくたびに感動が増してくるようで、心底素晴らしいセンスをお持ちの作り手さんだと思っています。今作では要所要所でアニメーションが施されていたり、歌詞の表示の仕方やクライマックスのイラストとか、めちゃくちゃ感動しました。これはいいものダ
 また、ご自身でUTAU音源も作成されている、調声師のるのあさんにゲキヤクちゃんの調声をお願いするのもこれで2度目です。1度目は僕が主催したスプリットep「騒やかな記憶」というものに収録した「騒奏」という作品で初めてお願いさせていただきました。その時の調声に対する感動が僕の中でずっと残っていたので「どうにか広められないかなぁ、この調声」ということで今作にて再びお願いする運びとなりました。
 快く引き受けてくださったお二人に多謝。お二人とも素敵すぎるセンスでもって作品にご助力くださったおかげで、自分としても心から納得できる作品ができたと思っています。


 楽曲についてなのですが、今作は、僕がわりかし長いこと生きている上でずっと思っている「死んじゃったらどうなるんだろう」という疑問、気持ち、思いの丈等をそのままストレートに出してみたらこんな感じの曲になりました、的なアレです。アレとは

 まず、作編曲についてはギターの弾き語りで骨格を作った後、その時に考えついたままDAWで作ってみたら割と壮大な感じになりまして、そのままの勢いで歌詞を書きました。歌詞については、聴いてくださった方はお分かりかなぁと思うのですが「人生」とか「世界」とかなにやら大きく出たなオイといった感じでございますね。。序盤に出てくる「魚」という単語は初投稿作品「夜巡り魚」のことが念頭にあったりなかったりしました。
 また、上記に加えてちょっと解説すると、歌詞の中に出てくる「原子に還る」という表現は、この曲を作るちょっと前に読んでいた中村文則さんの小説「教団X」のとあるくだり、もっと言えばとある人物が語る言葉から多大な影響を受けています。
 この表現、要は「ここからいなくなってしまう(=死んでしまう)」という意味なのですが、小説の中で語られているくだりを読んだ時にすごく感動しまして、読み終えた後も彼の言葉がずっと自分の中に残り続けていました。なので、この楽曲を書く時、歌詞の中でこの表現が自分から出てきた時も、「ああ、自然な流れだなぁ」と我ながら思ったくらいでした。
 この楽曲が最終的に行き着く結論も、実はこの作品から影響をちゃっかり受けていたりします。教団X、機会があればぜひ読んでみられてください。めっちゃ分厚いけど。そしてあわよくばまた聴きに帰ってきてくれてもイイノヨ

 手前味噌ながら、とてもいい曲ができたと思っています。自分の中で心の底から素直に自分の考えを形にできた曲になりました。作った直後も、今もですけど、僕個人としてこの先も残る大事な作品になる、と思いました。
 できるだけたくさんの人に聴いてもらいたいし、見てもらいたいなぁと思っています。すでに感想くださっている方は本当にありがとうございます。ほんと励みになっています。



 全然関係ないのですが今日ってwowakaさんの命日だったんですね。。。。。今朝ほど宣伝ツイートをした直後にトレンドに上がっている「wowakaさん」の文字を目の当たりにして初めてそのことに気づきました。何てタイミングが悪いんだろうと電車の中でオメオメと泣きましたが、今更投稿を取りやめるわけにもいかず、投稿してしまいましたですね〜〜〜〜〜〜ンポポポ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。大多数のボカロPがそうであるように、僕も御多分に漏れずwowakaさんのファンなので、今日の夕食時には自分の新作じゃなくてワールズエンド・ダンスホール聴きながらカツ丼食べてました。蕎麦もすすりました。ワロス。
 先述からもわかるようにこの作品はwowakaさんに向けた追悼曲では決してありませんが、wowakaさんのご冥福をお祈りする気持ちは僕含め、ボカロP、ボカロファンの皆さん変わらないと思います。僕は僕でこの先もできる限りボカロ、音楽を続けたいと思っています。
 もうね、めっちゃ楽しんでいきたい。こうなったらボカロや音楽でありとあらゆることをめちゃくちゃ楽しんでいきたい。やがてこの世界から消える時に「いや〜〜〜〜〜楽しかった〜〜〜〜」と言えるように、心の底から得体の知れない人生なんてものを楽しんでいきたいです。誰の人生でも、そうであって良いと思うんです。


 長々とわけわからんことを語り散らしてしまいましたが、この作品をご視聴くださった先に何か感じてくださったらこれ以上の嬉しみはないです。
 いつも本当にありがとうございます。新作、どうぞよろしくお願いします!!!!!


 ではこの辺でね。

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