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仏滅は永遠に大安です

ドイツ人と日本人のハーフの私(笑)からみて、理解し難いこと。それは、お清めの塩。仏滅に披露宴をしないのは、なぜ? どうして、友引に葬式を避けるの?

お清めの塩は、神道の儀式由来。体に塩をまいて死による穢れを払います。でも、浄土真宗は死による穢れを否定しており、お清めの塩は、むしろご法度。

先勝(せんしょう、さきがち)、先負(せんぷ、さきまけ)、友引(ともびき)、赤口(しゃっく、しゃっこう)、仏滅(ぶつめつ)、大安(たいあん)って何?

上記6つを六曜といい、中国では、争いごとの吉凶を占うのに使われていました。日本に伝来したのは14世紀の鎌倉から室町時代と言われています。

そもそも、占いを否定している仏教は、あらかじめ決まったでものごとが決まる決定論に与(くみ)しません。

では、冠婚葬祭と六曜とを結びつけた人々の心の闇(笑)に分け入ってみましょう。

先勝は「先んずれば勝ち」ってことで、急ぐ方が吉とされます。そして、先負はその対極。これらが、当て字に由来していることは、言うまでもありませんね。

「凶事に友を引く」ってことで、葬儀を避ける友引も当て字由来。もともとは「勝負のつかない引き分けの日」の意味でした。

仏滅よりお祝いごとに不向きとされる赤口。この日、八鬼の鬼神が人や生き物を悩ませます。また、は火や血を連想させることから赤口は、火の元や刃物に注意すべき日となりました。

仏滅は、もともとは物滅。「物を失う」「空しい」という意味で、お釈迦さまの命日とは無関係。今から6年ほど前になりましょうか、オイラの娘の結婚式は仏滅の日に行っています。家族だけの小さな披露宴でしたが、仏滅ということで、ホテルから大幅なディスカウントを頂きました。

ディスカウントは申すまでもなく、「大いに安し」すなわち、大安であります。

仏滅は永遠に大安です。by 長嶋○雄

謝辞(しゃじ):社寺(しゃじ)関連の記事投稿のきっかけを頂いたkojuro先輩と、ながた師範に深謝(しんしゃ)します。おかげで、連日投稿を続けることができました。ついでに、kojuro先輩、新車(しんしゃ)、大切に使っていますか?  次のぞろ目は大切にね(笑)。

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