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インスタグラムのインサイトをスプレッドシートで出力・分析する方法

<【随時更新】本ツールご利用中のお客様へ>
▼テンプレートの改善のご案内:2023年12月13日追記
配布しておりますLooker Studioのテンプレートにて一部表示されないケースがございました。テンプレートを修正しておりますので、必要に応じて再度設定をいただけますと幸いです。

▼Instagram APIの不具合が解消決されました:2023年12月5日追記
2023年12月4日にご案内しておりました「Instagram APIの不具合」が解消され、現在は「リーチ」、「インプレッション数」が正しく出力される状態になっております。

▼Instagram APIの不具合による一部指標が反映されない件ご案内:2023年12月4日追記
投稿のインサイトの「リーチ」、「インプレッション数」がAPI側から0で返ってきてしまう状況が発生しております。
Facebookの開発者フォーラムにて同様の報告があがっておりますが、Facebook側からの回答はなく、本不具合の修正の目処は不明でございます。
参考: https://developers.facebook.com/community/threads/861079738899939/
https://developers.facebook.com/support/bugs/878405570271149/
GASラボでは引き続きこの問題を注視してまいります。
なにか動きがありましたらnoteにてお知らせいたします。

▼ツールアップデートのご案内:2023年11月25日追記
・取得データ種別の追加:「アカウントのインサイト(メディアのプロダクト種別)」&「アカウントのインサイト(フォロー種別)」
・本ツール専用Looker Studio分析テンプレートのアップデート:合計1ページ→10ページのテンプレにアップデート
※既に本記事をご購入の方は必要に応じて再度セッティングしてください。

▼Instagram APIの仕様変更によるエラーについてのご案内:2023年10月6日追記
Instagram APIの仕様変更により、画像、動画、カルーセル投稿では「エンゲージメント」が取得不可となり、代わりに「合計のインタラクション数」が取得可能になりました。
そのため、一部のお客様は「投稿のインサイト」が一部取得できないエラーが発生しております。
新しいバージョンのツールでは、エンゲージメントは「いいね!」+「コメント」+「保存」の合計値を本ツールで自動計算して出力される仕様に変更しております。
新しいバージョンのツールやLooker Studioのテンプレートをご用意しておりますので、お手数ですが、ツール配布リンクより再度コピーを生成いただき、ご利用くださいませ。
参考:発生していたエラー例
"message":"(#100) These metrics carousel_album_impressions, carousel_album_reach, carousel_album_engagement, carousel_album_saved, carousel_album_video_views are no longer supported on version v18+.

▼Instagram APIの障害によるエラーについてのご案内:2023年7月7日追記
一部のユーザー様に「Instagramアカウント一覧を更新」メニュー実行時にInstagram APIの障害によるエラーが発生しております。
ご不便おかけしますが、障害の対応策を下記の記事にてまとめておりますので、ご覧ください。
インスタグラムアカウントを取得できない場合の対処方法

Instagramの分析ツール「インサイト」は、Instagramで継続的な情報発信をされている方であれば、多くの方が利用されているのではないでしょうか。

Instagramインサイトは「プロアカウント」のみの分析ツールではありますが、個人アカウントや外部からは確認できないアカウントの投稿のインプレッション数、リーチ数、いいね数や保存数、コメント数などの各種エンゲージメント数など貴重なデータを確認することができます。

つまり、Instagramインサイトを上手に利用すれば、Instagramのアカウントを成長させる上で非常に重要なヒントを得ることができるのです。

しかし、InstagramにはインサイトのデータをcsvやExcel形式などで外部出力できる機能がないため、別の切り口での分析やデータの一覧化するには多大な手間がかかってしまいます。

また、Instagramのインサイトの過去のデータは期間の制限があるため、確認できるデータも限定されています。

そこで本記事では簡単にInstagramのインサイトデータをGoogleスプレッドシートに出力・蓄積し、分析に活用する方法を紹介します。



Instagramのインサイトに関する主な問題点

Instagramのインサイトデータはアカウント運用で有益なヒントを得ることができる反面、先述の通り「課題」もあります。本セクションでは、Instagramのインサイトに関する主な問題点を整理して紹介します。

課題1:インサイトデータをCSVやExcelで外部出力できない

Instagramには、インサイトデータをCSV形式やExcel形式などで外部出力する機能が標準搭載されていません。(2023年11月時点)

そのため、CSVやExcel、Googleスプレッドシートなどでインサイトデータを扱い加工することが簡単にはできません。

課題2:閲覧できるデータ期間が限られている

Instagramのインサイトデータは閲覧できるデータ期間が限られています。

例えば、「アカウントのインサイト」のデータについては過去90日間までしか遡ることができません。また、投稿のインサイトについては、最大で2年間までしか遡ることができません。

過去のデータも含めて分析をするためには、データを別途蓄積する必要があります。

現状の主な解決策

インサイトデータを加工しやすいように出力し・蓄積するための解決策としてあげられるものは主に下記の2つです。

1:日々人力でExcelなどに入力する(時間が必要)
2:Instagram APIを利用してデータを取得する(プログラミングのスキルが必要)

本記事をご覧いただいている方であれば、データを入力する時間よりもコンテンツの企画・作成に時間をかけたいと思っている方が多いでしょう。

一方、プログラミングスキルを持っていない方にとっては、APIを利用してデータを取得するというのはハードルの高いタスクです。

そこで、今回ノンプログラマーでもご利用いただけるような、「Instagramインサイトデータ」を自動で取得し、 Googleスプレッドシートに蓄積することのできるツールを開発しました!


Instagramインサイトデータ自動取得ツール

Instagramインサイトデータ自動取得ツール

今回開発したツールは、Instagramインサイトデータを自動で取得し、 Googleスプレッドシートに出力・更新・蓄積することができるツールです。

取得するインサイトデータは「アカウントのインサイト」、「アカウントのインサイト(メディアのプロダクト種別)」「アカウントのインサイト(フォロー種別)」「投稿のインサイト」の合計4種類となります。

一度初期設定をしてしまえば、毎日Instagramのインサイトデータを自動で取得し、スプレッドシートへ出力・更新されるようになっていきます。

スプレッドシートに蓄積されたデータを関数などを活用して分析していただくことはもちろんですが、Instagramインサイトのデータをより簡単に分析ができるよう、Googleの無料BIツール「Looker Studio(旧Googleデータポータル) 」の専用テンプレートもご用意しております。

本ツールは「買い切り型」のツールです。他のツールでよくありがちな月額の支払いはありません。

また、お持ちのPCのOS(Windows、Macなど)に関係なく、 Googleスプレッドシートがご利用できるような環境であれば、本ツールをご利用いただくことができます。

今回開発したツールは本記事をご購入のお客様に配布いたします。

Instagramインサイトの貴重なデータを蓄積していきたい方や、高度な分析をしてみたい方、最近利用する方が増えてきたBIツールを使ってみたい方にオススメのツールです。

【ご購入者様限定】安心の使い方サポート付き!
ご利用時に不明点がありましたら、ツールの使い方を無料でサポートさせていただきます!

【note限定】GASラボの「返金申請制度」のご案内
初めて購入されることにご不安をお持ちのユーザー様に配慮し、
GASラボがnoteにて有料で販売しておりますツールにつきましては、全て「返金申請を受け付ける」設定にしております。

noteの仕組み上ご購入後24時間以内でしたら、返金申請ができるようになっております。

参考:noteの返金機能に関する記事
https://note.com/info/n/n0dc70d30b512

参考:GASラボのおすすめ自動化ツールのご紹介

GASラボでは、自動化ツールを多数開発しております。Instagram関連の自動化ツールも複数ご用意しております。複数のツールをご利用される場合は、お得なツールセットがおすすめです。

参考:Twitterアナリティクスデータ自動取得ツールもあります

今回開発したツールは「Instagramインサイトの自動取得ツール」ですが、過去に同様のTwitterアナリティクスデータ自動取得ツールも開発しております。
Twitterアナリティクスデータを自動取得されたい方は下記の記事をご覧ください。


Instagramインサイトデータ自動取得ツールの3つのポイント

今回開発した「Instagramインサイト自動取得ツール」の特徴を3つのPOINTにまとめて紹介します。本ツールの詳しい仕様については本ツールのマニュアルページもご覧ください。

Instagramインサイトデータ自動取得ツールご利用マニュアルページ

POINT1:Instagramインサイトのデータを自動で取得しスプレッドシートに出力!

Instagramインサイトのデータを自動で取得しスプレッドシートに出力
  • 1時間ごとにInstagramインサイトのデータをAPIを通じて自動で取得し、Googleスプレッドシートに出力・更新していきます。

  • 投稿のサムネイル画像も取得し、 Googleドライブに自動で保存していきます。


POINT2:アカウント・投稿のインサイトデータを取得!

アカウント・投稿のインサイトデータを取得!

本ツールでは、下記4種類のインサイトデータを取得・出力していきます。

  • アカウントのインサイトデータ

  • 投稿のインサイトデータ

  • アカウントのインサイト(メディアのプロダクト種別)※NEW!!

  • アカウントのインサイト(フォロー種別)※NEW!!


POINT3:分析用Looker Studio(旧Googleデータポータル)テンプレも無料で配布!

分析用Looker Studio(旧Googleデータポータル)テンプレも無料で配布!
  • BIツール「Looker Studio(旧Googleデータポータル) 」を利用すれば、Instagramインサイトのデータを可視化することが可能です。

  • 無料で本ツール専用のLooker Studio(旧Googleデータポータル)テンプレートも配布しております。

  • 2023年11月のアップデートにより、合計10ページのテンプレートに進化しています。


Instagramインサイトデータ自動取得ツールのご利用イメージ

Instagramインサイトデータ自動取得ツールの初期設定のイメージやご利用イメージを画像付きで紹介します。

詳しい操作マニュアルについては、下記のページにて掲載しておりますので、そちらもご参照ください。

※参考:Instagramインサイトデータ自動取得ツールご利用マニュアル

STEP1:ご購入された本ツール(Googleスプレッドシート)をコピー

本ツールはGoogleスプレッドシート形式のツールです。最初は閲覧権限のみとなっておりますため、ツールをご利用いただけるようにするために、本ツール(Googleスプレッドシート)をコピーしていただきます。


STEP2:Instagram API利用の設定・情報取得し、「設定」シートに貼り付け

本ツールではInstagram APIを利用してインサイトデータの自動取得をします。そのため、Instagram APIの利用に必要な情報(App ID、App secret、短期トークンの3点)を設定・取得いただき、本ツールの「設定シート」の各項目に貼り付けます。

※参考:Instagram APIの利用に必要な情報の取得方法や設定方法については下記の記事を併せてご覧ください。
Instagram APIの利用設定方法


STEP3:メニューから「Instagramアカウント一覧を更新」を実行

本ツール独自で用意している「メニュー」より「Instagramアカウント一覧を更新」を実行します。

その後、設定シートの「アカウント」の欄にて、本ツールを利用するアカウントをプルダウンで選択します。


STEP4:メニューから「長期トークンを発行」を実行

次に独自メニューから「長期トークンを発行」を実行します。

設定シートの「長期トークン」の欄に自動で長期トークンの値が出力されますので、そちらを確認します。

以上でInstagramAPIの利用準備が完了です。


STEP5:「メニュー」より「データ取得」を実行(動作テスト)

これまでの手順が正しく設定されるかを確認するために、手動でInstagramインサイトデータを取得してみます。

独自の「メニュー」より「データ取得」を実行します。


STEP6:「メニュー」より「データ取得の定期実行を開始」を実行

最後にインサイトデータの取得の自動化を設定します。

独自の「メニュー」より「データ取得の定期実行を開始」をクリックします。

以上でInstagramインサイトデータの自動取得の初期設定は完了です。以降は1時間ごとにInstagramインサイトデータが取得され、本ツールの「アカウントのインサイト」シートおよび「投稿のインサイト」シートに取得されたデータが蓄積されていきます。


本ツールで取得できるデータについて

本ツールで取得できるデータは「アカウントのインサイトデータ」と「投稿のインサイトデータ」の4種類となります。
それぞれで取得できるデータを紹介します。

アカウントのインサイトデータの取得項目

アカウントのインサイトデータの場合は下記の項目を日次で取得することができます。下記以外は取得対象外となります。

・日付
・リーチ
・インプレッション数
・プロフィールのアクセス数
・ウェブサイトのタップ数
・[電話する]ボタンのタップ数
・[メールを送信]ボタンのタップ数
・テキストボタンのタップ数
・新規フォロワー数
・住所のタップ数

アカウントのインサイト(メディアのプロダクト種別)の取得項目

メディアのプロダクト種別ごとのアカウントのインサイトデータも取得可能です。

・日付
・メディアのプロダクト種別(AD/FEED/STORY/REEL/CAROUSEL_CONTAINER)
・リーチ
・合計のインタラクション
・いいね数
・コメント数
・保存数
・シェア数

アカウントのインサイト(フォロー種別)の取得項目

フォロー種別ごとのアカウントのインサイトデータも取得可能です。

・日付
・フォロー種別(FOLLOWER/NON_FOLLOWER/UNKNOWN)
・リーチ

投稿のインサイトデータの取得項目

投稿のインサイトデータの場合は下記の情報を投稿ごとに取得することができます。下記以外は取得対象外となります。(投稿の種類によっては取得できない項目もあります。予めご了承ください)

・ID
・キャプション
・メディアのプロダクト種別
・メディアの種別
・メディアURL
・パーマリンク
・作成日
・いいね数
・コメント数
・エンゲージメント(「いいね!」+「コメント」+「保存」の合計値を本ツールで自動計算する仕様に変更:2023年10月6日)
・リーチ
・インプレッション数
・保存数
・視聴数
・離脱数
・返信数
・次へタップがされた数
・戻るタップがされた数
・再生数
・シェア数
・合計のインタラクション数(APIの仕様変更により、画像、動画、カルーセル投稿はエンゲージメントの代わりに「合計のインタラクション数」が取得・出力されます)


本ツール専用Looker Studioテンプレートのご案内

本ツール専用Looker Studioテンプレートのご案内

本ツール専用にはなりますが、 GoogleのBIツール「Looker Studio(旧Googleデータポータル) 」の分析用テンプレートをご用意しております。

本ツールご購入のお客様は無料でご利用いただくことが可能です。

Looker Studio(旧Googleデータポータル) テンプレを利用したサンプルもご用意しておりますので、参考にしていただければ幸いです。

サンプルを見る

実際のテンプレートは本ツールをご購入いただいたお客様にのみご利用いただけるよう、本ツールのスプレッドシート内にテンプレートのリンクをご用意しております。

テンプレートはご自身でカスタマイズしていただくことも可能です。簡単に見たい指標に関するグラフの描画もできますので、足りないグラフや表などはご自身で追加してみてください。

テンプレートを利用するための手順は「Instagramインサイト自動取得ツールご利用マニュアル」に詳しく記載しております。


本ツールご利用上の注意点

  • 本ツールの利用には、Googleアカウント、 有効なInstagramアカウント(ビジネスアカウント)、Instagramアカウントが紐づいた「Facebookページ」が必要になります。

  • 本ツールはInstagramAPIを使用して情報を取得しております。場合によっては、一時的に情報が取得できない場合や、情報の取得が失敗するケースもございます。予めご了承ください。

  • 本ツールの利用で発生した問題の責任は負いかねます。事前に使い方をテスト、理解した上で、ご利用ください。

  • 本ツールは処理時間に上限があります(約6分)。そのため、投稿データがあまりにも多い場合には、処理を完了できない可能性もあります。予めご了承ください。

  • 本ツールではサムネイル画像を自動で Googleドライブに保存しております。 Googleドライブの容量にご注意ください。

  • 本ツールはInstagram APIの仕様変更に伴い、ツール自体の仕様が変更になる可能性やアップデートされる可能性、データ取得できなくなる可能性がございます。予めご了承ください。

  • ツールおよびプログラム、データポータル のテンプレートの著作はGASラボにあります。無断での転載・再販・配布・共有やソースコードのコピーは固く禁止しております。

  • 本ツールは初回利用時に「認証・許可プロセス」が発生します。認証・許可を下記の記事を参考に進めて下さい。

  • その他注意点については、操作マニュアルをご覧ください。

よくある疑問Q&A

Q.「Instagramアカウント一覧を更新」メニューを実行するとエラーが発生します。

ご不便をおかけしますが、下記のページの手順をお試しいただけますと幸いです。

インスタグラムアカウントを取得できない場合の対処方法


Instagramインサイトデータ自動取得ツールの今後の更新について(2023年11月25日時点)

ツールの機能追加について

基本的にユーザー様のリクエストをお伺いしながら機能の拡充に取り組んでいきます。是非、リクエストをお寄せください。

<これまでの機能追加履歴>

  • 画像保存処理の調整(2022/12/5)

  • ストーリーズのデータ取得に対応(2022/12/5)

  • データ取得間隔を24時間ごと→1時間ごとに変更(2022/12/6)

  • Instagram APIの仕様変更によるエラーの対応、取得項目や仕様の変更+Looker Studioのテンプレートの変更(2023/10/6)

  • 取得データ種別の追加:「アカウントのインサイト(メディアのプロダクト種別)」「アカウントのインサイト(フォロー種別)」(2023/11/25)

  • 本ツール専用Looker Studio分析テンプレートのアップデート(2023/11/25)

既にご購入されているお客様は、お手数ですが、新しいバージョンのツールをツール配布リンクより入手いただけますと幸いです。

ツールの提供価格について

・本ツールは「2,980円」でご提供します。
・機能拡充のタイミングなど、今後価格が変更になる可能性があります。予めご了承ください。

GASラボのその他のツール開発について

  • GASラボでは、今回のInstagramインサイトデータ自動取得ツール以外にも業務効率化・自動化に役立つツールの開発を進めています。

  • GASラボでは、今後も便利な自動化ツールや新規サービス、テンプレートを開発・公開してまいります。ご興味がある方はnoteTwitterをフォローいただけると嬉しいです。


この先は有料コンテンツになります。本記事をご購入された方に「Instagramインサイトデータ自動取得ツール」の配布ページURLを公開しております。


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