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『天狗』

皆さん、こんにちわ。

臥龍桜です。

さて、今回は『天狗』に関してお話ししていきたいと想います。

ではではご一緒に行きましょう。

まず皆さん

『大天狗』をご存知ですか?

妖怪?神とされ善悪両方の面を持つ存在で
大天狗に関しては、優れた仏僧、修験者が
死後に大天狗になりかなりの神通力を持つ
天狗とされています。

さて、その中でも特に大きな神通力を持つ
大天狗さん達を

『四十八天狗』と言います。

では一覧を。

愛宕山太郎坊
比良山次郎坊
鞍馬山僧正坊
比叡山法性坊
横川覚海坊
富士山陀羅尼坊
日光山東光坊
羽黒山金光坊
妙義山日光坊
常陸筑波法印
彦山豊前坊
大原住吉剣坊
越中立山繩垂坊
天岩船檀特坊
奈良大久杉坂坊
熊野大峯菊丈坊
吉野皆杉小桜坊
那智滝本前鬼坊
高野山高林坊
新田山佐徳坊
鬼界ヶ島伽藍坊
板遠山頓鈍坊
宰府高垣高林坊
長門普明鬼宿坊
都度沖普賢坊
黒眷属金比羅坊
日向尾畑新蔵坊
醫王島光徳坊
紫黄山利久坊
伯耆大山清光坊
石鎚山法起坊
如意ヶ嶽薬師坊
天満山三萬坊
厳島三鬼坊
白髪山高積坊
秋葉山三尺坊
高雄内供奉
飯綱三郎
上野妙義坊
肥後阿闍梨
葛城高天坊
白峯相模坊
高良山筑後坊
象頭山金剛坊
笠置山大僧正
妙高山足立坊
御嶽山六石坊
浅間ヶ嶽金平坊

とまぁ、、、なんか、、、漢字だらけで
威圧感がありますね。

ちなみに『坊』は簡単に言うと『集団』 
1番下の大天狗さんの名前を例にすると

浅間ヶ嶽金平天狗集団

とこんな感じです。

集団名=大天狗個人名でもあり
名前が分からない大天狗さんもいるので
集団名=個人名になってる大天狗さんもいます。

で、その中でも

『八天狗』と言われる

大天狗さん達がこちら。

愛宕山太郎坊
比良山次郎坊
飯綱三郎
鞍馬山僧正坊
大山伯耆坊
彦山豊前坊
大峰山前鬼坊
白峰相模坊

更に、石鎚山法起坊さんを加えた
九人を総称して

『八天狗』と言います。

石鎚山法起坊さんは特別な様で

簡単に何故特別かを説明すると

石鎚山法起坊の

石鎚山(いしづちやま)

は、役行者さん、空海さんが修行した山で
霊山とされています。

この石鎚山を開山したのが役行者さんです。
開山に関しては以前お話しましたね。
もう一度簡単に説明すると

『神社、寺などを最初に造った事』

を開山と言います。

で、石鎚山を開山した人が役行者さんです
その後に、寂仙(じゃくせん)さん、空海さんも
開山した様です。

石鎚山には石鎚の神さんが居ると言われ
イザナギ、イザナミさんの子供で

石土毘古命(いわつちひこのみこと)

が岩槌山に居ると言われています。

ざっとですが、この様な経緯がある
石槌山。

では、石槌山法起坊さんとは?

実は役行者さんそのものだと言われています。

石槌山法起坊さん=役行者さんで
石槌山法起坊さんが
石槌大権現さん=石土毘古命さんに参拝に来た
人達の願いを、石鎚山法起坊さんが聞き
石鎚大権現に伝えると言われている様です。

ちょっとゴチャゴチャしましたかね。

まぁその様な経緯があり

石鎚山法起坊さんは特殊、特別な扱いになる様です。

さて、ざっとですが

四十八天狗、八天狗の話はこんな感じです。

さて、この天狗さん達の中で個人的に気になる
大天狗さんが何人かいます。

鞍馬山僧正坊

(くらまやまそうじょうぼう)

愛宕山太郎坊

(あたごやまたろうぼう)

秋葉山三尺坊

(あきばやまさんしゃくぼう)

吉野皆杉小桜坊

(よしのみなすぎこざくらぼう)

この4人の方たちが個人的に気になります。

昔、色々と調べました。

その中で個人的に調べた事を書いていきますね。

まずは

以前もお話しした

鞍馬山僧正坊さんから。

鞍馬山僧正坊さん

話によると

護法魔王尊(鞍馬山魔王大僧正)
この魔王大僧正さんの配下または
同一人物とされます。

しかし今言った様になったのは
1949年鞍馬弘教が天台宗から独立してからです。

理由は以前お話した様に
ブラバッキーさんの『神智学』の影響ですね。

ではその前は?

これも以前お話ししましたね。

元々、鞍馬山は天台宗に色々な宗派を
混ぜた様なものでした。

ただ本来は

『毘沙門天』を安置したのが始まりです。

そして、鞍馬山は昔

暗部山(くらぶやま)

と言われていました。

1949年以降、神智学の影響をうけた鞍馬寺は

以下の3人を尊天、本尊として祀ってあります。

毘沙門天王・千手観世音菩薩・護法魔王尊

鞍馬寺の本堂の前には

巨大な六芒星があり四隅には三角が四つあります。

また、鞍馬寺は狛犬ではなく

狛虎がいます。

虎は毘沙門天の使いとされているので

狛犬では無く『虎』の様です。

またもしらしたら?虎よりも

『百足』(ムカデ)の方が古いかもしれません。

百足も毘沙門天の使いとされています。

個人的には百足の方が虎より有名なんじゃないかとも。

像とかは無いけれど毘沙門天を本尊として祀るお寺さんの朱印とかお札とか色々な所に百足がいます。まぁ隠れミッキーみたいな(笑)

何故?百足か。

簡単に言うと縁起物の意味もありますし。
一足かけただけでも、歩行が乱れる事から
協調する事の大切さや、後ろに歩かない前だけ進む事から意志の強さなど。
色々な言われがあります。

皆さんももし毘沙門天さんの所に行く機会があれば『隠れムカデー』を探してみるのも面白いと想いますよ(笑)

何気に百足マークのお酒は有名です。

さて。

そして以前もお話しした様に

鞍馬寺の護法魔王尊さんは

650万年前に『金星』からやって来たとされています。

護法魔王尊さんの本名は

サナート・クマラです。

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ここからは以前は書いていない事です。

サナート・クマラはヒンドゥー教の神話に
登場する人物でブラフマーの精神
魂と考えた方が分かりやすいと想います。
魂から産まれた子供です。

サナート、サナトは

『永遠』

クマーラ、クマラは

『童子』と言う意味です。

サナート・クマラ

直訳は『永遠の童子、男の子』

という意味になります。

また別に

チャトゥルサナとも言われ

4人のクマーラという意味で

それぞれサナカ、サナタナ、サナンダナ、サナトという名があります。

ヒンドゥー教の最高神の1人

ヴィシュヌの化身ともされ

簡単に言うと

特別な目的の為にこの地球に降りて来たのが
ヴィシュヌの化身でもある

チャトゥルサナ

その内の1人が

サナート・クマラという事になります。

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ここは以前も書きましたが

神智学の影響を受けた鞍馬寺では
サナート・クマラを護法魔王尊として祀る様になります。

何故?魔王か?

サナート・クマラは金星からやってきました。

金星=明けの明星=ルシフェル=魔王

だからですね。

しかしこれは

当時、紀元前の学者の翻訳ミス、解釈ミスによるものがそのまま広まってしまったが故に

明けの明星=ルシフェル=魔王になってしまった訳です。

光をもたらすもの、光り輝くもの

それが本来の意味なんです。

さて、鞍馬山僧正坊さんに関してはこんな感じで。

ここまででも中々興味深いんじゃないでしょうか?

あれ?えっ?って想う事もありますよね。

さて次は

吉野皆杉小桜坊に関してです。

吉野皆杉小桜坊に10年ぐらい前から
多少、縁がありまして

色々調べたり、お話しを聞いたりしました。

正直、吉野皆杉小桜坊に関しては中々苦労しました。

情報が少ないんです。

他の四十八天狗さん達の中にも所在不明な方々もみえます。

が、時間をかけて調べて、辞めて、またふっとした事で調べての繰り返し。

で、分かった事。

それは

吉野皆杉小桜坊(集団名ですが、あえて小桜坊は僕の中では個人名です(^_^)大好きな天狗さんです。)

小桜坊は大天狗であり、更に修行を重ねる事で

秋葉山三尺坊になるという事を見つけました。

そして

秋葉山三尺坊も更に修行を重ねる事で

大日大聖不動明王になると。

吉野山に行った時に、小桜坊さんはどこに居ますか?と聞いた時に

『お不動さんはこちらですよ。』

と丁寧に教えてくれた方の意味はそういう事
だったんだと納得しました。

さて。小桜坊のお話はここまでです。

次に秋葉山三尺坊さんに関して。

秋葉山三尺坊さん=小桜坊が修行して成長した
状態の事ですね。

小桜坊に関しては情報は少ないんですが
秋葉山三尺坊さんに関しては色々と情報があります。

基本情報としてはこちら。

●三尺坊とは戸隠・教釈院(現・岸本家)に生まれた実在の人物といわれ。

光仁天皇の宝亀9(778)年、母が観音を念じて生まれたという神童でした。

一説によりますとその観音は飯綱山の三郎天狗の化身であったともいわれます。

やがて越後の栃尾で修行し、立派なお坊さまになりましたがある日不動三昧の法を修し、満願の七日目の朝、焼香の火焔の中に鳥の如く両翼が生じ右手に剣、左手に索を持つ相(飯綱権現の姿)を感得し。

自らその本尊たらんことを思って思惟すると、煩悩生死の業が滅尽して飛行神通自在となり(つまり天狗になったということです)

一匹の白狐にまたがって遠州秋葉山に止まったといいます。

その百数十年後にも尾張の円通寺に現れ修行し火伏の秘法を感得したといいます。

この様な感じが秋葉山三尺坊さんの基本的情報です。

先程もお話しした様に

基本、大天狗は元は仏僧、修験者であるので

元は『人間』なんですが。

はたして本当に人間なんでしょうか?

役行者さんや空海さん(空海さんは生き仏さんになってるので大天狗ではないですが。)は

沢山の伝説があります。

空を飛べた、温泉を出した、鬼を護りにつけてた、神と言われる存在と話した、病気を治したなどなど、、、、、

人間でありながら既に人間以上の力を持っている感じですね。

以前もお話ししましたが。

僕的には

神=人と考えています。

神=じん=人です。

では『人間』は?

個人的『人間』とは

人の間 神の間と考えています。

人=人間=神

間(はざま)の存在だと考えています。

まぁ単純に

悪=人間=神

こういう表現の方が分かりやすいですかね。

でも、今回は

人=人間=神で話を進めます。

ちなみに神=善ではありませんよ。
また、神=宇宙人という解釈です。

役行者さんや空海さんは生きながらにして
人=神=人神(ひとがみ)になったと考えています。

それなら伝説的な話もあながちただの伝説では無いと想うわけです。

やりすぎ都市伝説的な話で簡単に言うと

『ヒューメリアンだった』

でも。それは安直過ぎるので

やりすぎ都市伝説でもやっていた様に

ヨガやチベット仏教などの修行で最終的に
宇宙と交信していたと言っていた様に。

その領域に達していたと考える方がベターな
気がします。

なので。

人=神(宇宙人の能力に近いものを持つ存在だったんじゃないでしょうか)

さて、話は秋葉山三尺坊に戻ります。

秋葉山三尺坊さんは

『火伏せの神』とされています。

簡単に言うと

『火を防ぐ神』とされています。

また、秋葉山三尺坊と秋葉山大権現という

似たような名前をもつものがあり。

遠州の秋葉の方は信仰を広めたので

『今の根本』

越後の秋葉は

『古来の根本』

として、秋葉山三尺坊と秋葉山大権現を祀る
遠州、越後を二大霊山としました。

秋葉山大権現は

大国主(大黒天)が本体であり三尺坊とは違うと言われています。

魂は、ヒノカグツチとされています。

秋葉山三尺坊は

先程も言った様に元々人なので。
秋葉山三尺坊の魂は

観音菩薩と言われています。

どちらにせよ。

秋葉山三尺坊も秋葉山大権現

両方とも火伏せの神として今尚人気です。

そして

遠州の秋葉山には

狛虎さんがいます。

先程お話しした鞍馬山。

そこにも居ましたね狛虎さん。

そして、愛知県の鳳来山東照宮

ここにも狛虎さんがいます。

厳密に言うと、鳳来寺真言宗のお寺が先にあり。それとは別に東照宮があります。

まず鳳来寺から簡単に説明すると

利修仙人(りしゅうせんにん)

という方が桐生山のちの鳳来山で
木の実や草などを食べて修行をしていました。
そして、霊木から薬師如来を造り祀りました。
開山ですね。

その後、利修さんは百済(くだら)に仙術や仏教を学び鳳凰に乗って帰ってきました。
そこで、3人の鬼を従えて桐生山に住んでいました。

その当時の天皇 文武天皇が病気になり
利修仙人の噂を聞きつけた天皇のお付きの人が
利修仙人に病気を治してほしいとお願いします。

そして利修仙人は鳳凰に乗り
天皇の元へ訪れ、天皇の病気を治し
お礼に桐生山に鳳来寺を造りました。

そして、桐生山が鳳来寺山に変わったわけです。

鳳来山東照宮は、徳川家光さんが造りました

ご祭神は

徳川家康(東照大権現)で

『鎮守三社』と言われる

山王権現、熊野権現、白山権現さんを
一緒に祀っています。

何故ここに東照宮を造ったかと言うと

徳川家康の母親が子供が授からないので
夫婦揃って鳳来寺に篭り祈願していると
金珠を与えられる夢を見て、まもなく
家康さんを授かったとされる記録があり

それを知った家光さんが、鳳来寺の薬師堂を新たに作り直したりした中で、新たに東照宮を造ろうとなり。家光、家綱さん二代で完成させたのが

『鳳来山東照宮』です。

鳳来寺の方にはこの様な伝説があります。

家康さんは

壬寅年寅月寅の日12月26日の寅の刻(午前5時頃)

鳳来寺では家康さん誕生と時を同じく

薬師堂の本尊である薬師如来を守護する十二神将の中の寅神でもある真達羅大将の像が

忽然と姿を消し、家康さんが誕生すると
像も突然と元の場所に戻っていたと。

以来、家康は真達羅大将の化身であったと伝えられている。

『真達羅大将』

(しんだらだいしょう)

薬師如来を護る為の十二人の将軍の、一人です。

『十二神将』と言います。

真達羅大将の『魂』(簡単に言うと)

普賢菩薩さんになります。

また、真達羅大将はインドの神話では

『キンナリー』と言われ上半身は人で下半身は鳥に似てると言われています。

男性もいて

『キンナラ』と言われ上半身は人で、下半身は馬、もしくは上半身が馬で、下半身が人とも言われています。

話は鳳来山東照宮に戻り

徳川家康さんは産まれた時から

『虎』=『寅』と関係性が深かったんですね。

虎=寅ですが、寅=今で言うライオンも含まれるかもしれません。

さて、この様に

『天狗』

を調べると面白い話が沢山ありますね。 

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以前のお話しも絡めた感じで少しポイントなどをまとめてみましょう。


ヴィシュヌ神の魂=チャトゥルサナ

チャトゥルサナ=永遠の童子(少年)

永遠の童子がヴィシュヌ神の特別な用事の為にこの世界に特例として降りる(4人いる?)

この世界に降りる=堕天(悪い意味では無い)

チャトゥルサナ堕天=サナート・クマラ=
鞍馬山僧正坊=ルシフェル

ルシフェル=金星=明けの明星

ルシフェル=魔王=護法魔王尊

毘沙門天=虎が毘沙門天の使い(ムカデも)

鞍馬山=暗部山(くらぶやま)

この様な所がポイントだと想います。

ではこれに前回のお話しを絡めてみましょう。

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都市伝説では

クババ=クベーラ=キュベレー=

毘沙門天

でしたね。

クババ、キュベレーは前回ちょっとお話ししたので

『クベーラ』を簡単に

クベーラはインド神話の『富と財宝の守護神』とされています。

ローカパーラの1人で『北』の守護神でもあります。

ローカパーラとは何か?

『世界を守るもの』という意味です。

四方(東西南北)または八方のそれぞれの神の総称です。

ローカパーラは仏教の十二天の原型になったとされています。

先程書いた

十二神将とは違います。

シヴァとも仲が良かったと言われています。
それは、クベーラが北、シヴァが北東と
同じ北方を護る神だったからではないでしょうか。

ではクベーラさんを見てみましょう

1番上の石像のクベーラさんはもう毘沙門天ですね。

先程、虎=寅=ライオンも〜と書いた理由は
1番最後の画像。

この動物は

『スノーライオン』と言われています。

雪獅子とも言われています。
僕達、日本人からしたら狛犬でしょ?となりますね(笑)

狛犬さんも犬では無くスノーライオンでしょうね。

話は戻ります。

仏教に取り入れられてからは

クベーラさんのもう一つの名前

『ヴァイシュラヴァナ』が

『多聞天』という名前になり

発音的なことから作った名前が

『毘沙門天』になりました。

なので

多聞天=毘沙門天です。

同じ北方を守護する神です。

『十二天』とは

帝釈天 火天 焔摩天(えんまてん)

羅刹天 水天 風天

毘沙門天 伊舎那天(いざなてん)

梵天 地天 日天 月天

を十二天と言います。

東を帝釈天

南を焔摩天(えんまてん)

北を毘沙門天

西を水天

が守護します。


では

『四天王』について。

四天王は

東の持国天

西の広目天

北の多聞天

南の増長天

この四人を四天王と言います。

基本的に四天王はどの宗派にも属していません。(強いて言うなら密教系です。)

先程も書いた様に

ローカパーラ=十二天の原型なので

四天王も元々は

ヒンドゥー教、バラモン教、仏教の

インド神話が元になってると想われます。

しかし

ローカパーラ=十二天ですが
全てが同じという事ではありません。

まずローカパーラは

『ヴェーダ』という『本、聖典』に、書かれています。

ヴェーダは年代により内容が少し変わってくる様です。

また広い意味でのヴェーダは四種類

サンヒーター

ブラーフマナ

アーラニヤカ

ウパニシャッド

ウパニシャッドは奥義書と言われています。

細かい意味でのヴェーダは

サンヒーターの中の四種類

『アタルヴァ.ヴェーダ』

アタルヴァ.ヴェーダは年代により内容が少し変わります。

『リグ.ヴェーダ』

『サーマ.ヴェーダ』

『ヤジュル.ヴェーダ』

このヴェーダよりも重要だとされるのが。

『マハーバーラタ』です。

こちらも、本、聖典です。

ではマハーバーラタの四天王を紹介します。

東のインドラ

西のヴァルナ

北のクベーラ

南のヤマ

当たり前ですがここにクベーラがいますね。

という事は厳密に言ったら違うかもしれませんが。

東のインドラ=持国天

西のヴァルナ=広目天

北のクベーラ=多聞天

南のヤマ=増長天

となります。

更にこれに仏教の十二天を合わせます。
(四天王は密教系と捉えてもらえば良いです)
ローカパーラも合わせます。

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東=インドラ=持国天=帝釈天

西=ヴァルナ=広目天=水天

北=クベーラ=多聞天=毘沙門天

南=ヤマ=増長天=焔摩天

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とこの様になります。

この中で更に気になる人達がいます。

ヤマさんです。

ヤマさんは焔摩天の名前の通り

閻魔様です。

閻魔様=地蔵菩薩とも言われています。

それはヤマさんの兄弟であり奥さんに
ヤミーと言う方が居ます。

ヤマさんとヤミーさんが結婚して最初の人類が産まれたとされています。

ヤマさんが亡くなり死者を導くものになり
閻魔になり。

ヤミーさんが地蔵菩薩になった
あるいはヤマさんが2つに分かれて
閻魔さん、地蔵さんになったとあります。

個人的には、一つが分かれたよりは
ヤマ=閻魔さん、ヤミー=地蔵さんの方が
納得出来ます。

シャクティガルバ(大地の胎内)を2つに
分けて考えた時に、何となく辻褄が合う気がするので。


もう1人が

ヴァルナさんです。

ヴァルナさん=水天さんなんですが

水天宮に祀られている、ご祭神は

アメノミナカヌシさんです。

簡単な説明だと有馬(有間)(ありま)神社のご祭神がアメノミナカヌシであり。

戦の時に
有馬に隠れ住み。後に秀吉により有馬家は
中央に戻されました、アメノミナカヌシが与えてくれた幸運を慈悲を忘れない様に
有馬(有間)神社の社紋 三つ巴を有馬家の家紋としているそうです。

この有馬家が水天宮を造ってアメノミナカヌシさんに助けられたので

水天宮=アメノミナカヌシさんが繋がるわけです。

では、純粋に水天さんとは?

勿論、仏教の十二天の一人なんですが

水の神であり、竜を従える神さんで
インド、イラン周辺の神話のアスラ族の神で

天空と司法の神さんとされています。

『智恵ある神』とされ

火、太陽の属性を持つとされています。

また、奈良県の東大寺の盧舎那仏像

(びるしゃなぶつ)

分かりやすく言うと東大寺の大仏さんの事です(^_^)

サンスクリット語で

『ヴァイローチャナ』(仏教)

アスラ族の王の名前です。

密教の摩訶毘盧遮那仏

(マハー.ヴァイローチャナ)

=大日如来です。

この様な繋がりになります。(順不同)

ヴァルナ=アメノミナカヌシ

=大日如来(摩訶毘盧遮那仏)=水天=盧舎那仏像=(奈良の大仏)

=『アフラ.マズダ』


この様になります。

毘沙門天さんも=大黒天です。

ヒンドゥー教の

『マハーカーラ』=シヴァの化身とされています。

しかし、この裏にはチベット仏教とヒンドゥー教の争いがあり。最終的にチベット仏教が勝った事などの問題もあると想います。

また、大黒天=大国主にもなります。

この様に

『天狗』または天狗に関する事を調べて行くと色々と他のものも見えてきます。

さて、最後の愛宕山太郎坊さんに関しては

次回

お話ししたいと想います。

以上、長々とありがとうございました。

臥龍桜でした。















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