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トーキョーコーリングを終えて

ちょっと前の話。3日間にわたるバンド音楽のサーキットイベント、トーキョーコーリングが終わった。
私はボランティアスタッフとして、17日と18日に参加したけれど、休憩時には好きなバンドを見にいくことができた。

1番楽しみにしていたバンド。Blue Mash。もともとサブスクを聴いていて、今年の7月のいつきソニックを観に行ってびびっときた。これだ、これだ、これだ、、これが私の探してた熱量、感情、音楽、言葉。
それまでロックバンドを好きになったことがなかったから、自分の中にこんなに拳突き上げー!みたいな精神があるなんて知らなくて、Blue Mashのおかげでわたしは新しい自分にも出会えた。

そこから約2ヶ月ぶり。(正式には閃光ライオットも友達と旅先の名古屋のマックでリアタイしたけど)本当に楽しみでほぼスキップで自分の配属されていた箱からTAKE OFF 7に向かった。

始まる前から入場制限。こもった熱気。リハーサルから周りの人のステージに注がれる視線がキラキラしていて、いいライブになる予感しかない、と思った。その通りだった。

最初の一音が鳴った時に会場中みんな前に押し寄せて一気に視界が開けて前から三列目くらいに行けた。こんなにおしくらまんじゅうしたのいつぶりだろう。私の上を人がたくさん転がっていった。たくさん転がして、たくさん拳突き上げた。リハから勝手に感動して泣いててもう心身ともにぐちゃぐちゃだったけれど、最高にロックだった。忘れたくないなあ、この気持ち。

ブルーマッシュと出会って、彼らのおかげで、大丈夫っていう言葉の入っている歌がすきになった。今を生きようと思った。永遠はないと知った。大人になるもんかと思った。痛みと孤独を少し愛せた。

vocalの優斗くんの発する言葉がひとつひとつプスプスと私の心に入ってくる。わたしにとっては、優しくて、抱えた弱さや繊細さを音楽で昇華するかっこいい人。詰まるところ、マイヒーローです。たとえヤニカスでも、恋愛に未練たらたらな曲ばっかりつくってても、でも、わたしは胸を張って優斗くんの人柄が大好きで、お客さんとしてしか接することが出来ないのが悲しいくらい。
けれど、Blue Mashがいなかったら優斗くんには会えていなかったと思うし、というか、Blue Mashがいるから、今の優斗くんがいるし、私がかれらの存在に気づくことができた。え、それって結構すごいことじゃない?それだけでもう幸せなんだな〜

コーリングの後、手紙を書いた。その手紙を渡したい、この熱が冷めないうちに。熱はいつか冷めてしまうとわかっているから、永遠はないってわかってるから、この今を大事にしようと思うのです。

応募した新宿LOFTのライブが当たったので、それまではとりあえず頑張れそうだ。そのあとのことは、その時考えよう。

最後に、トーキョーコーリングを終えて思い出すこと。

ニアフレンズは、ライブで受け取ったもん自分だけのもんだから誰にも渡してくれるなよって言ってた
the paddlesはロックは優しさって言ってた
Blue Mashはライブは衝動って言ってた

私は誰に何が言えるだろうか?

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