表紙が綺麗な「アフターデジタル」読んだ。

あんまり面白くなかった。目的の薄い読書は良くない。

自分たちが想像しているよりも中国は発達しているらしい。

自分の認識と書かれている事実の乖離に驚くことになる。

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中国の面白かったところまとめ

アリババ(中国のすごい企業)傘下のアントファイナンシャルの
「ジーマクレジット」がすごい。
個人に対して「信用スコア」なるものが存在し、支払い能力や素行、個人情報開示などで点数を加算できる。
点数が貯まれば車が借りれたり、賃貸が借りやすかったりいい事が多い。
この制度が開始してから中国人のマナーは格段に良くなったとか。
(訪日中国人は?)ディディもタクシーで似たようなことしてるよ。
→ただし日本では当然負の側面ばかりスポットライトが当たるため、個人情報を開示することのリスクを取り上げる。

僕らの考える未来は僕らの今の世界にすごくデジタルがくっついたイメージ。
だけど本当はとても大きなデジタルの中にたまにリアルが存在する世界。
彼らはオンラインとオフライン、という考えからオンラインからどう顧客へ成功体験を届けるか、を考える。
→Instagramはすごくいいサービス。
 提供しているのは一見してただのSNS。
 だが、本質的に提供しているのは友達を遠出する口実、長い時間をかけた体験感、他者からの承認。

オフラインがなくなるという話ではない。喉が乾けばコンビニに行く。

より強くなれるのはUXを強めるために、よりユーザのUXデータを集められるかどうか。

フーバーというスーパーから3km以内なら30分以内に届けてくれる。
でも心配だからと店に行ってみると、魚を捌いたりしてそれが詰められているところを目の当たりにする。
→じゃあ安心やね、と次はオンラインで頼むことになる。

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日本との比較

こうゆうデータを取り入れた事例をみると日本に取り入れたくなる。が、部分的に入れても非常に効果は薄い。最上層部から変えていく意識がないと意味なし。

日本と違うのは法律の捉え方。
日本の法律はやってはいけないことを決めるもの。
中国の法律はやっていいことを決めるもの。
つまり、中国で決められていないことはとりあえずOKみたいになる。
だから、とりあえずやってみようが通じたりする。

個人情報をめちゃくちゃ守る。
ただし利用規約は読まない。

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どうすればいいか。

ユーザの良質なUXを集める
→それをサービスに活用してお返しする
→客が増えてさらにデータが集まる
のループを回す。

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結論 

中国での個人情報はダダ漏れといったイメージは変わらなかった。

だが、当然企業のトップもそれを承知で、それに対してより良いサービスを提供する義務があると認識している。

自分の周りにもいまだに現金でコンビニの支払いをする人がいる。

日本で中国における企業の成功の真似事をするのは非常に困難なので、
その技術の恩恵に預かるか、日本を飛び立つのがいい気がした。

そんなことよりコロナで中国株が下がってるから注目やな。


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