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義憤ダイアリー #003 難易度★★★ 若手のキャリア構築

こんにちは、お久しぶりです。
ペンネーム がるびあと申します。

今、友人と一緒に起業を考えていて
絶賛事業案を練り中です。

事業案を絞っていくにあたって、
色々と自分が人生で抱えてきた
義憤を洗い出したのですが
全部は叶えられないにしても
どこかで成仏したいなと思い
noteにまとめてみることにしました。

第一回目はこちら

第二回目はこちら

これまでの2回は教育関連だったのですが、
今回は若手のキャリア構築についての義憤。

私は大学を卒業して社会人3年目の年なのですが、
自分自身や周りの友人を見て思っていることです。
社会人として納得のいくキャリアを築いていくことは、
思っていたよりもずっと難しいという話です。

*

私は以前のnoteで書いた通り、
もともと新卒で青年海外協力隊に
行きたいと思っていていましたが、
ご縁がなく、まずは日本でできることがしたいと
いわゆる「就活」をするに至りました。

私の周りも海外志向のある友人が多かったので、
留学をしたり休学をしたりと、多少時期はずれましたが
ほとんどの場合日本で同じように就活していました。

私が選んだのは人材業界。
新興国の開発に興味があった私は、
モノで溢れた日本の「ものづくり」には関心が湧かず、
ヒトに関することであれば、新興国だろうと日本だろうと
関係なく、問題や課題がある分野だろうと思ったからです。

大学在学中は学習塾の講師をしていて、
子どもたちの「スタディライフ」には
寄り添う仕事をしていたので、
社会人になったら今度は社会人の「ワークライフ」に
寄り添えたらなと思ったこともあります。

ありがちな就活の教科書通り、
自己分析をして、他己分析をして、
業界研究をして、企業研究をして・・。

最終的に、全国展開をしている
人材会社に入社することになりました。

*

今になって振り返ると、
「自分がやりたいことを
備えているっぽい会社を選ぶ」
ことに
集中しすぎた気がしています。

自分が実際に入社してすぐ何の仕事をするのか、
日々のルーティンは何なのか。
自分にそれが合っているのか、
自分が大事にしたいことを守れるのか。
当時の自分に聞いても
答えられなかったはず。

入社後の仕事のことは、ぶっちゃけ
「全国転勤の人材に関する営業、
キャリアパスは人それぞれ」
くらいしか理解できていませんでした

会社側もたくさん採用していましたし、
実際配属先やキャリアパスも多様なので
詳細に伝えない方がいい都合もあったと思いますが、
実際に働き始めてやっと
「あ、こういう仕事だったのか」と
理解できました。

たまたま自分の特性に合ったところもあれば、
合わなかったこともあったのは
言うまでもありません。

*

職場環境や仕事内容を
そんなにこだわらない人も一定数いると思います。
特に自分の会社にはそういう人はたくさんいました。

でも、わたしは「誰とやるのか」
「何のためにやるのか」「どうやるのか」に
結構こだわるタイプだったので、
事前にそこをクリアにすべきでした。

もっとOBOG訪問をしたり、インターンをしたり
いわゆる「就活ガチ勢」になればよかったのかもしれませんが、
しばらく働いてみてから分かったことでもあるので
大学生として自発的に気づけたことか
と言われると疑問が残ります。

当時、社会人の一歩の解像度を
一緒に上げてくれる人がいたのなら、と思います。

*

また、もう一つ実際に働き始めてみて気づいたことは
キャリアは一瞬では積めないし、
あまり計画できるものではない
ということ。

当たり前なのですが笑、例えば

営業として3年勤務したのち、営業を統括する部署へ異動、その後にエリアマネージャーに昇進し、4年務めたのち独立。自身の会社を創業し、2年で年商◯◯億円を達成。

みたいな経歴を見て、
「いいなあ、こんな風になれたらなあ」と
呑気に思っていのですが、
この人も最初は一番の若手として、
営業を3年続けていた
わけです。
しかもその後のキャリアなんて、見えない中で。

そのことが自分の中で腑に落ちず、よく同期と
「朝起きたら社歴5年目になってないかなあ・・」って
話していたのを覚えてます。笑

目の前の仕事への気持ちと
不確定要素の高い将来とのバランスに揺れるし、
一歩一歩しか進めないことは不安で歯痒い。
「このままでいいのかな・・」って
思っている若手は多いのではないでしょうか。
(若手じゃなくてもそうなのかな)

そこに手を差し伸べてくれる人がいたのなら、と思います。

*

わたしの学生時代の友人も同様に、
入社後に自分のこだわりに合わないと感じたり、
せっかく秀でたところがあるのに
それが全然生かされなかったり、
ミスマッチがたくさん起きていて
転職を余儀なくされています。
むしろ転職していない友人の方が
少ないのではないかと思えるほど。

当事者じゃないから冷静に思えるのかもしれませんが、
わたしの素敵な友人に何を・・・!と
思うケースも多々あり、心苦しい。

転職が当たり前の時代になってもやはり、
何度も繰り返すことは個人にとっても
会社にとっても損失が大きいですし、
もっと入り口のマッチングを強化すべきだと思います。

会社が審査員で、就活生が受験生みたいな
一方的な面接ではなくて、一緒に、
合っているところと合っていなさそうなところを共有し、
すり合わせするような。

特に初めての就職なら、マッチングすべきポイントが
求職者自体でも把握できていないので、
会社が率先してすべきだと思います。

わたしも人材会社にいて採用側に携わったこともあるので
それをすることのコストも想像できるのですが、
長い目で見ても、人の生活に大きく関わる
責任ある存在であることからも、すべきです。

完全に一から1人でキャリアを築いていくのも、
難しいし、不安が大きい。
同じような道を通った先輩や、
キャリアパスをもっと俯瞰してみれている人事が、
もっと若手に手を差し伸べてほしいです。

今はコーチングやキャリア相談などの
外部サービスも充実してきていますが、
そのような機会に課金しなくても自分自身を理解し、
ワークライフや将来を一緒に考えてくれる人が、
職場にいてくれれば、と思います。
運ゲーではなくて、確実に。

*

もともと「人が働くこと」に関心があって
人材業界を選んだので、
人材に関する義憤は自分自身強いところがあります。
メイン事業として取り組むことは
今のところ無くなったのですが、
人事はどんな事業をしていてもついてくること。

新しく仲間を増やす際には、
雇用形態、その人のプライベートとのバランス、キャリアパス、
得意不得意、人間関係など、
柔軟に考えられる制度や姿勢を
必ず作りたいと思っています。
また、自分たち自身のことも
おざなりにせず、しっかり考えていきたい。

仕事は生活の大きな部分を占める要素だから、
しっかりと責任を持ち、行動に移したいです。

*

最後までお読みいただきありがとうございました!
あと2,3個くらい、義憤ダイアリー書く予定です。






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