Enlistedの車両戦の話

このあいだ書いたEnlistedの話が若干情報飛ばしすぎた感じあったなってのの反省文です。「WarthunderとかEnlistedの装甲概念の話」ってタイトルで書いたんだけど変えました。
システム的な話殴り書いていきます。

避弾経始(傾斜装甲)

みなさん歩いていて足を踏み出した先や飛び降りた先が斜めだったらずっこけやすいですね?これは発射された弾丸や砲弾が鉄板のような固いものに当たるときも一緒です。装甲に斜めに当たった弾は滑り、貫通力をその分無駄にすることとなります。
また、横断歩道を渡るときに道路に対して直角なルートで渡るのと斜めに渡るのとでは後者の方が距離が長くなりますね?これは砲弾が装甲板を貫いていく際の距離も一緒です。斜めにした装甲板は厚さ以上の見かけ上の厚さを手に入れます。
この二つの理屈を合わせた装甲概念が避弾経始と呼ばれています。ちなみにこの「避弾」あたりはいいとして「経始」あたりが謎の単語ですが、単語として存在するの日本語だけでだいたいの言語で傾斜装甲だの曲面装甲だの呼ばれています。それでいいじゃん。

この概念による装甲厚の増大は設計だけでなく、立ち回りによって生み出すこともできます。これがいわゆる食事の角度、食事時の角度、昼飯の角度と呼ばれる奴で、敵を少し斜め前、すなわち11時か1時あたりの方角、昼飯を始める時間終わらせる時間にちょうど良い時間の向き(表現法や角度には諸説や車両による変動あり)に立ち回ることで装甲戦闘車両は最大の防御力を発揮するという事です。

Enlistedや前作(?)Warthunderでは(かなり味付けが強いにせよ)この概念による砲弾、装甲の振る舞いをリアルタイムに算出することで、攻防において単なる装甲の厚さや貫通力以上の駆け引きを生み出しています。

ちなみにこの効果を砲弾側で軽減していたりする(その究極系がAPFSDSやHEAT)点もちゃんと再現されていたりするのですが、特に現行Enlistedではそこまで考える必要ないしWarthunderの2015年5月のアップデートの話とかしないといけないのでそこまでは説明しません。

ダメージとか撃破判定とか

Enlistedでは貫通したら何ダメージとかそういうのではなく、貫通した砲弾や、徹甲榴弾なら炸裂して飛び散った破片が乗員や内部構造に当たり、十分なダメージが蓄積すればその部位に応じた損害が与えられます。

乗員ならキルとなりますし、エンジンやトランスミッションであれば移動が不可に、銃砲であれば発砲が不可にといった形です。ここでは割と単純なHP制が採用されていますが、部品に関しては完全破壊の前に中破による性能低下が発生します。また、エンジンや燃料タンク、トランスミッション等の可燃油、銃砲弾などの火薬が含まれる部位の場合、ダメージによっては炎上によるDOTダメージ、更には爆発による即死も発生します。

Enlistedでの分隊としての撃破は人員を全員キルすることというルールは車両隊であっても変わらないので、車内にいる場合には貫通弾を当てるか、車両を放棄するまでダメージを与えて車外に脱出させ、通常の歩兵と同様にキルすることで撃破となります。
車両に関しては乗員がいる場合その全滅、車外で乗員が全滅した場合にはその後に銃撃を受けることで自動で破壊されます。

以後保留

実はWarthunderでは鋳造とプレスで装甲厚が違うとかの話もあるし弾に依っての傾斜補正とか特定の車両の変な構造とかもあるんですけど終わります。

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