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4人子持ち家庭が新型コロナウイルスに感染した話③【あれこれ編】

今回の経験したあれこれを書いていきます。

【保健所の対応】

保健所からの電話はわりとすぐ来たが、基礎疾患や服薬の有無の確認、食料やパルスオキシメーターはうちさぽ東京に自分で申し込むこと、宿泊療養も希望する場合は自分で申し込むことを伝え、あとは療養期間を教えてくれるのみ。これも発生届の日から一律10日間。そしてこれ以降の電話はないことを伝えられて終わる。
「後は自力で頑張れ」感。
たまたま兄の聞き取りの時に「発達障害グレー」であることを口走ったおかげで「保健所からの経過観察が必要か」聞かれ、何かあった時に一つでも多く頼る先があった方が良いと思い、お願いしますと返答。
翌日電話してくれた保健師さんが親切で、療養期間と濃厚接触者の待期期間について詳しく教えてくれた。
私はネットからの情報で「陽性者の療養期間終了日の翌日からさらに10日」だと思っていたのだが、最近ルールが変わり「隔離やマスク等の対策を取り始めた翌日から7日」で良いとのこと。
こういうことは聞かないと分からないので、忘れず聞いた方が良いなと思った。できれば電話が来る前に、何を聞いておきたいか考えておくと良い。
またこの方が「PCR検査が後日になっても、療養期間は症状が出た日から数えて10日で良い」と教えてくれた。さらには「何か困ったことがあったらこの番号にかけて良いですよ、保健所につながりますので」とまで言ってくれ、大いに安心。本当にありがたかった。

【食料支援】

申し込んで2日くらいで届いたかな? 事前に配達員の方から電話があって、これから行きます、インターホン越しに名前の確認したら、玄関前に置いておきますと伝えてくれる。
大きな段ボール2箱と水が1箱。内容はレトルト食品やゼリー飲料から、お菓子やコーヒーまで、結構バラエティに富んでいた。
我が家は嗅覚味覚障害が出た人はいなかったので、色々美味しく頂けた。毎日同じようなメニューだと子供も飽きてしまうのでありがたかった。
パルスオキシメーターは自分で購入したものがあったので申し込まず。

【学校や保育園、習い事等】

陽性になったことを連絡。
先生方が「大変ですね、元気になってまた来るのを待ってますね」と明るく声をかけてくれたのがありがたかった。
実は私は職場での陽性第1号だったので、申し訳ないやら肩身が狭いやらで、更に子供は心配だし、かからせてしまったと落ち込んでもいたので、こうして明るく声をかけてもらえて非常に救われた。
かかっても責められないし、治って元の生活に戻っても排除されないよ、と感じさせてもらえたのが心の支えになった。
あちこちに連絡したり、保健所から電話が来たりで、最初の2日くらいは電話ばかりしてた気がする。

【かかりつけって大事】

実は1月末にも双子兄が39℃の熱を出し、その時は週末だったのでかかりつけが開いておらず、発熱相談センターに電話したりして、少し遠くて以前かかったことのある小児科でPCR検査をしてもらいました。結果は陰性でした。
発熱相談センター、どこかの医療機関を紹介してくれたり予約とったりしてくれるわけではなく、都のHPで公開されているPDFと同じ情報しかないので、PDFが見られる人は自分で見て直接問い合わせする方が良いと思う。批判する気はないです、PDFが見られない人だって大勢いるだろうし。電話が殺到しちゃうので(つながりにくかった)自分で情報取れる人はそうした方がいいよと。大体この有事に、24時間体制でコールセンターで対応してくれる方たちがいるというだけで頭が下がります。
今回の発熱は平日だったので、かかりつけ医で診てもらいました。うちは幸い、双子の時からずっと診てもらっている顔パスのお医者さんと、顔パスのかかりつけ薬局があるので、そちらに電話したら即対応してもらえて非常にありがたかった。
かかりつけ薬局の方は「お薬はもちろん、経口補水液とか、薬局で扱ってるものならおうちまで届けに行くので、必要だったら電話して下さいね」と言ってくれて心強かったです。
私もそうだったけど、若くて健康な一人暮らしの人ってかかりつけ医がなかったりするので、もし自分がかかったらどこで診てもらえるか調べておくのも大事だと思う(とにかく家の近くがいいよ!)。
ただ、かかりつけ医でPCR検査ができなかったのでちょっと面倒なことに(次で書きます)。

【困ったこと】

かかりつけでは抗原検査しかできず、双子弟は熱の上がり始めとピーク、2回検査したけど陰性。でも咳をし始めたので「これは陽性だろうなぁ……」と隔離。
その後ムスメも熱を出したけれど、翌日は祝日で、休み明けにはすっかり平熱。
かかりつけは「陰性(濃厚接触)でも陽性でもやることは同じ、自宅から出ないで経過見てね」という方針だったので、特にPCRは受けずに「双子弟とムスメも陽性であろう」という前提で対策をとっていた。
しかし他の医療機関や習い事に予約を取り直そうと電話をかけると「PCR検査はこれから受けるんですか?」「保健所の指示の療養期間はいつまでですか?」と、陽性陰性はっきりしないと対応してもらえないという回答が続き、めんどくせーなもう!とPCR検査を受けられる病院(ちょっと遠い)まで二人を夫に連れて行ってもらった。
結果、双子弟は陽性でムスメは陰性だったんだけど、これうちのあたりは検査できるところまだあるからいいけど、検査まわってないような地域はどうしてるんだろう?

【療養期間中の生活】

双子はオンライン授業があったので、学校とのつながりも保てて良かったです。ずっとつないでいるわけではなく、1日1~2時間だったので、宿題や学研のプリントをやっても半日くらいは暇になり、YouTubeを見まくっていたけど。でも最初は「(普段見られない)YouTube見放題、サイコー!」だった彼らも、さすがに数日で飽きたらしく、「人はYouTubeのみで生きるに非ず……」と感じました。
隔離が続いて寂しくなっちゃった、と兄が少し泣いたり、咳が続いた弟が「ぼくの体どうなっちゃうんだろう」と不安がったりしましたが、幸い私も陽性だったので、気兼ねせずたくさんギューッと抱きしめ、添い寝して過ごしました。
下の2人はとにかく暇を持て余し、基本テレビ(アマプラ、YouTube、Disney+など)をつけっぱなし。段ボール箱を車に見立てたり、紙を切って長くつないでラプンツェルの髪に見立てたりと、ムスメがする遊びに末っ子が加わって(ほんの少し)遊び、ケンカして怒られジャンプして怒られ走り回って怒られ……。
濃厚接触者としての待期期間はもっと短くてよかったんだけど、念のため療養期間に合わせて目いっぱい休ませたので、暇と元気を持て余していました。広い家ならトランポリン置いたりお庭で遊んだりできるのかもしれないけどねぇ。あと暇だから食べまくってた。常に「なんかおなかすいた、おやつちょうだい」。末っ子ずっしり重くなった。
私は常に食べ物の準備に追われ、双子のオンライン授業のサポートや宿題見たり、合間で仕事したり(休み扱いなんだけど、繁忙期に2週間近く抜けるので、さすがに申し訳なさすぎて何もしないわけにはいかなかった)。あとこんな長期の休みはもうないだろうと、断捨離していた。自分の療養をしたという感覚はあんまりない。

【おわりに】

もはや防ごうと思っても防げるものではない、それくらい感染拡大してしまっている今。
幸い我が家はみんな超軽症だったけれど、それでも突然悪化したら……、後遺症が出てきたら……、と不安でいっぱいでした(今でも不安が残ります)。
こんな思いを二度としなくて済むよう、感染対策を続けていきたいと思います。
少しでも早くこのコロナ禍が終息するよう願っています。

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