イタリアワインについてざっくり④南イタリア編
アブルッツォ州
羊さんがたくさんいる州
天候に恵まれ、そんなに努力しなくてもそれなりにいいワインがたくさんできてしまうので量重視寄りでしたが、今はどんどん品質が向上しているそうです
赤ワインといったらモンテプルチアーノ・ダブルッツォ!
白ワインといったらトレッビアーノ・ダブルッツォ!
わたしはメルロー気分の時モンテプルチアーノを選びがちです
果実味がふくよかで、でもメルローより酸味がほんのりあって、お食事に合わせやすいです
モリーゼ州
かつてアブルッツォから分離した州
なのでアブルッツォに似てるワインがあります
とても小さな州で、ワインも日本でそんなにお目にかからないので探したところ、土着品種のティンティリアという濃くてぽってりした赤ワインに出会えました
カンパーニア州
ナポリ、アマルフィ、青の洞窟、ポンペイ遺跡など、イタリア行ったら絶対行きたいとこですね
白ワインですと、繊細なフィアーノや飲みごたえのあるグレーコ、アロマティックなファランギーナ
赤ワインはなんといってもタウラージ!アリアニコという南イタリアの土着品種で作られるしっかりしたワインです
プーリア州
カリフォルニアのジンファンデルと同じDNAを持つプリミティーボが有名です
それ以外にもネグロアマーロなど、果実味がどっしり甘酸っぱく感じるような赤ワインがたくさん!
シャルドネが意外と美味しいです
みんな大好きなチーズ、ブッラータの故郷でもあります
バジリカータ州
死火山のヴルトゥレ山の近くで作られるアリアニコデルヴルトゥレという赤ワインが素晴らしいです
アリアニコではタウラージと二大巨塔になります
カラブリア州
土着品種たくさんあります
白ワインも素晴らしいですが、赤ワインが有名です
ガリオッポから作られる赤ワインは濃いめなのにタンニンはなめらかで飲みやすいです
ピリ辛料理がよくあるそうで、たしかにピリ辛に合いそうなワインです
シチリア州
地中海に浮かぶシチリア島
イタリアで一番大きな州で、気候が様々です
有名な赤ワイン用ブドウ品種はネロ・ダーヴォラ
これに軽めの赤ワイン用ブドウ品種のフラッパートを入れてつくるチェラスオーロ・ディ・ヴィットリアはシチリア唯一のDOCGです
他にエトナ火山の麓で作られるネレッロ・マスカレーゼが注目されています
メルローやカベルネやシラーも作られています
白ワインは、グリッロやカタラットやインツァリアなどの土着系のほか、シャルドネも素晴らしいものがあります
酒精強化ワインのマルサラワインも有名ですね
離島のワインも素晴らしいものがあり、パンテッレリア島のジビッボから作られるデザートワインはすべての人を魅了しそうな香りを持ちます
サルデーニャ州
カンノナウという赤ワイン用品種から作られるワインは秀逸です
カンノナウはグルナッシュのことなのですが、南仏のグルナッシュやスペインのガルナッチャと印象がまるで違います
きゅっと締まりの良い上品なら味わいです
白ワインはヴェルメンティーノが美味しいです
海っぽい味わいがあります
①から④までで、イタリアを簡単にまとめてみました
ふかーいふかーいイタリアワインの世界の入り口だけ見ていただけたと思います
個性的で、国際的で、国際的な作りにしてもイタリア感が絶対あって…そんなイタリアワインが好きです
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