メドックの格付けシャトーあれこれ③
三級のシャトーは14コ
サンテステフ 1コ
Chateau Calon-Segur
シャトー・カロン・セギュール
ハートのラベルがかわいくて大人気のワインです
カロンは古語で木という意味で、ローマ時代にカロンという村があったそうです
ラフィット もラトゥールもムートンも所有していたセギュール侯爵が持っていたのでカロン・セギュールになったそうです
ハートが書かれている理由が、セギュール侯爵の有名なセリフ
「われ、ラフィット ラトゥールをつくりしが、我が心、カロンにあり」
見た目の可愛さと味わいのギャップがあるワインで、洗練された印象、しっかりした骨格を持つ熟成向きワインです
サンジュリアン 2コ
Chateau Lagrange
シャトー・ラグランジュ
評判が落ち切り売りされていたが、残っていた一部を日本のサントリーが買い取りました
邸館や醸造所や畑を徹底的に改善し、大復活したのです
はじめは、日本人が… ?と白い目で見ていた現地の人々にも、努力が実り受け入れられました
Chateau Langoa-Barton
シャトー・ランゴア・バルトン
二級のレオヴィル・バルトンのお隣のシャトーです
こちらも一時期荒れていたようですが、引き継ぐ方々の努力が続いて、今ではサスティナブルに力を入れ素晴らしいワインを作っています
マルゴー 9コ
マルゴー村マルゴー 3コ
Chateau Ferriere
シャトー・フェリエール
なかなかお目にかからないワイン
フランスのホテルやレストランのチェーンの専売ワインのような感じになっていたようですが、今はそんなことはないので、どんどん見かける機会が増えるかも?
Chateau Malescot St-Exupery
シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリ
マルゴーらしい柔らかさを持つワイン
星の王子様のサン=テグジュペリと同じスペルなので、印象に残りやすいですね
Chateau Marquis d'Alesme-Becker
シャトー・マルキ・ダレーム・ベッカー
マレスコ・サンテグジュペリの兄弟的ワインでしたが、今ではこちらこちらで評価されています
2009年から末尾の-Beckerがとれているそうです
カントナック村だけどマルゴー名乗れる 6コ
Chateau Palmer
シャトー・パルメ
パルメ将軍が手に入れてこの名前になりました
名前の印象と逆で、一度見たら忘れられない美しいラベルと華やかな香りのワインです
Chateau Kirwan
シャトー・キルヴァン
1855年の格付けが決まった時は三級のトップだったそうです
他のシャトーもそうですが、長い歴史がありますから、五級並みでは?と言われた時期もあったようですが品質は向上して、タンニンが滑らかでバランスのよいワインです
Chateau d'Issan
シャトー・ディッサン
シャトーマルゴーと並ぶ存在だった頃もあるシャトー
カベルネ・ソーヴィニヨンのポテンシャルが高く、マルゴーのわりにしっかりした印象
Chateau desmirail
シャトー・デスミライユ
メンデルスゾーンが持ち主だったこともあるそうです
畑や建物があちこち人手に渡ったりしてパルマのセカンドっぽく扱われたり、幽霊扱いされたりしたそうですが、持ち主が統一されて復活したそうです
Chateau Boyd-Cantenac
シャトー・ボイド・カントナック
ボイド家に買われてこの名前になりました
しっかり目な印象です
Chateau Cantenac-Brown
シャトー・カントナック・ブラウン
スポーツ画家のブラウンさんが買ったのでこの名前になりました
環境に配慮したワイン作りをしています
芯があるけど柔らかみがある、親しみやすさを感じます
ラバルド村でマルゴー名乗れる 1コ
Chateau Giscours
シャトー・ジスクール
ジスクーツさんという方のお家だったからこの名前になったそうです
家族騒動やスキャンダルで評判を落としていたようですが、買収された先がよくて改良を行い復活したシャトーです
エレガントで美味しいです…!!
オーメドックのリュドン 1コ
Chateau La Lagune
シャトー・ラ・ラギューヌ
干潟という意味です
グラーヴ寄りで、他のメドックワインとちょっと違う個性を持ちます
プチヴェルドが他より多めです
歴史が長いせいか、どのシャトーもずっと順風満帆とはいかないのですね
持ち主さん次第…
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