ルールに従わせようとすることは、考えない人を育てること。


ルールには「つくった人」がいて「守る人」がいる。「つくった人」が話し合いなく決めたルールに従わせようとすると、ふたつの不都合がおきることに気づいた。ひとつは「相手の考え」を知ることができないこと。もうひとつは相手が自分で考えようとしなくなることだ。

ルールに従うことを伝えるのに対話は必要がなく、「〇〇してね」「〇〇はしないでね」といった伝達でじゅうぶんだ。相手が何を考えているか?どんな感情を抱いているのか? 知ることがないから、こころのつながりも感じられない。

なによりも、「守る人」が自分で考えることをしなくなること。ルールからはずれると「つくった人」の機嫌が悪くなり、叱られるようなことが続けば、ただただ従っていようと思うだろう。

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