不育症検査を受けて(13万円...)
今日は初めて不育症の検査を受けてきた。
不妊治療という言葉は世に広まりつつあるが、不育症は聞いたことがない人もいるだろう。
着床まで至らないのが不妊症、着色後の流産を繰り返すのが不育症だ。
私は授かるまでも不妊治療で数年がかりなのに、着床後もうまくいかない。ついに不育症までやる羽目になってしまった。
検査内容は子宮内エコーと血液検査。不妊治療と比べて痛くないのが唯一の救いだ。子宮内エコーや採血は不妊治療でもう慣れっこである。
子宮内エコーには思いがけず感動した。いつもの超音波で子宮内をただ診るだけではない精密なものだった。
子宮の形態を拡大できたり、内部の何かが色つきで表示されたり、動脈の波を表示できたり。
私が日々行なっている体外受精は高度医療にあたるので、これまで最先端の医療機器に触れてきたつもりだったが、世の中にはまだ見ぬ最新の医療機器がごまんとあるもんだ。(余談だが、医療機器メーカーを応援するために株を買おうかなとも考えた。)
結果は異常なし。私の子宮はありがたいことに正常に動いてくれていた。
採血検査はというと、医師から検査項目の紙を見せられた。ズラッと並んだ項目はおそらく20個近くあっただろう。
慣れっことはいえ採血は大嫌いだ。かつて不妊治療で体外受精を始めるため転院したときは7本採血した。今も昔もそれが最高記録だ。
採血室に呼ばれて覚悟を決めた。
看護師さんに採血の本数を聞いたら「6本」と言われた。記録が塗り替えられずホッとした。看護師さんが気を遣って「でも、6本といっても、大さじ1.5杯くらいですよ。」と言ってくれた。
大さじ1.5杯。採血する血液量を大さじで表現する人は初めてだ。私は採血されながら頭の中でぐるぐると考えた。昨晩エリンギと鶏むね肉の炒め物を料理したときにちょうど醤油を1.5杯。あの量か。・・・意外と多くない?
そうしているうちに採血は終わり、結果は3週間後と言われた。もしかして妊娠継続できない体です、となる可能性もあるんだもんな。腹を括って待つしかない。
お会計は13万円。これでもう流産をしなくて済むなら安いもんだが、にしても高い。なにせ不妊治療で総額150万円弱使っているので痛い出費だ。
そう思うしかない。家に帰れば花たちが「お疲れ様」と慰めてくれるし。
結果が待ち切れない!
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