![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146356896/rectangle_large_type_2_06bbf2efc96bb8e4c8955587b8b7e4a0.jpeg?width=1200)
#6 『マネジメントへの挑戦』 一倉定 / 日経BP 2020(復刻版)
私は基本、素直でお気楽な性格ですが
時には会社や上司に対して
批判的な考えを抱くことも、まあ、あります。
判断してくれない上司。
だんまりの先輩。
冷めてる同僚。
自己主張つよめな後輩。
この状況をハンドリングしない上司の上司。
会議では議論が噛み合わない。
ここはカオスか。
私は、目の前の問題に早く結論を出して
定時退社したいのですが…
一体どうしたら、この職場はよくなる?
そんな一時期、マネジメントの本を
いろいろ読みました。
計画、実施、統制、チームワーク。
はい、一倉先生の仰るとおりです。
どれも甘い、どれも足りない、私の所属部署。
でも、この本を読んで、一番衝撃だったこと。
経営担当者にとって、ほんとうに大切なことは、下(≒部下)を向くことではなくて、まず上(≒顧客)を向くことである。
よい部下になれないものが、よい上役になれるわけがない。(中略)よい部下の態度とはどういうものであろうか。それは、「上役は自分に何を求めているか」をはっきりと認識することである。
上のつぎには横を向くことが必要なのだ。自分の同僚が自分に何を期待しているのか、どうしてもらいたいのかを知ることである。自分の部門の都合ばかり優先していたら、(中略)結局は部下にやらずもがなのオーバー・ロードをかけることになる。
有能な経営担当者は、「部下が自分に何を期待しているか」ということではなく、まず、上役が自分に何を求め、同僚が自分に何を期待するか、ということを確実につかむ。そしてだから自分は部下に何を要求するか、ということを考えるのである。
当時の上司たちに対しては
もっと現場を見てほしい、理解して欲しいと
内心不満を持っていました。
だんまりな先輩に経験をもっと披露してほしかった。沈黙する理由を上司がケアして、もっと発言を促してあげてほしかった。
冷めてる同僚に戦力になってほしかった。上司がもっと仕事に巻き込んで積極的にさせてほしかった。
後輩に、人の気持ちを考えて発言できるようになってほしかった。上司には教育的指導をしてほしかった。
うーん…今でもたぶん同じことを思う。
だけど。
じゃあ、私は何を求められていたかな??
人に求めることはたくさんあって
一方、私はなにが出来ていたかな。
上(お客様)を見る方が大事。
次に横(同僚)見ることが大事。
上司のお客様は誰か。
私のお客様は誰か。
ではまた。
【読書メモ・感想】
まとめるために再読して、刺さったところ。
「従業員が働かないのは、働いてもそれがほんとうに自分のためになるかどうか、わからないからなのだ」
成果配分方式の賃金制度の話でしたが。
私には、評価や処遇の制度設計・運用をする権限はないので、もう少し考える。
給料以外に「自分のため」になることはないかな?なんだろう。他人の場合、その人の好きなこと、大切にしていること?
それがいわゆる、内発的動機、ってことか。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!
⭐︎少しでもお役に立ちそうな話だったり
気に入っていただけたりしたときは
スキ❤️で表していただけると
とても嬉しく、励みになります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?